ホンドーの紹介:1953年アメリカ映画。米国陸軍騎兵隊とインディアンが抗争を繰り広げていた時代を舞台に、騎兵隊の偵察兵と夫が家出したままの女牧場主との関係を描いた西部劇で、後にテレビシリーズ『アパッチ大平原』の原型ともなった作品です。
監督:ジョン・ファロー 出演者:ジョン・ウェイン(ホンドー・レーン)、ジェラルディン・ペイジ(アンジー・ロウ)、ワード・ボンド(バッファロー・ベイカー)、マイケル・ペイト(ヴィットロ)、ジェームズ・アーネス(レニー)、ロドルフォ・アコスタ(シルヴァ)ほか
映画「ホンドー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ホンドー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ホンドー」解説
この解説記事には映画「ホンドー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ホンドーのネタバレあらすじ:起
1874年頃のアメリカ・アリゾナ準州。インディアンとの小競り合いで馬を失ったアメリカ陸軍騎兵隊の偵察兵ホンドー・レーン(ジョン・ウェイン)は、女牧場主アンジー・ロウ(ジェラルディン・ペイジ)が幼い息子ジョニー(リー・エーカー)と二人で暮らす牧場に辿り着きました。最初は警戒していたアンジーとジョニーでしたが、ホンドーの身分を知って一安心、ホンドーは牧場に泊めてもらうことになりました。
アンジーの夫エド(レオ・ゴードン)は牛を追いに出かけたまま戻っておらず、アンジーとジョニーがこの牧場に留守を守っているのです。アパッチ族とは休戦中ではないのかと問うアンジーに、ホンドーは白人側がアパッチ族との約束を破ったことを明かし、決して警戒を怠らないよう忠告しました。
ホンドーのネタバレあらすじ:承
過去に妻を亡くしているホンドーは、たくましく生きるアンジーに何か惹かれるものを感じ始めていました。翌朝、アンジーから馬を買い取ったホンドーが任務のため牧場を後にした後、アンジーの牧場にアパッチ族の酋長ヴィットロ(マイケル・ペイト)率いる一団が現れ、立ち退きを要求してきました。しかし、ジョニーは母を守りたい一心で銃を手にして抵抗、その勇気を称えたヴィットロは血の契りを交わし、この牧場を二度と襲わないと約束しました。
一方、砦に戻ったホンドーは、友人のバッファロー・ベイカー(ワード・ボンド)からアパッチ族が蜂起したことを伝えられました。その夜、酒場に出向いたホンドーは居合わせていたエドから因縁を付けられ、アンジーの夫とも知らずにぶちのめしました。エドはホンドーの馬の鞍が自分の物であることに気付き、馬をアンジーに返しに向かったホンドーの後を追うも途中でアパッチ族に襲われ、助けに来たホンドーに銃を向けたので、ホンドーは仕方なくエドを射殺しました。
ホンドーのネタバレあらすじ:転
アパッチ族に捕らえられたホンドーは、副酋長シルヴァ(ロドルフォ・アコスタ)から仲間の居場所を教えるよう拷問を受けましたが決して屈しませんでした。その勇気に感心したヴィットロはホンドーとシルヴァを一騎打ちさせ、シルヴァを打ち負かしたホンドーはその勇気を認められて解放されました。に脅されるものの動じない。
アンジーの牧場に着いたホンドーはエドの死を伝えましたが、自分が殺したとは打ち明けられませんでした。その頃、ヴィットロらアパッチ族は白人との全面抗争を決意、騎兵隊もバッファローや士官学校を出たての若き将校マッケイ中尉(トム・アイリッシュ)らによる部隊を編成しました。ホンドーは、ヴィットロは約束を守る男だと忠告するもマッケイは聞き入れず、そのまま戦闘の準備を開始しました。
ホンドーは部隊に同行しているスカウトのレニー(ジェームズ・アーネス)からエドの死体を見たと告げられて強請られ、思わず殴り倒しました。一部始終を見ていたアンジーにホンドーは自分がエドを殺したことを打ち明けました。アンジーは、エドは牧場目当てに自分と結婚した最低な男だったことを明かし、ホンドーを快く許しました。
ホンドーの結末
ホンドーはアンジーにプロポーズ、カリフォルニア・サンディマスにあるホンドーの牧場で人生をやり直そうと考えました。その時、アパッチ族に襲撃された部隊がホンドーの前に戻り、負傷したマッケイはヴィットロを討ち取ったことを伝えました。ホンドーはすぐさま部隊に出発するよう指示しましたが、新たに酋長となったシルヴァ率いるアパッチ族の集団が襲い掛かってきました。
ホンドーら一行は荷馬車などで円を作って防御、犠牲者を出しながらもアパッチ族と対抗しました。ホンドーは襲い掛かって来たシルヴァを倒し、酋長を失ったアパッチ族は徹底していきました。ホンドーはマッケイの勇敢さを褒め称え、アパッチ族も終わりだというバッファローにこの地の生活も変わるだとうと告げました。
そして、ホンドーとアンジー、ジョニーは部隊と荷馬車隊を率い、カリフォルニアに向けて出発しました。
以上、映画「ホンドー」のあらすじと結末でした。
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