マクリントック(別題:大西部の男)の紹介:1963年アメリカ映画。ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『じゃじゃ馬ならし』を基に、舞台を西部開拓時代のアメリカに置き換えた痛快コメディ西部劇です。西部の大地主である主人公マクリントックの元に別居中の妻が舞い戻ってきたことから巻き起こる騒動を描きます。
監督:アンドリュー・V・マクラグレン 出演者:ジョン・ウェイン(ジョージ・ワシントン・マクリントック)、モーリン・オハラ(キャサリン・マクリントック)、パトリック・ウェイン(デヴリン・ウォレン)、チル・ウィルス(ドラゴ)、ステファニー・パワーズ(ベッキー・マクリントック)ほか
映画「マクリントック」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マクリントック」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マクリントック」解説
この解説記事には映画「マクリントック」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マクリントックのネタバレあらすじ:起
アメリカ西部の大牧場主であるジョージ・ワシントン・マクリントック(ジョン・ウェイン)は地元でも名の知れた大金持ちであり、町の人々から厚い人望を得ていました。ある日、マクリントックの町に開拓民たちが押し寄せ、牧場主仲間のベン・セイジ(ブルース・キャボット)の息子ヤング・ベン(エドワード・フォークナー)がナーバスになったことからマクリントック自ら開拓民たちの前に現れ、政府が与えた不毛の地に入植することを諦めさせるため開拓民たちに警告しました。
その際、開拓民のひとりデヴリン・ウォレン(パトリック・ウェイン)はマクリントックに雇ってほしいと頼み込みますが、マクリントックは申し出を断りました。その後、相棒のドラゴ(チル・ウィルス)と共に町の雑貨屋に向かったマクリントックは、店主のジェイク・バーンバウム(ジャック・クラスチャン)から、2年前に別居した妻キャサリン(モーリン・オハラ)が町に舞い戻って来たことを知らされました。
マクリントックのネタバレあらすじ:承
キャサリンの滞在するホテルに駆け付けたマクリントックは、一人娘ベッキー(ステファニー・パワーズ)の親権を譲り渡すことと離婚届にサインすることを要求させ、それを断固として拒否しました。その後、マクリントックの前に再びデヴリンが現れ、住む家もないことからマクリントックは彼を雇い入れることにしました。マクリントックは、デヴリンの母ロージー(イヴォンヌ・デ・カーロ)の美しさに魅了され、その料理の腕前も抜群だったことから彼女も料理係として雇い入れました。
しかし、そこにキャサリンが現れ、勝手にマクリントック家を仕切ろうとしたことから、腹を立てたマクリントックは彼女を一切無視して外へ出かけていきました。しかし、キャサリンはそれでもマクリントックの後を追い、徹夜をしてまで雑貨屋のバーンバウムとチェスの勝負に興じるマクリントックに付き合うことにしました。
マクリントックのネタバレあらすじ:転
翌日、マクリントックのライバルであるマット・ダグラス(ゴードン・ジョーンズ)が州役人のアガード(ストローザー・マーティン)と共に現れ、マクリントックが居住許可を出したインディアンが開拓民とトラブルになっていることを告げました。マクリントックは保安官ジェフ・ロード(チャック・ロバーソン)やキャサリンらと共に現地に向かうも、トラブルは収集どころか大混乱となってしまいます。
そんな折、東部の大学に留学中だった娘ベッキーが汽車で町に戻ってきました。そして、同じ汽車に乗り合わせていた、マクリントックとは昔馴染みのインディアンの酋長たちも駅に降り立ちましたが、アガードはインディアンに圧力をかけようとしていました。デヴリンはベッキーに一目惚れしてしまいますが、彼女は既にダグラスの息子ダグラス・ジュニア(ジェリー・ヴァン・ダイク)と交際していました。しかし、マクリントックはデヴリンがベッキーに想いを寄せていることに気が付いていました。
マクリントックの結末
インディアンの酋長たちは州政府の立ち退き命令を無視、マクリントックはインディアン側の代弁者としてカスバート・ハンフリーズ知事(ロバート・ロウリー)に掛け合うも州政府は騎兵隊が到着するまで酋長たちを強制収容することを決定してしまいました。納得がいかないマクリントックはロージーとヤケ酒を飲み、キャサリンに誤解されてしまいますが、ロージーはロード保安官と交際していることからキャサリンの誤解も解けました。
そして独立記念日、ロデオ大会で町中が盛り上がっている最中、インディアンたちが酋長たちを救出しようと収容施設を襲い、町は逃げ出したインディアンで大混乱に陥りました。やがて騎兵隊が出動し、インディアンたちは逃げるようにして地元へと引き上げていきました。
マクリントックは興奮のあまりキャサリンと喧嘩を始めましたが、今度はキャサリンの方が折れて和解を申し入れました。マクリントックはデヴリンとベッキーの婚約を許し、マクリントックもキャサリンと寄りを戻す決心を固めました。
以上、映画「マクリントック」のあらすじと結末でした。
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