レッドライン7000の紹介:1965年アメリカ映画。続けざまにジョン・ウェイン主演の傑作を世に送り出していたハワード・ホークスがその合間に若い俳優たちを使って作った作品。レッド・ライン(危険速度)ぎりぎりでマシンを駆るカーレーサーたちと、彼らと恋に落ちる女たち。カークラッシュは実際のレースで撮影された。一般的に失敗作とみなされているが、クエンティン・タランティーノ等、この作品の支持者も多い。テリー・ガーや『スタートレック』のジョージ・タケイも出演しています。
監督:ハワード・ホークス 出演者:ジェームズ・カーン(マイク・マーシュ)、マリアンナ・ヒル(ガブリエル・クノー)、ジェームズ・ウォード(ダン・マッコール)、ゲイル・ハイアー(ホリー・マクレガー)、ジョン・ロバート・クロフォード(ネッド・アープ)、ローラ・デヴォン(ジュリー・カザリアン)
映画「レッドライン7000」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レッドライン7000」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「レッドライン7000」解説
この解説記事には映画「レッドライン7000」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レッドライン7000のネタバレあらすじ:悪運の女
デイトナ500でカーレーサーのジム・ルーミスが事故死する。チームメイトのマイクは、ジムの葬儀の後、ジムのカリフォルニアから来た恋人ホリーと初めて会う。彼女は宿で酔いつぶれている。前にも二人の恋人に死なれていた彼女はジムが死んだのは自分のせいだと思って葬儀に出られないほど苦しんでいた。
マイクのいるチームを率いるパット・カザリアンはジムの後釜を必要とした。彼はネッドという野心家で自信家の若者をテストして採用する。パットの妹のジュリーはネッドに一目ぼれだった。一方、ホリーは、カーレーサーのたまり場であるリンディの店の共同経営者になって再起しようとしていた。リンディも恋人を次々とレース事故で失った過去をもっていた。
レッドライン7000のネタバレあらすじ:フランスから来た女
改装なったリンディとホリーの店にダン・マッコールとフランス人のガールフレンド、ガブリエルが現れる。パットが彼のチームにダンをヨーロッパから招いたのだった。しかし、ダンはたちまちホリーを好きになってしまう。ガブリエルは直ちに彼の気持ちに気づく。彼女とダンは友達であり続けることにする。ガブリエルはマイクが気になりだす。マイクも彼女に魅了されていた。
レッドライン7000のネタバレあらすじ:レーサーを待つ女
アトランタ500でマイクら先行するドライバーがレース終盤に次々と脱落しネッドが初優勝を飾る。だが、女の子たちにちやほやされだしたネッドはジュリーをほったらかしにしてしまう。シャンペンを用意して部屋で一人ネッドを待つ妹を不憫に思ったパットはネッドに、今後妹に手を出したらタダではおかないと申し渡す。ネッドはパットの元を去って別のチームに行く。ジュリーも兄の元を去り、リンディとホリーの店で働くことになる。ジュリーはネッドがいつか彼女の元に帰ると信じていた。
レッドライン7000のネタバレあらすじ:クレイジーなマイク
ある晩、宿のペプシコーラの自販機を同じ時間に利用した縁でマイクとガブリエルは急接近する。マイクはサーキットでガブリエルに運転を手ほどきして楽しんだが、ガブリエルがダンの名を出すと突然腹を立てる。ダンのお下がりの女性と付き合うことは彼のプライドに引っかかるのだった。マイクのことをダンと相談してガブリエルが彼の部屋から出たところを見てマイクは二人の関係を誤解して、ガブリエルをののしり、頬を叩いてしまう。
一方、ホリーは自分と愛し合った男は死ぬというジンクスが気になってダンとの関係を深めることをためらっていたが、彼の愛を受け入れることを決意する。
レッドライン7000の結末:和解
次のレースでガブリエルの恐れていたことが起こる。マイクは先頭争いをするダンの横にぴったりつき、ダンの自動車をサーキット脇の塀の外に飛ばしてしまう。だが、幸いダンは軽傷で済み、ホリーはジンクスから解放される。
夜、マイクは宿のダンの部屋を訪れ、レースでダンを殺すつもりだったと告白し、謝罪する。ダンはマイクを一発殴って仲直りする。ダンの部屋を出たマイクをガブリエルが追い、二人は雨の中で抱きしめ合う。
ジュリーがテレビで観戦しているレースでネッドは何度も自動車を回転させる大クラッシュを起こしてしまう。ジュリーはネッドの病室に行く。ネッドは左手首を失いいじけていたが、今こそジュリーの愛を必要としていることに気づく。
ネッドは義手でレースに復帰する。観客席には並んで観戦しているジュリー、ホリー、ガブリエルがいた。
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