ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物の紹介:1994年アメリカ映画。ロバート・A・ハインラインのSF小説『人形つかい』を映画化したSFホラー作品です。人間の脳に寄生し人格を支配する謎のエイリアンと科学情報局員ら人類との戦いを描きます。
監督:スチュアート・オーム 出演者:ドナルド・サザーランド(アンドリュー・ニヴェンス)、エリック・タール(サム・ニヴェンス)、ジュリー・ワーナー(メアリー・セフトン)、キース・デヴィッド(アレックス・ホーランド)、ウィル・パットン(ドクター・グレイブス)ほか
映画「ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物の予告編 動画
映画「ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物」解説
この解説記事には映画「ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物のネタバレあらすじ:起
アメリカ・アイオワ州の田舎町アンブローズ郊外の森に正体不明の飛行物体が飛来してきました。地元が大騒ぎになるなか、科学情報局の局長アンドリュー・ニヴェンス(ドナルド・サザーランド)とその息子で局員のサム(エリック・タール)、NASAの宇宙人研究者メアリー・セフトン(ジュリー・ワーナー)らが飛行物体の調査のためヘリコプターでこの町に降り立ちました。スパイ衛星の情報を分析した結果、飛行物体は宇宙からやってきたUFOである可能性が強まり、現地に調査員2名を派遣したものの連絡が取れなくなってしまったということでした。
アンドリューたちは早速現場へと赴きましたが、そこにあったのは地元の少年たちが悪戯で作ったとみられるハリボテの宇宙船でした。そこでは早くも地元の人々が1ドルの観覧料を取るなど商売モードに熱心でしたが、メアリーは地元の男たちが女性に対する反応を示さないことに疑問を抱きました。
ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物のネタバレあらすじ:承
アンドリューたちは地元テレビ局に乗り込み、ディレクターのバーンズ(ブルース・ジャーチョー)に騙されたと文句を言いにきました。ところが、バーンズをはじめテレビ局の人間はまるでヒトデのような未知のエイリアンに神経を乗っ取られていました。アンドリューたちはエイリアンに乗っ取られた人々に襲われながらも、1匹のエイリアンに電気ショックを与えて生け捕りにすることに成功、そのまま町を脱出すると軍隊に町を封鎖するための出動を要請しました。
アンドリューたちは科学情報局の研究所でエイリアンを分析、その結果エイリアンが人間の体に寄生して触手からの針で神経を乗っ取り、思うがままに操ることができることが裏付けされました。しかし、もう1体のエイリアンは密かにサムの同僚ジャービス(リチャード・ベルザー)に寄生しており、アンドリューは局員全員を集めて点検しようとしたところエイリアンは逃げ出してしまい、後を追ったサムもまたエイリアンに取り付かれてしまいました。
ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物のネタバレあらすじ:転
同じようなエイリアンはジャービスの住むアパートの管理人グリーンバーグ(ニコラス・カスコン)にも、更にはダグラス大統領(トム・メイソン)の警護員にも寄生してきました。危うく難を逃れた大統領はアンドリューに説明を求めていたところ、エイリアンに取り付かれていたサムが現れ、サムは麻酔銃を撃たれて病院に収容されました。アンドリューはサムごとエイリアンに電気ショックを与えて尋問、エイリアンはサムの口を通じて地球人は利用しやすいこと、仲間は自分一人だけであること、そしてサムの心の奥底を読み取って「お前はいつも他人に指図ばかりしている。だからお前は孤独なのだ。だから息子にも恨まれる」と告げました。サムはようやくエイリアンから解放されましたが、アンブローズの町ではエイリアンは続々と分裂を始めてその数は増えていき、町を封鎖していた軍隊までもがエイリアンに乗っ取られていました。
サムは働きすぎているメアリーに自分のアパートで休まないかと勧め、二人は良いムードになっていきましたが、実はメアリーにもエイリアンが寄生しており、メアリーはその場から逃げ出すとグリーンバーグの車に乗って去っていきました。
ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物の結末
サムはエイリアンに寄生された人間は情報交換のために一度巣に戻ることを突き止め、メアリーを救い出すためにも自ら巣の調査をアンドリュースに願い出ました。今後の予測では24時間以内にアイオワ州全体がエイリアンに埋め尽くされるという衝撃のシミュレーション結果が出ており、一刻も早くエイリアンを叩かねばなりません。サムは落下傘部隊と共にエイリアンの巣となっているデモイン市内のホールへ潜入、メアリーを見つけ出し強引にエイリアンを引き剥がしました。意識を取り戻したメアリーはサムを研究施設のようなところへ案内すると、そこにはエイリアンの実験の餌食となった人間たちが繭のような物に入れられて吊るされていました。その中には脳炎を患っている子供がおり、サムとメアリーは子供を連れて脱出しました。
メアリーは、エイリアンの体組織の6割が脳であることから、子供の脳炎がエイリアンに有効であることを突き止めていました。サムたちは脳炎の感染源である蚊を大量にエイリアンの一帯に放ち、やがてエイリアンは続々と死滅していきました。しかし、巣を視察に訪れたアンドリューは最後の生き残りのエイリアンに取り付かれてしまい、ヘリコプターに乗って逃げようとしたところにサムが追い付いてきました。サムは決死の覚悟で父を撃ってエイリアンを引き剥がし、エイリアンはヘリに巻き込まれて死亡しました。アンドリューは病院に運ばれ、その後サムはメアリーと結ばれました。
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