エクストラクションの紹介:2015年アメリカ映画。『トワイライト』のケラン・ラッツ、『ダイ・ハード』のブルース・ウィリス、『デッドプール』のジーナ・カラーノのトリプル主演によるスパイアクション映画です。テロ集団に捕らえられた歴戦のCIA捜査官の父を救うため、同じくCIA捜査官となった息子が元恋人の女性エージェントと共に壮絶な戦いに身を投じる姿を描きます。
監督:スティーヴン・C・ミラー 出演者:ケラン・ラッツ(ハリー・ターナー)、ブルース・ウィリス(レナード・ターナー)、ジーナ・カラーノ(ヴィクトリア・フェア)、D・B・スウィーニー(ケン・ロバートソン)、ジョシュア・マイケル(ドレイク・チヴ)ほか
映画「エクストラクション」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エクストラクション」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エクストラクションの予告編 動画
映画「エクストラクション」解説
この解説記事には映画「エクストラクション」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エクストラクションのネタバレあらすじ:起
10年前、CIAの凄腕エージェント、レナード・ターナー(ブルース・ウィリス)はとある犯罪組織に潜入捜査をしていました。ところがレナードの正体は何者かによってリークされており、命を狙われたレナードはたった一人で組織を壊滅させましたが、妻は組織が差し向けた殺し屋によって殺害されてしまい、一人息子のハリー(ケラン・ラッツ)はレナードの同僚ケン・ロバートソン(D・B・スウィーニー)によって間一髪で助け出されました。そして現在、母を救えなかったことを今でも後悔しているハリーは父と同じくCIAの捜査官となり、日々戦闘技術や射撃の腕前を磨き上げてはいましたが、父の差し金もあって現場の捜査官になることは叶わず、不本意ながら内勤のアナリストとして活動していました。
そんなある日、CIAは極秘のハッキング装置“コンドル”の試作機を移送する任務を担うことになり、引退間近のレナードが担当することになりましたが、レナードが関係者から“コンドル”を受け取ったその時、ドレイク・チヴ(ジョシュア・マイケル)という人物が率いる謎の集団が突如として乱入、開発者を射殺するとレナードを“コンドル”ごと拉致して去っていきました。
エクストラクションのネタバレあらすじ:承
ハリーはコンドルとレナードの奪還作戦に志願しましたが拒絶され、作戦にはロバートソンが向かうことになりました。あらゆる通信を傍受できる優れものの“コンドル”は24時間後に自動的に起動することになっており、テロ組織や犯罪組織など悪用を目論むものの手に渡れば世界は必ずや混乱に陥るだろうといわれていました。ハリーは過去72時間以内にアメリカに入国した要注意人物の中からドレイクの存在をキャッチし、改めて作戦への参加を志願しましたが、シッターソン長官(スティーヴ・コルター)は頑なにハリーの参加を認めず、代わりにハリーの元恋人でもある女性エージェント、ヴィクトリア・フェア(ジーナ・カラーノ)にドレイクへの接触任務を託しました。しかし、ハリーはCIAの護衛を振り切り、独自にドレイクの後を追いました。ハリーは手掛かりを得ようとして行く先々で強引な捜査を展開してトラブルを起こし、ヴィクトリアに救われました。ヴィクトリアはCIA上層部にはハリーを見失ったと嘘をつき、ハリーとヴィクトリアはドレイクの弟ヴィン(ニック・ローブ)の身柄を拘束すると、ヴィンがドレイクと会う約束をしていたナイトクラブに向かいました。しかし、ヴィクトリアがハリーと行動を共にしていることが既にCIA側に筒抜けでした。その時、CIA上層部に、拘束されたレナードの姿と共にテロ組織“アルダラ・サヤフ”が“コンドル”を使って世界中の通信を乗っ取り、要求を拒めばアメリカ全土のミサイルを発射するとの映像が送り付けられました。
エクストラクションのネタバレあらすじ:転
ハリーはロバートソンから電話で今回の件から手を引けと忠告されましたが振り切り、ヴィクトリアの親友のクリス(リディア・ハル)の協力を得て、ヴィクトリアと共にナイトクラブに潜入しました。変装したヴィクトリアはドレイクに接触を図りましたが、ドレイクはヴィクトリアの正体を見抜いており、彼女を捕えて人質に取り逃走しました。ハリーはクリスと共にドレイクの後を追い、アジトの手前でクリスに「もし1時間経っても帰って来なかったら、ロバートソンに連絡をしろ」と告げて突入していきました。ハリーはアジト内の手下たちを一人ずつ倒し、拘束されているヴィクトリアを救出しようとしましたが、ドレイクにより麻酔の吹き矢を打たれて眠らされてしまいます。
気が付くと、ハリーはレナードの横で拘束されていました。しかし、不思議なことにレナードは拘束されてはいませんでした。レナードは“コンドル”を運ぶ任務を担いつつ、裏でドレイクと取引して10年前に妻を殺した者、そして自分の家族の情報を犯罪組織に売った人間を炙り出そうと考えていたのです。
エクストラクションの結末
ドレイクの前に、“コンドル”を入手しようとロシアンマフィアのイヴァン(ロブ・スタインバーグ)が現れました。このイヴァンこそが10年前にレナードが追っていた犯罪組織に情報を売った人物であり、レナードはハリーに銃を渡して妻の仇を討たせました。しかし、その場にロバートソンが現れ、その正体を現しました。ロバートソンは金目当てに“コンドル”を売り捌こうと目論んでおり、実はイヴァンに情報を売ったのも、今回の“コンドル”絡みの一連の事件も全てロバートソンが仕組んだことでした。レナードとハリー、そして自ら拘束から逃れたヴィクトリアは、ロバートソンやドレイクと銃撃戦となり、ハリーは死闘の末にロバートソンを倒すもレナードは致命傷を負ってしまい、我が子の成長を認めて息を引き取りました。ハリーは“コンドル”を破壊し、CIAには戻らず逃げたドレイクの後を追いました。
レナードの墓参りを済ませたハリーはヴィクトリアに連絡を入れ、ドレイクを見つけ出すと爆弾を仕掛けて爆殺、その場から立ち去っていきました。
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