スーパー・マグナムの紹介:1985年アメリカ映画。チャールズ・ブロンソン主演のアクション復讐劇『Death Wish』シリーズ五部作の第3作です。旧友を訪ねるためニューヨークに渡った主人公が、拳銃“スーパー・マグナム”を手に旧友を惨殺したストリートギャングたちに立ち向かいます。
監督:マイケル・ウィナー 出演者:チャールズ・ブロンソン(ポール・カージー)、デボラ・ラフィン(キャサリン・デイビス)、エド・ローター(シュライカー署長)、マーティン・バルサム(ベネット)、ギャヴァン・オハーリー(フレイカー)ほか
映画「スーパー・マグナム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スーパー・マグナム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スーパー・マグナムの予告編 動画
映画「スーパー・マグナム」解説
この解説記事には映画「スーパー・マグナム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スーパー・マグナムのネタバレあらすじ:起
第1作『狼よさらば』(1974年)で最愛の妻を、第2作『ロサンゼルス』(1982年)で愛娘を卑劣な強盗たちに殺害された設計士のポール・カージー(チャールズ・ブロンソン)は、これを機に犯罪者を自らの手で処刑する“アマチュア刑事”となっていました。カージーはロサンゼルスの家を引き払い、かつて妻子と暮らしていたニューヨークへと舞い戻ってきました。カージーは朝鮮戦争時代以来の旧友であるチャーリー(フランシス・ドレイク)のアパートを訪ねましたが、既にチャーリーはストリートギャング団によって惨殺されてしまっており、その場に居合わせたカージーは駆け付けた警察に容疑者として誤認逮捕されてしまいました。
スーパー・マグナムのネタバレあらすじ:承
74分署に連行されたカージーはシュライカー署長(エド・ローター)と対面しました。シュライカー署長は、カージーが「アマチュア刑事」であると知っていた。シュライカー署長は10年前にカージーがこの街で犯罪者たちに立ち向かった“アマチュア刑事”であることを知っており、釈放の条件としてフレイカー(ギャヴァン・オハーリー)率いるストリートギャング団を一掃するよう持ち掛けてきました。フレイカーのギャング団はニューヨークの一角を完全に我が物顔で蹂躙しており、殺人・強盗・強姦と悪行の限りを尽くし、善良な一般市民たちを恐怖のどん底へと突き落としていました。そして、フレイカー一味こそがチャーリーを殺害した真犯人であり、旧友の復讐に燃えるカージーがこの話を断る訳がありませんでした。しかし、そんなやり取りを知らない官選弁護士のキャサリン・デービス(デボラ・ラフィン)は警察の不当逮捕に抗議、カージーに対して人権を主張するよう勧めてきました。
スーパー・マグナムのネタバレあらすじ:転
カージーはチャーリーの旧友だった退役軍人のベネット(マーティン・バルサム)から街の状況を聞き付け、チャーリーの隣人であるユダヤ系のカプロフ夫妻(レオ・カーリビアン、ハナ=マリア・プラウダ)やヒスパニック系のカップルであるロドリゲス(ジョセフ・ゴンザレス)とマリア(マリーナ・サーティス)らもカージーに加勢することになりました。カージーは新たなる武器として拳銃“スーパー・マグナム”こと475口径ウィルディマグナムを入手、中古車をエサとしてギャングたちを誘き寄せ、彼らが車を盗もうとしたところで次々と射殺していきました。その後もカージーは住民たちと協力してギャングたちを次々と血祭りにあげていきましたが、フレイカー側も仲間を増援して反撃を開始、住民たちはギャング団に痛めつけられ、挙句の果てにはこんな街を出ようとしてカージーと交際を始めたキャサリンやマリアたちがフレイカー一味によって殺害されてしまいました。
スーパー・マグナムの結末
とうとうカージーや地元住民たちとギャング団との血みどろの抗争はより一層激化していき、ギャング団は武器や火炎瓶を手に猛反撃を繰り広げていました。事態を重く見たシュライカー署長は一旦カージーを保護下に置こうと病院に隔離しようとしましたが、カージーはチャーリーが遺したブローニングM1919重機関銃を手に入れ、仲間たちと共に次々とギャング団を抹殺していきました。カージーの姿に触発されたシュライカー署長も自ら銃を手にしてカージーらに加勢、街は地獄絵図さながらの戦場と化していきました。
弾薬が尽きたカージーは一旦チャーリーのアパートへ補充のため撤退しましたが、そこにいよいよ敵の総大将であるフレイカーが追いかけてきました。シュライカー署長も駆け付けてフレイカーに発砲しましたが、フレイカーは防弾チョッキを着用しており倒すことはできませんでした。しかし、部屋にロケットランチャーが隠されているのを発見したカージーは、シュライカー署長が注意を逸らしている隙にロケットランチャーを発射してフレイカーを木っ端みじんに吹き飛ばしました。フレイカーの死に住民たちも勢いづき、残りのギャング団も敗北を悟って逃げ出していきました。カージーとシュライカー署長の間には友情が芽生え、カージーはシュライカー署長に見送られてこの街を後にしました。
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