ボディクライム 誘惑する女の紹介:2006年フランス,アメリカ映画。妻を殺害され、捕まっていない犯人に執着する男と彼に思いを寄せる女、女によって身を滅ぼす男の3人がおりなす愛憎と隠された真実を描くサスペンス。
監督:マニュエル・プラダル 出演:ハーヴェイ・カイテル、エマニュエル・ベアール、ノーマン・リーダス、ジョー・グリファシ、リリー・レーブ、キム・ディレクター、ほか
映画「ボディクライム 誘惑する女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ボディクライム 誘惑する女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ボディクライム 誘惑する女」解説
この解説記事には映画「ボディクライム 誘惑する女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ボディクライム 誘惑する女のネタバレあらすじ:起・暗い過去
3年前に妻を殺害されたヴィンセント。犯人はいまだ見つかっておらず、唯一の手がかりはヴィンセントが帰宅するときにすれ違ったタクシーで、大きな石の指輪を着けたそのドライバーを捜し、今も当時の担当刑事に状況確認を続けていた。事件から立ち直れず、過去を引きずるヴィンセントだったが、向かいのアパートに住むアリスはそんな彼に思いを寄せていた。過去の事件に決着がつけば自分に気持ちが向いてくれるとアリスは考えていた。
ボディクライム 誘惑する女のネタバレあらすじ:承・歪んだ計画
そんな時、たまたま乗り込んだタクシーの運転手ロジャーと話をしていたアリスは、ロジャーをヴィンセントが追い続ける犯人に仕立て上げることを思いつく。自らロジャーを誘惑し体の関係を持ち、ヴィンセントの目撃証言と同様の車体のキズをロジャーのタクシーにつけ、大きな石のついた指輪をプレゼントしてヴィンセントの目の付くところにロジャーを誘い出す。アリスの思惑通り、指輪を着けたロジャーと彼のタクシーを目にしたヴィンセントは妻殺しの犯人と思い込み、ロジャーを痛めつけたあとタクシーのトランクに彼を閉じ込め、川に沈めてしまう。しばらくのちに川から車が引き上げられたが遺体は出ず、車体のキズからヴィンセントの妻殺しの犯人のものと断定、犯人は死んだものとされた。
ボディクライム 誘惑する女のネタバレあらすじ:転・幸せの影
事件が解決したことでヴィンセントは前向きに生きるようになり、アリスの計画通り2人は愛し合うようになる。幸せな日々が続いていたある日、アリスは公園でロジャーの姿を目にする。慌ててその場から逃げるアリスだったが、ロジャーは執拗に彼女を追い求める。自分がヴィンセントから受けた仕打ちにアリスが絡んでいると見たロジャーはアリスを脅し、一緒に街を出ようと誘う。ヴィンセントに知られることを恐れたアリスは言われるがままにロジャーの車に乗り込み、街を出る。
ボディクライム 誘惑する女の結末:2人の正義
途中、アリスは逃げ出そうとしたものの捕まってしまい、怒りに任せたロジャーに車中で抱かれる。事が済んだ後、眠っているロジャーから離れたアリスはダッシュボードで自分がプレゼントしたものとは違う、大きな石のついた指輪を見つける。それを見たアリスは車の外に転がっていた鉄の棒を手にし、ロジャーの胸に深々と突き刺した。
アリスは再び街に戻り、ヴィンセントとの生活を取り戻す。売店の新聞でタクシードライバー殺害の記事を目にしたヴィンセントはアリスに呼びかけ、その記事を見せる。しかしそれ以上そのことについて語ることはなかった。
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