ぼくの大切なともだちの紹介:2006年フランス映画。古美術品の商人フランソワは自身の誕生日パーティーで「あなたの葬式には誰も来ない」と言われてしまう。オークションで競り落とした壺を守るため、親友を連れて来るという賭けをすることになったが…。
監督:パトリス・ルコント 出演:ダニエル・オートゥイユ(フランソワ)、ダニー・ブーン(ブリュノ)、ジュリー・ガイエ(カトリーヌ)、ジュリー・デュラン、ジャック・マトゥー、マリー・ピレ、ほか
映画「ぼくの大切なともだち」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ぼくの大切なともだち」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ぼくの大切なともだちの予告編 動画
映画「ぼくの大切なともだち」解説
この解説記事には映画「ぼくの大切なともだち」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ぼくの大切なともだちのネタバレあらすじ:起
フランソワは古美術品を専門とする商人でアトリエを経営していました。取引をしていた男性の葬式に参列後、オークションで買うはずではなかった古代ギリシャの友情の証しとされる壺を個人的に競り落とします。彼の共同経営者カトリーヌは呆れ、彼の誕生日パーティーで友人たちに言いふらします。遅れてやってきたフランソワに友人たちは言い放ちます「あなたの葬式には誰も来ない」と。
ぼくの大切なともだちのネタバレあらすじ:承
カトリーヌはフランソワに10日以内に親友を連れてこなければ壺を売却すると賭けを申し出ました。フランソワはやむなくともだちリストを作成し、以前の友人たちに手当たり次第声をかけていきます。そんな時、タクシー運転手でクイズ好きなブリュノという男性に出会います。彼の愛想の良さと話術に感心したフランソワは、彼に友達を作るコツを教えてもらい、実践してみます。
小学校の頃の親友なる人物に会いに行きますが、門前払いを食らい、ここまで頑張って友達を作ろうとしてきたフランソワも意気消沈。ブリュノに慰められ、彼の実家で両親と食事をすることになりました。フランソワはブリュノを親友に仕立て上げ、彼が自分の為に「危険を冒す」ことで他の友人たちに親友であることを証明しようと考えました。ブリュノはフランソワの為に彼の自宅から壺を盗み出そうとします。部屋の明かりがつけられ、友人たちの前でフランソワは見世物のようにブリュノを紹介します。カトリーヌはフランソワを罵倒し、ブリュノも壺を破壊してしまいました。
ぼくの大切なともだちのネタバレあらすじ:転
フランソワは初め、自分のしたことの重大さがわかっていないようでした。改めてブリュノの実家を訪れると両親から「親友が妻と逃げてしまった」と言われ、フランソワの中で彼への懺悔の気持ちが募り始めます。そんな時、フランソワはカトリーヌから壺は差し押さえから逃れるためのレプリカだったことを聞きます。彼はこれを競り落とそうとしていたドゥラモットという大物番組プロデューサーに壺を売り、あるお願いをします。
ぼくの大切なともだちの結末
ある日、ブリュノは背広を着て青ざめた表情でテレビのスタジオにいました。彼の念願のクイズ番組クイズ・ミリオネアに出演することになったのです。長年新聞記事をかき集め、知識を蓄えてきただけあり、アッと言う間に最終問題へとたどり着きました。最終問題はフランソワが得意とするフランス印象派の作品について。ブリュノは回答を2つに絞りますが、自信がありません。司会者の男が電話で友人からヒントをもらうように促すと、彼はしぶしぶフランソワの名前を出します。フランソワは自宅のテレビで生放送の様子を見守っていました。ブリュノへ詫び、そして答えを伝えました。ブリュノはフランソワを信じ、見事100万ユーロの賞金を手に入れました。後日、フランソワの誕生日。友人たちに囲まれた彼の食事会の代金をある男性が支払ってくれていました。ブリュノです。フランソワは久しぶりに再会したブリュノと歓談し、二人で港を歩くのでした。
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