映画「人生、サイコー！」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
人生、サイコー！の紹介：2013年アメリカ映画。さえない借金まみれの男が若かりし頃に精子を提供した事で、ある日142人の生物学的の子供達がいることが判明、身元開示請求を行っていると告げられ、その日から人生と考え方が変わって行き、最後には恋人との間にも子供が出来、生物学的な子供達も本当の家族になる日がやってくるという、人生について考えさせられる作品です。
監督：ケン・スコット 出演：ヴィンス・ヴォーン（デヴィッド・ウォズニアック）、クリス・プラット（ブレット）、コビー・スマルダーズ（エマ）、アンジェイ・ブルーメンフェルト（ミコワイ）、サイモン・デラニー（ヴィクター）、ボビー・モナハン（アレクセイ）、ブリット・ロバートソン（クリステン）、ほか
この解説記事には映画「人生、サイコー！」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
家業の生肉店で働くデヴィッドは弟に８万ドルの借金を頼むが断られ、銀行を回りますがどこも担保無しでは貸してくれず途方にくれます。翌日の早朝に久しぶりに恋人のエマを尋ねますが、エマから連絡を絶っていた事を責められ、妊娠をしたことを告げられますが「そうか」としか言えません。エマは「でも忙しいと消える父親は要らない」と言われ部屋に入ることは出来ませんでした。
時間が経ち「人生で最高の出来事かもと思った」と友人であり弁護士のブレットに言いますが、ブレットからは「自由な人間が子供など望むな」と言われます。デヴィッドは自宅に帰ると弁護士のウイリアムズと名乗る男性が待っていて、昔デヴィッドが精子提供をしていて24.255ドルを受け取った話と、それから533人の子供が生まれ、うち142人が身元開示請求を行っていると告げます。
ブレットに相談をすると早速142人の資料を渡されます。その中の一枚にアンドリュー・ヨハンソン（バスケットボール選手）の名前を見つけ、自らもバスケットボールをしている二人はすぐさま会いに行きます。その後デヴィッドはエマに「父親に相応しい人間に変わってみせる」と断言します。それからのデヴィッドは仕事はほったらかしで残り141人をランダムに選び、正体は明かさないまま会いに行き始めます。そしてそれぞれの窮地を救い、手助けをします。
そしてエマは始めてのエコー検査に、デヴィッドに一緒に行って欲しいと言って来て父親として認めてくれます。そんな中デヴィッドは障害を持つライアンに会いに行きますが何も話すことが出来ませんでした。するとある日、生物学的な子供の後を付けていくとデヴィッドを探す集会の場所に入って行ってしまい、今までに会った子供達と会い、ライアンの養父だと言うことで、その場を乗り切ったはずでしたが、デヴィッドの自宅に生物学的な子供のヴィゴが尋ねて来て「あなたを知りたい。」としばらく滞在する事になります。ヴィゴに誘われ出かけたキャンプは、またもやデヴィッドを探す集会の生物学的な子供達でした。デヴィッドはキャンプにも来られなかったライアンに会いに、施設を訪ね「俺は君の父親なんだ、いいね」と耳元で話します。
そんな時キャンプでの写真が”精子ドナー・キッズ湖で親睦”と記事になりテレビでも騒がれます。デヴィッドは借金取りが家族に害を及ぼしていることもあり、病院を相手に反訴を起こす事にするとブレットに伝えます。裁判では、子供達の弁護側は「秘密保持契約を子供は同意していない」と主張すると、ブレットは「かわいい子達だ」「匿名条項が無ければ存在しない」「子らを失うのは大きな損失だ」「匿名条項は必要です」と主張します。
そして判決が下ります。ブレットは勝利を勝ち取り、病院側より損害賠償20万ドルを受け取る事になりました。ところがインタビューを受けたブレットは思わず「やったぞデヴィッド」と匿名の”スターバック”という名前ではなく、本名を口ずさんでしまい、ごまかすために恋人の名前を呼んだと言い、妻からは軽蔑されてしまいます。悩んでいるブレットを見たデヴィッドは「もし正体を明かしたら反訴で得る金はパーか？」とブレットに聞くと「そうなる」とブレットは言います。デヴィッドは「本気で正しい事をしようと頑張った」「案外むずかしいな」とつぶやきます。
デヴィッドは父に、自分が”スターバック”だと打ち明けると、父は「告白しろ」と言って10ドルと、店の権利のお前の分だと言い紙袋から紙幣を出します。父に従いデヴィッドは自分が”スターバック”だと告白します。
エマは無事子供を産み、デヴィッドは傍でごろ寝をしていると、看護士に「ご家族が会いに」と言われロビーに行くと、父と兄弟そして花やプレゼントを持ったたくさんの子供達が来ていました。エマと赤ちゃんのいる病室のガラス戸の向こう側には新しい家族を見ようとたくさんの子供達の笑顔であふれていました。
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