デッド・フレンド・リクエストの紹介:2015年ドイツ映画。ローラは私生活も充実しSNSでも800人超えのフォロワーがいる人気者。そんな彼女にクラスメイトのマリーナからSNSの友達申請があり、軽い気持ちでそれを受け”マリーナのたった1人の友達“となったローラだったが、それ以来マリーナに付きまとわれるようになる。それに我慢できずにローラがフォローをきると、マリーナは自らの命を絶ってしまう。その時から奇怪な現象が起こりはじめローラの友人たちが次々と死んでいくのだった。拡散する恐怖を描いたホラー作品。
監督:ジーモン・ファーフーフェン 出演:アリシア・デブナム=ケアリー(ローラ)、リーゼル・アーラース(マリーナ)、ウィリアム・モーズリー(タイラー)、コナー・パオロ(コービー)、ブリット・モーガン(オリビア)、ブルック・マーカム(イザベル)、ショーン・マークエット(ガスターボ)、ほか
映画「デッド・フレンド・リクエスト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デッド・フレンド・リクエスト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
デッド・フレンド・リクエストの予告編 動画
映画「デッド・フレンド・リクエスト」解説
この解説記事には映画「デッド・フレンド・リクエスト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デッド・フレンド・リクエストのネタバレあらすじ:起
大学の講義が始まると、教授が生徒達に「マリーナ・ミルズが命を絶った」と告げ、主人公ローラは友人と顔を見合わせ驚きます。しかも、その自殺の様子が大学のHPに投稿されたというのです。その映像は大学側が削除しましたが削除前に誰かが保存した可能性もあり、映像を見ないようにと通達されます。
その二週間前。SNSの人気者でフォロワーも多くいるローラに、クラスメイトのマリーナから友達申請が来ました。マリーナのSNSのフォロワーは0人でしたが、マリーナが載せていた映像を気に入ったローラは友達申請を受理します。それ以降、ローラはマリーナと話すようになりました。マリーナからSNSで頻繁にメッセージがくるようになりますが、交友関係が広いローラは気にしていませんでした。しかしマリーナはローラの呟きを全てチェックしており、またSNS上での親友のような振る舞いに、ローラは距離をおこうとします。ローラの誕生日となり、ローラは彼氏や友人と楽しく夜を過ごします。マリーナは、誕生日会に呼ばれなかったことに怒り大学でローラに激しく詰め寄り、ローラは遂にマリーナとの“友達”を取り消すのでした。そして友達が0となったマリーナは命を絶ちます。
デッド・フレンド・リクエストのネタバレあらすじ:承
ローラはマリーナの死に不審な点があることを友人から聞きます。警察が寮に来たが死体がなく、マリーナの過去もわからないと言うのです。しばらくして、ローラのパソコンにマリーナの死の瞬間の映像が送られてきます。知らない内にローラが投稿したことになっており、問題の映像も削除することができません。ローラのアカウントは炎上し、学校からも注意を受けます。パソコンに詳しい友人コービーに頼み、ローラは誰が操作しているのかを突き止めようとしますが解読不明なコードで書かれていることが分かります。
そして、ローラの友人イザベルの彼氏であるガスが悪夢のような経験をした後、自分で頭をエレベーターの壁に打ち付け亡くなります。それを発見しショックを受けたイザベルは家族と共に大学を去ります。
ガスの死亡する際の映像もローラのSNSにUPされ「孤独を味わわせてやる」とメッセージが届きます。SNSを退会しようとしてもエラーが出て退会できない状況になっており、ローラに苦情が寄せられこのままでは停学になると大学から通知されます。
コービーによると、ガスは死ぬ前にSNS上で“マリーナと友達”になっており、ガスの死の映像から蜂の羽ばたき音が聞こえたといいます。
デッド・フレンド・リクエストのネタバレあらすじ:転
マリーナの部屋を調べたローラは写真を手掛かりに、マリーナが過去にいた施設を訪れます。マリーナの本名はマリーナ・デネファーといい、両親もおらず施設に送られた後も虐められ苦労していたといいます。ローラが施設の人に話を聞く間、コービーはマリーナが掲載していた映像からネットで“黒鏡儀式”に行きつきます。
一方、病院にいるローラの友達のイザベルも悪夢の中に捕らわれ、亡くなります。病院の防犯カメラには錯乱したイザベラが映っており、イザベラは自分で喉を切ったというのです。また、警察によるとローラのアカウントで動画が投稿された際のIPアドレスは存在しないというのです。不安になったローラの友人と彼氏もSNSを退会しようとしますが、やはり退会できませんでした。
コービーによると“黒鏡儀式”とは黒鏡をのぞき続けると別世界と交信できるというもので、黒鏡の前で首を吊り火をつけると悪魔になり人間に復讐できると信じられています。その呪いを解くには、死んだ時に覗き込んでいた黒鏡=マリーナのパソコンをみつけ、壊す必要があることが分かり、ローラはコービーと共にマリーナが生まれたムーアズグローブに向かうのでした。
デッド・フレンド・リクエストの結末
ローラとの同居を解消しようとしていた友人のオリビアも蜂の幻覚に襲われ重体となり、刑事の銃を奪って自殺します。
ローラと行動を共にするコービーは「ローラを孤独にすることが目的なので、ローラは死なない。ローラが死んだら孤独にはできない」と恐怖にかられローラをナイフで刺します。
腹部に傷を負いながらもとっさに逃げ出したローラはマリーナの絵にあった工場(マリーナをいじめていた男子二人が死んだ場所)を発見し、そこに向かいます。ローラの彼氏タイラーもムーアズグローブに到着し、コービーと共にローラを追いかけます。しかし、ローラと再会した時に、コービーに刺されタイラーは命を落としてしまいます。そのコービーも大量の蜂に襲われローラは遂に一人になってしまいます。暗闇に向かって「何が望み?どうすればいいの?」とローラが叫ぶと「友達になりたいだけ。親友よ。永遠に。」とマリーナの幻影が返します。そして、誘われるようにマリーナのパソコンを覗き込んだローラはマリーナの世界に捕らわれてしまうのでした。
後日。
ある大学のキャンパスには青白い顔をした別人のようになったローラの姿がありました。彼女はかつてのマリーナと同じように“友達0人”のSNSのページを開き、かつてのローラに似た華やかな女子学生を見つめるのでした。
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