午後3時の女たちの紹介:2013年アメリカ映画。育児に追われ女としての輝きを失っていくことに焦りを感じている主婦が若きストリッパーと出会うことで新たな生き方を模索していく人間ドラマ。女性監督ジル・ソロウェイがサンダンス映画祭にて監督賞を受賞しました。
監督:ジル・ソロウェイ 出演者:キャスリン・ハーン(レイチェル)、ジュノー・テンプル(マッケナ)、ジョシュ・ラドナー(ジェフ)、ジェーン・リンチ(医師レノア)、ジェシカ・セント・クレア(ステファニー)、ほか
映画「午後3時の女たち」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「午後3時の女たち」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
午後3時の女たちの予告編 動画
映画「午後3時の女たち」解説
この解説記事には映画「午後3時の女たち」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
午後3時の女たちのネタバレあらすじ:起
レイチェルは5歳になる息子の育児や家事、ママ友との付き合いとせわしない毎日を送っている主婦です。夫のジェフと夫婦生活を楽しむ余裕もなく、夫婦はセックスレス状態です。医師のレノアからは健全な夫婦とは言えないと言われてしまいます。レイチェルは親友ステファニーに誘われ、ある夜ジェフやステファニー夫婦とともにストリップクラブに遊びに行きます。そこで19歳のセクシーなストリッパー、マッケナと出会います。レイチェルは彼女の妖艶な美しさに圧倒され、ますます女としての自信を無くしてしまうのでした。
午後3時の女たちのネタバレあらすじ:承
レイチェルは偶然を装ってマッケナに会いに行き、意気投合した二人は徐々に私生活について語り合うようになります。マッケナは父親を知らずに育った孤独な女の子です。レイチェルは住む家を失ったマッケナを自宅に招き、空き部屋を貸してあげることにしました。ジェフはストリッパーを家に置くことに戸惑いを隠せませんが、家が見つかるまでの数日間という約束でレイチェルはなんとか夫を説得します。マッケナはレイチェルに客と寝て金銭を得ていることを打ち明けます。ステファニーやレノアはマッケナを売春婦だと軽蔑しますが、マッケナは客と寝ることに罪悪感を感じていません。レイチェルはマッケナの力になりたいと思っているのですが、彼女と暮らすうちに自分の中のセクシャリティが徐々に目覚め始めます。レイチェルは好奇心から客の一人ジャックに会いに行くというマッケナに同行してしまいます。そこで解放的なセックスを楽しむジャックとマッケナの姿を見て、強い衝撃を受けてしまうのでした。
午後3時の女たちのネタバレあらすじ:転
ある夜レイチェルはママ友だけの飲み会に参加し、久しぶりに羽目を外して飲みまくります。一方レイチェルの家ではジェフら父親達だけが集まって飲んでいました。家にいたマッケナは父親達との飲みに加わると、酔った勢いでストリップを始めます。さらにマッケナは父親の一人マットを誘惑しはじめ、二人は勢いで寝てしまいます。パーティーを終えてレイチェルの家へ戻って来た母親達は寝室で眠るマッケナとマットを見て驚愕します。レイチェルが売春婦を家に住まわせていたことが露呈してしまうのでした。その後マッケナは家から出ていきますが、ジェフは彼女に部屋を貸したレイチェルの軽率さを激しく責めます。レイチェルは平凡な日常にうんざりしていたことを告白し、夫婦は大喧嘩に発展、ジェフは家を出ていってしまうのでした。
午後3時の女たちの結末
レイチェルの噂は息子が通う幼稚園で瞬く間に広まっていきます。平凡な町でレイチェルの取った行動は受け入れられるはずもなく、ママ友達から白い目で見られ避けられるようになります。1人になったレイチェルはジェフの大切さを再認識します。ジェフもレイチェルばかりを責め、夫婦として向き合ってこなかったことを反省し、二人は仲直りをするのでした。マッケナの働く店の近くまで車を走らせたレイチェルは彼女が変わらず元気でやっていることを確認して安心します。これまでよき母親、よき妻でいようと自分を抑圧していたレイチェルでしたが、もっと自分に正直に生きようと思いはじめます。その後レイチェルはジェフとの夫婦の営みにも再び喜びを見出させるようになるのでした。
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