雪夫人絵図(ゆきふじんえず)の紹介:1950年日本映画。舟橋聖一の代表作のひとつを巨匠溝口健二が映画化。脚色に当ったのは戦前から溝口とコンビを組んでいた依田義賢と舟橋の実弟である舟橋和郎。溝口監督の特徴である長回しの技法が効果を上げている。1968年にはやはり溝口作品の脚本家として知られる成沢昌茂によってリメイクされた。
監督:溝口健二 出演:木暮実千代(信濃雪)、久我美子(安部濱子)、上原謙(菊中方哉)、柳永二郎(信濃直之)、加藤春哉(誠太郎)、浦辺粂子(さん)、山村聡(立岡)、ほか