スウィッチの紹介:2011年フランス映画。バカンスを楽しむためにアパート交換サイトでパリへやって来たカナダの女性。しかし翌朝目覚めると、自分の存在がスウィッチされていた。猟奇殺人の犯人に仕立て上げられ、追い詰められていくサスペンス。
監督:フレデリック・シェンデルフェール 出演:カリーヌ・ヴァナッス(ソフィ・マラテール)、エリック・カントナ(ダミアン・フォルジャ)、メーディ・ネブー、オーレリアン・ルコワン、カリーナ・テスタ、ブリュノ・トデスキーニ、ほか
映画「スウィッチ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スウィッチ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スウィッチの予告編 動画
映画「スウィッチ」解説
この解説記事には映画「スウィッチ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スウィッチのネタバレあらすじ:1.アパート交換サイト
カナダ、モントリオールで暮らすソフィは知り合いから紹介された、“アパート交換サイト”を利用して一定期間パリでバカンスを過ごすことにする。サイトを見てベネティクトという女性の家が気に入ったソフィはさっそく彼女に連絡をとり、2人は部屋を交換することになる。
パリに着き、街を散策してバカンスを楽しむソフィだったが、翌朝頭痛と吐き気で目が覚める。そこへ警察が踏み込んできて別の部屋から頭部のない男性の死体が発見され、ソフィは警察に連行される。
スウィッチのネタバレあらすじ:2.逃亡者
死体はトマという男性で地元の名士の息子だった。ソフィはアパート交換サイトでベネティクトと部屋を交換したことを説明し、自分はベネティクトではないと説明するが、手元にあったパスポートはベネティクト名のもので、アパート交換サイトの履歴や乗客名簿にも名前はなく、モントリオールの警察が彼女の部屋を訪ねると、そこに“ソフィ”はいた、という報告がり、ソフィはベネティクトとして身柄を拘束される。ベネティクトには精神疾患の病歴や非合法活動などの犯罪歴があったため、ソフィも精神鑑定に回されることになる。歯の治療痕での調べを求めるが、まともに取り合おうとしない警察にイラだったソフィは歯科医に刃物を突きつけて脅し、ベネティクトのカルテとフォルジャ刑事の銃を奪って逃走する。
スウィッチのネタバレあらすじ:3.新たな犠牲
場末のホテルに身を隠し、ソフィは母親に電話をかけ部屋の様子を見に行ってほしいと頼む。銃を持って部屋の中に入った母親は、ベッドにトマの頭部が置かれているのを発見、そこで母親はベネティクトに射殺されてしまう。ベネティクトは部屋にガソリンをまいて火を放ち、カナダを後にする。
フォルジャはソフィの精神鑑定が正常だったことで、過去の病歴との不一致から不審を抱く。ベネティクトの母親アリスを訪ねた帰り、同じくアリスを訪ねようとしてやってきたソフィを見つけて追うが、ソフィはスクーターを奪って逃走する。
スウィッチのネタバレあらすじ:4.血のつながり
その後監察医の報告でトマの遺体は冷凍保存されていたため、死亡推定時刻はもっと前だったこと、ベネティクトが整形を受けていたことがわかり、彼女の手首にあるはずの傷がソフィになかったことから、フォルジャはソフィの話が本当であると確信する。そしてDNA鑑定の結果、ソフィ、ベネティクト、トマの3人に血縁関係があることがわかり、アリスとトマの両親の話からベネティクトとトマは精子ドナーで授かった子供で、そのドナーはソフィの父であったことを突き止める。
スウィッチの結末:5.絶たれた復讐
ソフィは再びベネティクトの家に侵入し、家の中を調べていると、そこへベネティクトが現れソフィに襲い掛かる。格闘の末逃げ出したソフィはフォルジャに電話を掛けるが追って来たベネティクトに襲われて拉致される。悲惨な子供時代を送っていたベネティクトは、同じ父親を持ちながら自分と違い幸せに暮らすトマとソフィを憎んでいたのだった。ソフィがベネティクトの手にかかる寸前、居場所を突き止めたフォルジャによってベネティクトは射殺されるのだった。
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