移動都市/モータル・エンジンの紹介:2018年アメリカ映画。60分戦争と呼ばれる最終戦争から数百年後の現在、残された人類は地上に移動型の都市を作り他の小さな都市を捕食しながら生活していた。ヴァレンタインが率いる巨大移動都市、ロンドンによりこの弱肉強食の地は支配されようとしていた。そこへヴァレンタインに恨みを持つ1人の少女へスターが現れ、ロンドンを阻止するため立ち上がる。
監督:クリスチャン・リバース 出演:ヒューゴ・ウィーヴィング(サディアス・ヴァレンタイン)、ヘラ・ヒルマー(ヘスター・ショウ)、ロバート・シーアン(トム・ナッツワーシー)、ジヘ(アナ・ファン)、ローナン・ラフテリー(ベヴィス・ポッド)、レイラ・ジョージ(キャサリン・ヴァレンタイン)、パトリック・マラハイド(マグナス・クローム)、カレン・ピストリアス(パンドラ・ショウ)、スティーヴン・ラング(シュライク)ほか
映画「移動都市 モータルエンジン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「移動都市 モータルエンジン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
移動都市/モータルエンジンの予告編 動画
映画「移動都市 モータルエンジン」解説
この解説記事には映画「移動都市 モータルエンジン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
移動都市/モータルエンジンのネタバレあらすじ:起
メデューサと呼ばれる量子エネルギーが使われた事により60分と言う短い間で多くの人類が死んだ60分戦争から数百何が経ち、僅かに生き残った人類は地上に移動型の都市を作り他の小さな都市を捕食する事によって生活していた。この弱肉強食の地で支配を広げる巨大移動都市、ロンドンは野心家ヴァレンタインにより率いられていた。
ある日、顔にスカーフを巻いた1人の少女へスターがいる小さな都市はロンドンに攻撃され捕食される。捕食された都市の人々はロンドンにて奴隷として働かされ始める。へスターはロンドンの中でヴァレンタインを見つけると、彼に近づいていき母の仇と言うと彼をナイフで刺す。もう一度刺そうとする彼女を、ロンドン出身でヴァレンタインの娘ケイトの友人の歴史家見習いである少年トムが止める。逃げるヘスターを追いかけるトムは彼女を捕まえるが、彼女は自分の顔のスカーフを外し大きな傷を見せると、母親を殺したヴァレンタインに復讐しなければいけないと彼に言い残し廃棄物の穴へと落ちていく。
そこへ2人を追ってきたヴァレンタインは、トムがヘスターの母親の殺害の事を聞いたと知ると彼を穴へと突き落とす。へスターがヴァレンタインを殺そうとした事をきっかけに、ケイトは父親が裏で何かをやっているのかもしれないと疑問を持つようになる。トムの友人でエンジニアのベヴィスに、ヴァレンタインがトムを穴に突き落とした事実や彼が密かに何か大きな物を教会の中に作っている事を聞いたケイトはヘヴィスと一緒に父親が裏でやっている事を暴こうと動き出す。
移動都市/モータルエンジンのネタバレあらすじ:承
廃棄物として移動都市から地上へと放り出されたヘスターとトムは一緒に地上をさまよう。なぜヴァレンタインを殺そうとしたのか質問するトムに、へスターは自分の過去を話し始める。へスターが8歳の頃、母親パンドラと2人暮らしだった彼女はパンドラと恋仲にあったヴァレンタインを父親の様に慕っていた。
しかしある日、ある箱を発見したパンドラはそれがヴァレンタインの手に渡ると悪いことに利用されると分かっていたため彼に渡そうとしなかったが、それを彼女から奪うためヴァレンタインはパンドラを殺し、へスターの顔をも切りつけたのだった。1人残されたヘスターは復活者と呼ばれ、感情や痛みが無く人間を狩って殺すために生きる、機械で作られた人造人間のシュライクに保護され育てられた。ロンドン出身で外の世界を見たことがなく、ヴァレンタインを尊敬していたトムはヘスターの話に衝撃を受けるのだった。
その頃、ヴァレンタインは彼の為に兵器を作っている科学者の元を訪れ新しい兵器の開発状況を話し合う。へスターに命を狙われている事も相談したヴァレンタインに、科学者はシュライクに会う事を勧める。シュライクは海の上の刑務所に収監されており、自分と同じ様に人造人間になるという約束を破り、ヴァレンタインへの復讐の為自分の元を去ったヘスターを恨んでいた。そんなシュライクにヘスターを追わせる為、ヴァレンタインは彼を刑務所から逃す。
移動都市/モータルエンジンのネタバレあらすじ:転
ある街へたどり着いたヘスターとトムは、アナと言う女性に出会う。彼女はパンドラの旧友で彼女の死後ずっとヘスターを探していたと言う。パンドラにヴァレンタインの悪事について聞かされていたとアナはパンドラが言っていたヴァレンタインの悪事について質問をする。パンドラがヴァレンタインに殺された時に彼が持って行った箱の事を思い出したヘスターはその事を言うと、トムはその箱が数百年前の60分戦争で使用された量子エネルギー兵器のメデューサである事に気づく。
ヴァレンタインがメデューサを使おうとしている事が分かった今、アナはヘスターとトムを反移動都市同盟の仲間たちに合わせ、皆でヴァレンタインを阻止する計画を立てる。ヴァレンタインがメデューサを反移動都市同盟の重要拠点である平和な静止都市シャングオへ攻撃する事を目論んでいる事が分かると、アナらは攻撃される前にロンドンを倒す事を決心する。
同じ頃、ロンドンではケイトとベヴィスは教会の中へ侵入し、ヴァレンタインがメデューサを飛ばす兵器を作っているところを発見しショックを受ける。ヴァレンタインのシャングオ攻撃を阻止する為出発しようとした反移動都市同盟の一行だったがそこへ、ヘスターを追って来たシュライクが攻撃を始める。トムと逃げ回るヘスターに追いついたシュライクはトムを殺そうとするが、へスターが代わりに自分を殺してくれと頼む。
彼女がトムに対して特別な感情を持っていると知ったシュライクは激怒するが、同時に、反移動都市同盟に反撃され体に大きなダメージを受けていた彼は自分が死ぬ事を悟る。そしてヘスターが人造人間なると言う約束を破った事を許し、子供の頃保護した時に彼女が持っていたネックレスを彼女に返す。そしてシュライクはヘスターと過ごした時間を思い出しながら死んでいく。へスターは育ての親を無くしたことに悲しみながらもアナらと共にその場を去りシャングオへ向かう。
移動都市/モータルエンジンの結末
シャングオに到着した一行は、へスターがシュライクから渡されたネックレスが、瀕死のパンドラが彼女に渡したものでその中にはメデューサを無効にするUSBだと言うことに気づく。そのUSBを持ってロンドンに侵入しメデューサをシャットダウンする為、一行はロンドンへ向かう。しかしその間にシャングオの目の前まで到着していたロンドンはメデューサを使いシャングオを攻撃する。
仲間を失いながらもロンドンへ侵入したヘスターらはUSBでメデューサのシャットダウンに成功する。ヴァレンタインとの格闘の末命を落としたアナを始め多くの仲間を無くしたヘスターだったが、ロンドンを阻止することに成功しトムと一緒に世界への旅を始める。
以上、映画「移動都市/モータルエンジン」のあらすじと結末でした。
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