ザ・セル2の紹介:2008年アメリカ映画。持ち物から持ち主の心の中に入ることができる特殊能力をもったマヤ。彼女は連続殺人犯の被害者であり、唯一の生還者だった。その殺人犯が犯行を繰り返す中、FBIの捜査に協力することとなり、マヤは被害者達の心の中に入り犯人と繋がることになる。現実と精神世界が交差するサスペンス作品。
監督:ティム・イアコファーノ 出演:テシー・サンティアゴ(マヤ)、クリス・ブルーノ(ハリス保安官)、フランク・ホエーリー(ダンカン)、バート・ジョンソン(スカイラー捜査官)、アミー・ウェルデン(ペネロピ)、マイケル・フリン(ケッセル捜査官)、チャールズ・ハルフォード(フィンチ)、ほか
映画「ザ・セル2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・セル2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・セル2の予告編 動画
映画「ザ・セル2」解説
この解説記事には映画「ザ・セル2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・セル2のネタバレあらすじ:起
困難で異常な事件を解決するために、キャサリン(前作ザ・セルの主人公)のように特殊な能力を持つ市民に協力を求めることがある、とFBIのケッセル捜査官は語ります。今、現場に急行するヘリの中に一人の女性がいます。その女性マヤが目を閉じると犯行現場が見え、その指示通りに部隊が突入しますが被害者は惨たらしく殺害された後で犯人はすでに逃げていました。それから一年後、連続殺人が起こりハリス保安官の姪もペネロピが行方不明になります。マヤは持ち物を手に持つと、その持ち主の記憶を辿れる能力を持っています。その力で迷子の犬などを捜索していましたが、一年前に追いつめた「カスプ」と呼ばれる犯人が舞い戻ったとFBIがオフィスを訪れます。かつてマヤも犯人に誘拐され被害者達と同じ目にあわされたことがあったのでした。犯人は被害者を瀕死の状態にし、それを蘇生することを繰り返して快感を得ていました。マヤは唯一の生還者で、その際に受けた脳への影響により持ち物の主の心の中に入る特殊能力を身につけました。
ザ・セル2のネタバレあらすじ:承
現場に向かったスカイラー捜査官はハリス保安官にカスプは警察官だと推理を述べます。そして、馬の合わないハリス保安官のDNAを密かに採取し現場に放置された犯人の車からでたDNAと照会します。それが一致し、スカイラー捜査官はハリス保安官を逮捕しようとしますが、ハリス保安官とマヤはスカイラー捜査官をかわし捜査をはじめるのでした。まずは、潔癖症である点から大量の注射器を買った個人を探すことにします。追手から逃げる二人はハリス捜査官の隠れ家に向かいます。そこで、マヤはかつて画家でしたが事件から記憶が曖昧になり犯人の顔も思い出せず絵も描けないのだと告げます。そしてマヤはハリス捜査官にもしもの時は迷わずに撃つように約束させるのでした。
ザ・セル2のネタバレあらすじ:転
マヤとハリス保安官は注射器の大量購入者の住所リストを手に入れ、怪しい住所を割り出します。そこにはペネロピが囚われており、彼女が見た犯人カスプの正体は保安官代理のダンカンでした。マヤとハリス捜査官が来たことを察したダンカンはスカイラー捜査官にマヤとハリス保安官の居所を教えます。ハリス保安官は囮になり、マヤは一人でカスプ(ダンカン)の元に向かいます。何気ない会話から犯人の正体に気づいたハリス保安官はFBIに元救命士で保安官助手であり自分をはめることができたダンカンこそが犯人だと告げます。一方、マヤはダンカンが犯人だと気づかず彼の策にはまり、ダンカンの心の中の回廊から抜け出せない状態となり捕えられてしまいます。心の中の世界でダンカンは、マヤが死んだと勘違いし捨てたことが混乱のはじまりだったと言い、マヤの記憶を次々と壊していきます。犯人の顔を思い出せないのはそうして記憶を操作されていたからでした。
ザ・セル2の結末
手柄を焦ったスカイラー捜査官がダンカンの犯行現場に乗り込みますが、返り討ちにあってしまいます。その頃、混乱状態だったマヤは自分自身との対話で強い心を取り戻し、暗闇が怖いというダンカンの弱点を突き心の中の世界で反撃にでます。ハリス保安官も到着しペネロピを保護した後、ヘリコプターにマヤを乗せ逃亡を図ったダンカンの後を追いかけます。そしてマヤが心の中でダンカンの光を奪い、ヘリは不時着します。マヤを人質にとったダンカンでしたがハリス保安官はマヤとの約束を思い出し、彼を撃ちます。マヤはとっさに身を翻し銃弾から逃れます。また、心の中の世界では強くなったマヤが記憶も取り戻し、ダンカンに暗闇を与える為に箱の中に閉じ込めます。そうして目を覚ましたマヤはハリス保安官とキスを交わすのでした。
この映画の感想を投稿する