いつまでも一緒に(別題:息を止めて)の紹介:2015年リトアニア映画。外科医の母、スタントマンの父、その娘の3人家族。父と母の中は冷え切っていて、娘は2人の知らないところで好きに振舞っている。そんな家族の行きつく先は? ※EUフィルムデイズ出品時タイトルは「いつまでも一緒に」、amazon primeでは「息を止めて」です。
監督:リナ・ルジーテ 出演:Gabija Jaraminate、Dainius Gavenonis、Eila Grybinaite、Mindaugas Papinigis、ほか
映画「いつまでも一緒に」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「いつまでも一緒に」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「いつまでも一緒に」解説
この解説記事には映画「いつまでも一緒に」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「いつまでも一緒に」のネタバレあらすじ:起・倦怠期
外科医の妻と映画のスタントマンの夫、2人の仲は冷え切っていた。夫は撮影中の事故で死んだ同僚の葬儀を途中で抜け、妻との約束で娘と3人で教会音楽を聴きに行くが、途中で通夜に呼び出される。妻は娘を連れて夫に同行するが、そこで夫が死んだ同僚の後釜となることを聞いて夫を残して帰宅する。
妻は夫が高い学歴を持ちながらケガが絶えずロケで留守がちな仕事に甘んじていることが気に入らず、職を変えるよう話すが、夫はスタントマンの仕事が好きなのだと言う。仕事は義務で好きでやっているわけではない、という妻に、夫は好きな仕事をすればいい、といってケンカになる。
「いつまでも一緒に」のネタバレあらすじ:承・娘の本音
小学生の娘は表面上、親の言うことをよく聞く子だったが、1人の食事の時は食事をトイレに流し、禁じられているお菓子を部屋に隠し持ち、母の香水を勝手に使っていた。
母は突然思い立って社会化見学中の娘を連れ出し、夫のロケ現場へ見学に行く。しかし高所からの飛び降りで肩を痛めた夫が、またロケで3ヶ月留守にすると聞き、不満が爆発した妻は夫を追い出す。
翌日、妻は元彼が経営するゴーカート場に娘を連れて行くが、コースを走っている間に娘が姿を消す。元彼に自身の子供の迎えを後回しにさせて一緒に娘の捜索をさせたことで、妻は元彼からなじられる。その後見つからなかったために警察へやってくると、娘はそこに保護されていた。しかし娘は「両親はいない」とソーシャルワーカーに話し、迎えに来た母によそよそしい態度をとったのだった。
「いつまでも一緒に」のネタバレあらすじ:転・すれ違う夫婦
父と母が揃った自宅にソーシャルワーカーに連れられて娘が戻る。夕食を共にしたとき、ソーシャルワーカーが食前の祈りをし、帰り際に家族で抱擁する時間を持つと、そのことで夫婦は一時愛情を取り戻す。しかし夫が再び3ヶ月のロケに出ようとしたことで、妻の怒りが再燃する。妻は夜中に元彼を呼び出し、グチを聞かせたあと帰宅すると、家の中は詰まったトイレからあふれ出た汚水で水浸しになっていて、そこではロケに出かけたはずの夫が懸命に始末している最中だった。手伝おうとする妻を夫は冷たくあしらう。妻は夫に、娘を連れて近くのショッピングモールへ行くよう言い、1人部屋の始末をはじめる。
「いつまでも一緒に」の結末:大切なもの
夜が明けて作業をしながらテレビのニュースを見ていた妻は、夫と娘が言っているはずのショッピングモールで大事故が発生したことを知る。電話が通じず、慌てて現場に向かった妻は、途中で無事な2人の姿を通りの向かいから確認して安堵し、近くの駐車場の影で泣き崩れる。
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