バンブルビーの紹介:2018年アメリカ映画。宇宙のはるか彼方サイバトロン星。反乱軍ディセプコンの仕掛けた戦争で大混乱の中を脱出し、オートボットの新天地を求めて地球にやってきた「B-127」。追ってきたブリッツウイングとの戦いで声と記憶を失い、瀕死の中で黄色いフォルクスワーゲン・ビートルをスキャンして姿を隠していたところにチャーリーと出会う。怯えた様子のB-127をチャーリーは"バンブルビー(マルハナ蜂)"と呼び友情を育む。2007年の公開以来、世界中で合計興行収入43億ドルという大ヒットとなった『トランスフォーマー』シリーズ。シリーズのエピソード・ゼロにあたる始まりの物語を描く。
監督:トラヴィス・ナイト 出演:ヘイリー・スタインフェルド(チャーリー・ワトソン)、ジョン・シナ( バーンズ)、ジョージ・レンデボーグ・Jr(ギレルモ・グティエレス"メモ")、ジェイソン・ドラッカー(オーティス・ワトソン)、パメラ・アドロン(サリー)、スティーヴン・シュナイダー(ロン)、リカルド・ホヨス(トリップ・サマーズ)、ジョン・オーティス(パウエル博士)、グリン・ターマン(ウェーレン司令官)、レン・キャリオー(ハンクおじさん)ほか
映画「バンブルビー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バンブルビー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バンブルビーの予告編 動画
映画「バンブルビー」解説
この解説記事には映画「バンブルビー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バンブルビーのネタバレあらすじ:起
宇宙の彼方にあるサイバトロン星。反乱軍ディセプコンの仕掛けた戦争で大混乱の中、オプティマスの指示で脱出し、オートボットの新天地を求めて地球にやってきた「B-127」。しかし、追ってきたブリッツウイングとの戦いによって声と記憶を失い、瀕死の中で黄色いフォルクスワーゲン・ビートルをスキャンして姿を変え、身を隠していた。
1987年、サンフランシスコ郊外にある海沿いの町で、思春期の少女チャーリー・ワトソン(ヘイリー・スタインフェルド)は鬱屈とした毎日を過ごしていました。最愛の父を亡くし、深い悲しみから立ち直ることができずにいるチャーリーは、毎日ガレージで父お気に入りの音楽を聴きながら父親のコルベットの修理をすることで癒しを求めていました。
しかし、母親が次の父親に選んだロン(スティーヴン・シュナイダー)と築いた新しい家庭にも居場所を見つけられず、そのうえ友人もいないどころか、気になっている同級生トリップ(リカルド・ホヨス)にはアルバイト先の遊園地で失敗をやらかしてしまうなど、最悪な日々が続く中、18歳の誕生日を迎えました。
いつものようにハンクおじさん(レン・キャリオー)の廃品屋へ行き、修理中のコルベットに合う部品を物色していると、廃車寸前の黄色いオンボロな車、フォルクスワーゲン・ビートルを見つけます。埃をかぶってボロボロな状態でしたが、 丸っこいフォルムのビートルを一目で気に入ったチャーリーは、自分の誕生日にハンクおじさんに無理を言って譲ってもらうことにしました。
バンブルビーのネタバレあらすじ:承
早速修理して乗って帰り、ガレージで点検していると、ビートルに異変が起こります。チャーリーが不思議に思ったのも束の間、ビートルは瞬く間に変形<トランスフォーム>し、立ち上がったのです。チャーリーは言葉を失い唖然としましたが、ビートルから変形した大きな黄色い生命体「B-127」は怯えて隠れようとします。その姿に愛しさを感じたチャーリーは「B-127」に「バンブルビー<マルハナ蜂>」と名付け、かくまうことにしました。
バンブルビーは他の惑星から何か理由があって地球へやってきたようでしたが、記憶と声を失っているため詳細は不明です。唯一のコミュニケーション方法は、内臓のカーステレオから流れるラジオの音楽と音声をつなぎ合わせて行う感情表現。バンブルビーはまるで好奇心旺盛の子供のように無邪気にチャーリーとじゃれ合います。
誰にも見つからないように気配りしていたチャーリーでしたが、ある日、隣人の同級生であり、密かにチャーリーに想いを寄せているメモ(ジョージ・レンデボーグ・Jr)にバンブルビーの存在がバレてしまいます。秘密を守る固い約束を交わし、2人を乗せたバンブルビーはドライブへ出かけます。
その頃、故郷サイバトロンを破壊した宿敵ディセプコンは、「B-127(バンブルビー)」の生命エネルギーが地球から発信されていることを感知し、ドロップキックとシャッターの2体が地球へたどり着いたところでした。
バンブルビーのネタバレあらすじ:転
政府極秘機関セクター7でもこの地球外生命体の存在を確認していました。軍の隊長バーンズ(ジョン・シナ)は彼らを捕らえるために、隊を率いて待ち構えます。しかし、対峙したディセプコンのドロップキックとシャッターは「バンブルビーは地球を滅ぼそうとする脅威だ」と嘘をつき、 軍と協力しあってバンブルビーを捕らえる作戦を打ち出します。
強力な味方を付けたディセプコンはついにバンブルビーを捕らえました。バンブルビーを拷問にかけ、彼らがバンブルビーを追って地球にやってきた真の目的である『オプティマスの居場所』を聞き出そうとします。バンブルビーに内蔵された記憶メモリーは破壊され、オプティマスの信号を受け取ります。それは、オプティマスも仲間たちを伴ってバンブルビーのいる地球へ向かうという内容でした。
用済みとなったバンブルビーにとどめを刺したドロップキックとシャッターは、地球上のオートボットを絶滅させるために、ディセプコンの援軍を呼び寄せようと通信塔へと向かいました。チャーリーとメモは動かなくなってしまったバンブルビーの元へ駆けつけ、蘇生し救い出します。そこでサイバトロン星にいた頃の記憶も取り戻したバンブルビーはチャーリーと共に通信塔へと向かいました。
バンブルビーの結末
通信塔ではすでに交信が始まろうとしており、まもなく準備が完了するところでした。なんとしてでも阻止したいバンブルビーとチャーリー。ドロップキックを捕らえたバンブルビーが決死の戦いを繰り広げている間、ボルトカッターを持ったチャーリーは鉄塔へと登ります。バーンズも駆け付け、戦闘ヘリからシャッターを攻撃するも、反撃され撃墜されてしまうが、ドロップキックを倒したバンブルビーが駆け付け、墜落直前のところでバーンズのヘリを受けとめます。
鉄塔に登ったチャーリーはディセプコンの通信装置を破壊しようとしていたが、これに気づいたシャッターがチャーリーを狙い撃とうとしたその時、バンブルビーが駆けつけて間一髪のところでチャーリーを救います。シャッターとの死闘になったバンブルビーですが、大型船を係船させているドックの壁を決壊させ、シャッターを大型船で押し潰して倒すことに成功。チャーリーもディセプコンの交信を止めることができました。バンブルビーに救われたバーンズは、地球を救ったバンブルビーに敬意を表し、逃すことにしました。
翌日、海の見渡せる丘にチャーリーとバンブルビーの姿がありました。故郷を再建するために仲間が待つサイバトロンへバンブルビーを返さなくてはなりません。カマロにトランスフォームしたバンブルビーは、チャーリーにお別れを告げると走り出し、トレーラー姿のオプティマスと合流してゴールデンゲートブリッジを渡って行くのでした。
以上、映画「バンブルビー」のあらすじと結末でした。
トランスフォーマーシリーズのネタバレあらすじ一覧
1.トランスフォーマー
2.トランスフォーマー/リベンジ
3.トランスフォーマー/ダークサイドムーン
4.トランスフォーマー/ロストエイジ
5.トランスフォーマー/最後の騎士王
6.バンブルビー
7.トランスフォーマー/ビースト覚醒
若者と、最初の車の出会い。トランスフォーマーシリーズは1作目の隠しテーマとしてこれがあったと言いますが、シリーズリセットの作品となった「バンブルビー」も原点に帰って(でも少し趣向を変えて)「少女と最初の車の出会い」が物語を進めていきます。
誰もが最初に自分のカネ(もしくは努力)で手に入れた車(別に自転車でも、PCでも同じだと思いますが)には思い入れがあると思います。
その車と、大冒険が出来たなら…。
そんなメランコリックな雰囲気を漂わせつつ、内容はしっかりトランスフォーマーです。
これまでの作品よりは少し対象年齢が下がっているかな?
明快なストーリーと大爆発、そして異種同士が交わす絆。
見終わった後、爽やかな気分になれました。