山猫は眠らない5 反逆の銃痕の紹介:2014年アメリカ映画。アメリカ海兵隊の伝説の狙撃手とその息子の闘いを描いた戦争アクションシリーズの第5弾です。前作で登場した伝説の狙撃手トーマス・ベケット(トム・ベレンジャー)の息子ブランドン(チャド・マイケル・コリンズ)は父のまさかの死亡通知を受け取り、単身真相を探るため孤独な闘いに向かうのですが・・・。
監督:ドン・マイケル・ポール 出演者:トム・ベレンジャー(トーマス・ベケット)、チャド・マイケル・コリンズ(ブランドン・ベケット)、デニス・ヘイスバート(大佐)、メルセデス・マソーン(サナー・マリク)、ドミニク・マフハム(ビッドウェル少佐)、マーク・ルイス・ジョーンズ(ショープ少佐)、ダグ・アレン(デヴィッド・シンプソン)ほか
映画「山猫は眠らない5 反逆の銃痕」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「山猫は眠らない5 反逆の銃痕」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
山猫は眠らない5 反逆の銃痕の予告編 動画
映画「山猫は眠らない5 反逆の銃痕」解説
この解説記事には映画「山猫は眠らない5 反逆の銃痕」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
山猫は眠らない5 反逆の銃痕のネタバレあらすじ:起
ドイツ・ベルリン東部。アフガン帰還兵のデヴィッド・シンプソン(ダグ・アレン)はかつて従事していた“センチネル作戦”時の上官だったステファン(ネストール・セラノ)をビルの屋上に呼び出し、スマホで遠隔操作するライフル銃で射殺しました。
その頃、多国籍軍に参加している狙撃手ブランドン・ベケット(チャド・マイケル・コリンズ)は女観測員サナー・マリク(メルセデス・マソーン)ら同僚たちと共にトルコとシリアの国境付近に赴き、難民を襲う武装組織タリバンの幹部を狙いますが、同僚のミスにより標的を取り逃がしてしまい、銃撃戦で同僚1名を失ってしまいます。上官のビッドウェル少佐(ドミニク・マフハム)に報告したブランドンは転属を希望しますが、ビッドウェルは却下したうえで「お前には父親譲りの才能がある」と評しました。その後、ブランドンはトーマスが安否不明になっていることを知ります。
山猫は眠らない5 反逆の銃痕のネタバレあらすじ:承
ギリシャ・サントリーニ島に向かったビッドウェルは、大佐(デニス・ヘイスバート)からステファン以外にも何人かが同様の手口で殺害されていること、そしてブランドンの父で伝説的スナイパーのトーマス(トム・ベレンジャー)も被害者の中にいることを聞かされました。被害者はいずれもセンチネル作戦に参加したのち出世した者ばかりで、容疑者のシンプソンは作戦後に精神を病んで入院していたというのです。
一方、酒場でサナーと酒を飲んだブランドンは、中東出身の彼女の父は警察官に裏切られて殺害され、彼女は母と一緒に逃れたアメリカで銃の腕を磨いたこと、そしてビットウェルから本当に信頼できる者と組めとアドバイスされたことを明かしました。翌日、ビットウェルからトーマスの死を告げられたブランドンは私情を挟むなとシンプソン追討作戦から外されますが、ビットウェルは「復讐にも一理ある」と一定の理解を示しました。
武器をバッグに詰めたブランドンは密かに基地を抜け出し、単身で事件の真相を探ることにしました。ブランドンは漁船でトルコからシリア北西部に密航、一方でビットウェル率いる掃討部隊はシリアのキャンプに入り、センチネル作戦参加者であり今はシリアの麻薬組織掃討作戦を指揮しているショープ少佐(マーク・ルイス・ジョーンズ)と合流しました。
山猫は眠らない5 反逆の銃痕のネタバレあらすじ:転
ビットウェルとサナーはシンプソンがショープを狙ってくると想定して張り込みに入り、ブランドンも近くの廃墟ビルからシンプソンを待ち構えました。やがてショープの部隊と麻薬組織は銃撃戦を始め、ビットウェルらはショープの援護に回りました。ブランドンはシンプソンを見つけられないまま敵兵を狙撃してサポートしました。麻薬組織掃討作戦は成功しましたが、その直後にショープは狙撃されてしまいます。ブランドンは狙撃した敵の女狙撃手と対決しますが逃げられてしまいます。女狙撃手を探すビットウェルらの前に、何と死んだはずのトーマスが現れました。死を偽装していたトーマスはブランドンを助けるために駆け付けたのです。敵はシンプソン以外にもいると勘付いたトーマスやビットウェルらは手分けして捜索することにしました。
夜が明け、サナーは女狙撃手を追い詰め、格闘戦の末に射殺しました。ビットウェルはもう一人の敵を追い詰めて捕らえ、シンプソンとの関係を吐かせるべく拷問にかけました。一方、ブランドンは浜辺にシンプソンを発見、死闘を繰り広げるも敗れてライフルを奪われてしまいます。
山猫は眠らない5 反逆の銃痕の結末
シンプソンに殴られて気絶していたブランドンはトーマスに助けられ、ビットウェルやサナーと合流しました。集めた情報の結果、結局一連の事件はシンプソンの単独犯行であり、次の標的が大佐であることに気付いた一行は船を調達して大佐のいるサントリーニ島に向かいました。シンプソンが遠隔操作型ライフルを使用していることから、一行はそれを逆手に取って逆探知する作戦を立案しました。トーマスはブランドンに自分の愛用のライフルを託し、一発でシンプソンを仕留めるよう指示しました。
島に着いたトーマスは、島全体を見下ろす丘の事務所で上院議員らを招いてパーティーを開いていた大佐に連絡を取り、ブランドンたちは丘に潜んで周囲を見張ることにしました。トーマスは大佐と再会、シンプソンは精神を病んでおり背後には何の陰謀もないと知らされますが、その直後に大佐は腕を撃たれてしまいます。サナーが遠隔操作の電波を探索しても見つからず、シンプソンは自らライフルを持って狙撃したことがわかりました。ブランドンらは逃げるシンプソンの後を追いますが、シンプソンはブランドンの同僚を射殺して逃走、追い付いたブランドンを遠隔操作のライフルで襲い、もはやスナイパーの時代は終わったと豪語してブランドンに銃口を向けますが、駆け付けたトーマスがシンプソンを射殺しました。トーマスはブランドンにあえて“教える”ために弾を2発使ったのだと語りました。
その後、ブランドンの元に一命を取り留めた大佐から電話があり、しばしの休暇を許可すること、そしてトーマスがブランドンの上官になることが告げられました。
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