俺たちサボテン・アミーゴの紹介:2012年アメリカ映画。メキシコを舞台としたおバカなウエスタン・コメディ作品です。実家の牧場を手伝う兄とビジネスで成功した弟が、弟の美しい婚約者との関係や牧場の借金問題、そして麻薬組織とのトラブルなどに巻き込まれていきます。
監督:マット・ピエモント 出演:ウィル・フェレル(アルマンド・アルヴァレス)、ディエゴ・ルナ(ラウル・アルヴァレス)、ジェネシス・ロドリゲス(ソニア・ロペス)、ペドロ・アルメンダリス・Jr(ミゲル・エルネスト・アルヴァレス)、エフレン・ラミレッツ(エステバン)、エイドリアン・マルティネス(マヌエル)、ガエル・ガルシア・ベルナル(オンザ)ほか
映画「俺たちサボテン・アミーゴ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「俺たちサボテン・アミーゴ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
俺たちサボテンアミーゴの予告編 動画
映画「俺たちサボテン・アミーゴ」解説
この解説記事には映画「俺たちサボテン・アミーゴ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
俺たちサボテンアミーゴのネタバレあらすじ:起
メキシコの片田舎。アルマンド・アルヴァレス(ウィル・フェレル)は父ミゲル(ペドロ・アルメンダリス・Jr)の経営する牧場でカウボーイとして働きながら自由気ままな暮らしを送っていました。そんなある日、仲間のエステバン(エフレン・ラミレッツ)やマヌエル(エイドリアン・マルティネス)と共にいつものように牛を追っていたアルマンドは、帰りに3人で乗馬の競争でもしようと持ち掛けました。ところが、道中でアルマンドら3人は、地元の麻薬王オンザ(ガエル・ガルシア・ベルナル)とその一味がある男を殺害する現場を目撃してしまいます。
ただ死んだ男のために祈ることしかできない3人でしたが、ちょうどこの日はビジネスマンとして成功しているアルマンドの弟ラウル(ディエゴ・ルナ)が帰省してくることもあり、3人は一味が引き上げるところを見計らって帰路につきました。
帰宅したアルマンドは父ミゲルと亡き母の思い出話などをしていたちょうどその時、高級SUVに乗ってラウルが帰ってきました。アルマンド、ミゲル、エステバン、マヌエル、そしてメイドたちが総出で出迎えるなか、ラウルは同伴していた婚約者のソニア・ロペス(ジェネシス・ロドリゲス)を紹介、アルマンドたちはそのあまりの美貌に釘付けになってしまいます。
俺たちサボテンアミーゴのネタバレあらすじ:承
アルマンドはミゲルとラウルにオンザ一味の凶行を話していたところ、そこに純白のドレスに着替えたソニアが現れ、これまで女性とは一度も関係を持ったことのないアルマンドは急速に彼女に惹かれていき、突拍子もないポエムを即興で披露してはミゲルの失笑を買いました。
そんな中、ラウルはソニアと結婚したい意志をミゲルに伝え、アルマンドとラウルは睨み合いました。それでもアルマンドは何とかソニアと二人きりで乗馬に出かけるチャンスを得ました。アルマンドはソニアを自分の母が死んだ池のほとりへと案内しました。アルマンドは子供だった頃、母とこの池でピクニックをしていたのですが、母は暴漢に襲われてしまい、アルマンドは母を助けようとライフルを手にし、誤って母を撃ってしまったのです。
それから間もなく、付近で銃声が鳴り響いたのでアルマンドとソニアが様子を見てみると、そこには炎上する車と腹部を撃たれた一人の男の姿がありました。ソニアは男を助けようとしますが、アルマンドはもう助からないと何もしようとはしませんでした。その男は車のトランクの中身の物を持って行くよう命じ、アルマンドはトランクを開けてみたところ、中から麻薬が発見されました。
この男は麻薬密売人であり、どうやらソニアのことを知っているようです。程なくしてこの男は息を引き取り、アルマンドはラウルを捨てて自分と付き合うようソニアに迫り二人は口論となってしまいます。そしてソニアは怒りのあまり、ラウルもまた麻薬密売人であることを暴露してしまいます。
俺たちサボテンアミーゴのネタバレあらすじ:転
アルマンドはバーにいたラウルを問い詰めますが、逆に実家の牧場の借金問題を突っ込まれてしまいます。そしてラウルは何とあのオンザとも繋がりがあったのです。その夜、アルマンドはエステバンやマヌエルと共に荒野で夜通しギターをかき鳴らしながら過ごし、夜明けと共に帰路につきますが、途中でミゲルの古い友人である警察官たちと遭遇、ラウルに関する捜査への協力を求められました。
いよいよラウルとソニアの結婚式が翌日に迫り、アルヴァレス家には親戚一同が集結しましたが、アルマンドはラウルやミゲルと口論になってしまいます。家を出ようとするアルマンドに、ソニアは自分がオンザの姪であることを明かし、アルマンドに助けを求めました。
結婚式当日、式場に銃を持った男たちが乱入、参列者たちを次々と射殺していき、ミゲルも重傷を負ってしまいますがソニアとラウルは無傷でした。式に参加しなかったアルマンドは急いでミゲルを見舞いに向かい、その最期を看取りました。その後、アルマンドは行方をくらましたソニアを探しに行き、アルマンドの母の最期の地である池で入水自殺を図ろうとしていたソニアを助け出し、そのまま二人は遂に結ばれました。
夜が明け、アルマンドとソニアの元にオンザが買収していた汚職警官を引き連れて現れ、オンザはミゲルの土地を乗っ取ることを宣言、ソニアを連れ帰ろうとしました。アルマンドはソニアを守ろうと抵抗しますが、汚職警官に銃弾を数発撃ち込まれて倒れてしまいます。
俺たちサボテンアミーゴの結末
辛うじて一命を取り留めたアルマンドは白いライオンに助けられました。ライオンに励まされたアルマンドはオンザに連れ去られたソニアを助けるため家に立ち寄ってライフルを手に取り、ラウルも仲間たちを集めてオンザへの報復を誓いました。
白い礼服をまとったアルマンドは単身で馬に跨ってオンザの豪邸に乗り込み、一方のラウルも車数台でオンザ邸に突入して警備員らと銃撃戦を展開しました。オンザはソニアを人質に取り、ラウルはオンザ一味の銃弾に倒れました。ラウルは酒を飲み、アルマンドからタバコをもらうと、アルマンドにソニアを託して息を引き取りました。怒りに燃えるアルマンドは一味を次々と血祭りにあげていき、ソニアを救い出すと二人で一緒にライフルの引き金を引いてオンザを射殺しました。アルマンドは自分を逮捕しようとした汚職警官を射殺、ソニアと共に新たな人生に向かって旅立っていきました。
以上、映画「俺たちサボテンアミーゴ」のあらすじと結末でした。
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