人喰殺人鬼の紹介:2004年タイ映画。古来より、中国では人間の肝臓を喰うことにより病が治るという言い伝えがあった。持病の喘息に苦しむリーフイは、幼い子供を捕らえ、病を治すためにその肝臓をえぐり取って食すのだった…。
監督:ブラニー・ラッチャイヤブ、ニダースタット=ナ・アユタヤー 出演:ドゥアン・ロン(リーフイ)、チャッチャイ・プレンパニット(ダラ)、プレムシニー・ラタソファ、ほか
映画「人喰殺人鬼」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「人喰殺人鬼」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「人喰殺人鬼」解説
この解説記事には映画「人喰殺人鬼」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
人喰殺人鬼のネタバレあらすじ:起
中国人のリーフイ(ドゥアン・ロン)は、タイへと叔父を頼りに出稼ぎへとやってくる。ある一家の元で鶏締めの見習いとして働くのだが、うまくいかずお金を持って逃げる。
その頃、タイでは連続児童殺人事件が起こっていた。記者をしているダラ(チャッチャイ・プレンパニット)はこの事件の真実をずっと追っていた。一方、リーフイは新しく荷下ろしの仕事を始めていたのだが、持病の喘息が邪魔をし、足手まといとなっていた。
そんなある日、中国戦争時代の夢を見てうなされたリーフイは、誤って雇い主の子供を殺してしまう。怖くなったリーフイは死体を林へと隠し、何食わぬ顔で寝ていた。
人喰殺人鬼のネタバレあらすじ:承
その日の夕方、林から児童の死体が見つかったという情報を聞いたダラは、現場へと向かい、従業員から話を聞く。そこでリーフイと初めて顔を合わせる。リーフイは大事そうに母の形見のナイフを握りしめていた。
相変わらず仕事についていけないリーフイに、雇い主は農園で働くように勧める。最初は順調に農業をこなしていたリーフイだったが、嵐の影響で作物はすべて流されてしまい、喘息も悪化してしまう。
人喰殺人鬼のネタバレあらすじ:転
リーフイの故郷では、喘息には人間の肝臓が効くという言い伝えがある。リーフイの母は、罪人の処刑された肝臓を持ち帰り、幼いリーフイに飲ませていたのだ。薬を買うお金がないリーフイは子供を殺し、その肝臓を茹でた汁を飲んでいた。
ある日、恋人と祭りを楽しんでいたダラは、騒ぎを聞きつけ洞窟へと向かう。洞窟の中には無残な幼女の死体が転がっていた。そして、その現場にはリーフイが持っていたナイフが落ちていた。そのナイフに見覚えがあったダラは、のちにそれがリーフイの持っていたナイフだということに気づく。
人喰殺人鬼の結末
ダラの協力の元、リーフイは指名手配される。各地を逃げ回っていたリーフイは再び子供を殺そうとしていた。
しかしそこへ警察と共にダラが来る。リーフイは警察に捕まった。しかし警察は、一連の事件の犯人をリーフイ一人では不可能だと思っていた。しかし、事態を収拾するためリーフイ一人を犯人にしたてあげるのだった。
故郷へ帰らせる代わりに、自白をするよう警察にうながされたリーフイは、一連の事件の犯人は自分だということ自白する。そしてリーフイの願いも虚しく、リーフイは死刑判決をうけ、故郷へ帰ることなくこの世を去るのだった。
以上、映画「人喰殺人鬼」のあらすじと結末でした。
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