ニコラス・ケイジの ウェザーマンの紹介:2005年アメリカ映画。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのG・ヴァービンスキー監督が手がけた人生ドラマ。ローカルテレビ局のお天気キャスターが失った家庭や偉大な父親との交流を通じて人生を見つめ直す。
監督:ゴア・ヴァービンスキー 出演:ニコラス・ケイジ、マイケル・ケイン、ホープ・デイヴィス、ニコラス・ホルト、マイケル・リスポリ、ギル・ベローズ、ジェメンヌ・デ・ラ・ペーニャ、ほか
映画「ニコラス・ケイジの ウェザーマン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ニコラス・ケイジの ウェザーマン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ニコラス・ケイジの ウェザーマンの予告編 動画
映画「ニコラス・ケイジの ウェザーマン」解説
この解説記事には映画「ニコラス・ケイジの ウェザーマン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ニコラス・ケイジの ウェザーマンのネタバレあらすじ:起・お天気キャスター
シカゴのローカル局でお天気キャスターをしているデヴィッド。有名人ゆえにサインを求められることもしばしばだが横柄な彼は応じようとはしない。1日2時間カンペを読むだけ、気象学の学位も持たず努力も不要で収入はそこそこの楽な仕事だった。
時折、街でファストフードを投げつけられるが、それは番組が彼の名を“デヴィッド・スプリッツ(小雨)”と変えたせいだと思っている。
ニコラス・ケイジの ウェザーマンのネタバレあらすじ:承・家族の悩み
仕事はそこそこだったが彼の私生活はどん底で、元妻ノリーンには既にラスという彼氏がおり、復縁を望みながらノリーンとは会えばいつも口論になり、ラスを口汚く罵る。15歳の息子マイケルは薬物依存でリハビリとカウンセリング中、12歳の娘シェリーは何にも無関心な肥満児で煙草も口にしていた。
父親ロバートはピュリッツァー賞を受賞したこともある偉大な作家で、デヴィッドはこの父親にも認められたいと自身でも小説を書いたり、全国ネットの局に応募したりとアピールするがうまくいかない。そんな中、彼は父がリンパ腫であることを知る。
ニコラス・ケイジの ウェザーマンのネタバレあらすじ:転・憧れの全国ネット
家族の問題で悩みを抱える彼のもとに、全国ネットの“ハロー・アメリカ”からオーディションの話が舞い込む。ロバートのセカンド・オピニオンも兼ね、シェリーも連れてデヴィッドはNYへ向かうが、ホテルでマイケルが逮捕されたという知らせを受ける。カウンセラーのドンからわいせつ行為を受けそうになったマイケルが彼の車のガラスを割ったらしいが、発覚を恐れたドンはマイケルが財布を盗もうとした、と訴えているらしい。
マイケルが心配なデヴィッドはノリーンに電話をするが、ラスがいるから大丈夫だと言われ、またも口論になる。その後ロバートが検査の結果余命数ヶ月であることが分かり、デヴィッドは自分の無力さに打ちひしがれる。それでも“ハロー・アメリカ”への出演が決まれば、また家族がやり直せると夢想する彼は、翌日のオーディションも完璧にやり遂げる。
ニコラス・ケイジの ウェザーマンの結末:人生、捨てるものもある
余命わずかと分かったロバートの生前葬が行われることになった。直前、“ハロー・アメリカ”から正式なオファーを受けたデヴィッドは生前葬の場でノリーンに復縁を申し込むが、彼女はラスと結婚するのだと告げられる。
希望を失ったデヴィッドは自分の人生を振り返り、物を投げつけられるのは自分の人間性のせいだと気づく。そして息子を貶めたドンの元へ行き、彼をぶちのめすと、マイケルには大人のトラブルは大人になってから起こせ、と諭す。そんなデヴィッドをロバートは初めて褒め、“クソ人生は捨てろ”と言い残して程なく他界する。
数ヶ月がたち、デヴィッドは全国ネットで流れる“ハロー・アメリカ”のお天気キャスターとしてNYで生活していた。彼はノリーンがラスとの人生を選び、子供たちとは週末に会う生活を受け入れ、自分の新たな人生を歩み始めていた。もう彼にファスト・フードをぶつける人はいない。
以上、映画「ニコラス・ケイジの ウェザーマン」のあらすじと結末でした。
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