ブルー・イグアナの夜の紹介:2000年アメリカ映画。ストリップクラブ「ブルー・イグアナ」で働くダンサーたちそれぞれが抱える人生を描く。制作において台本がなく、主演女優らが自ら作り出したキャラクターでできあがったという異色作。
監督:マイケル・ラドフォード 出演:ダリル・ハンナ(エンジェル)、シーラ・ケリー(ストーミー)、ジェニファー・ティリー(ジョー)、サンドラ・オー(ジャスミン)、シャーロット・アヤナ(ジェシー)、ほか
映画「ブルー・イグアナの夜」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブルー・イグアナの夜」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ブルー・イグアナの夜」解説
この解説記事には映画「ブルー・イグアナの夜」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブルー・イグアナの夜のネタバレあらすじ:起
LA郊外にあるストリップクラブ「ブルー・イグアナ」。オーナーのエディは一癖も二癖もあるストリッパーたちを相手に飴と鞭で稼がせ、従業員ボビーが彼女らの良き相談相手となっていた。トップダンサーのエンジェルは里親を希望し奔走、面倒見の良いジャスミンは毎週詩の朗読会に参加している。短気でキレ易いジョーはいつも遅刻や罵詈雑言でエディや仲間を怒らせ、物静かなストーミーには最近、謎の影が付きまとっていた。
そんな中、エディは翌週に予定をしているパーティに人気ダンサー、ニコの出演を取り付け、新人ダンサーのジェシーも加わり、店の盛り上がりを期待する。
ロシアからやってきた殺し屋がエンジェルを見初め、匿名でプレゼントを贈る。ロマンティックなプレゼントに心躍るエンジェルだったが、店の外で写真を撮ってもらおうと声をかけた警官に、車の中のマリファナ所持がバレたことで里親への道が閉ざされる。
ブルー・イグアナの夜のネタバレあらすじ:承
ジャスミンは朗読会で出会ったデニスと親密になり、自分をストリッパーではなく詩人として見てくれる彼と恋に落ちるが、エディにお前に人生なんかない、と罵倒されたことで全てを諦める。連絡が取れなくなったことで店にやってきたデニスに、ジャスミンは彼を吹っ切るため自分のショーを見せ付けると、険しい表情でデニスは去って行く。
ストーミーに近づく影は兄だった。結婚し子供ができるので会いたいという兄だったが、2人はかつて兄妹でありながら愛し合い、ストーミーはその過去から逃げていたのだった。兄と再会した彼女は彼への想いを口にするがそれ以上進めないことに苦悩する2人だった。
ブルー・イグアナの夜のネタバレあらすじ:転
ジョーは妊娠が発覚、処置のためジャスミンに紹介してもらった病院へ行くが、居合わせた妊婦の言葉にキレて大荒れとなり、ステージで暴れて店を追い出される。自室でSMの仕事をしているところに、彼氏に暴力を振るわれたジェシーが転がりこんでくる。
そしてパーティの晩、ニコもやってきて、女たちはそれぞれに心の傷を抱えながらも店は盛り上がりをみせる。エンジェルがステージに上がると1人の客が彼女に多額のチップを投げる。その客がプレゼントの主だと分かったエンジェルはつかの間、彼との逢瀬を楽しむが、仕事を終えた彼はエンジェルに大金を渡すと国へ帰っていく。
ブルー・イグアナの夜の結末
店から帰ったジェシーは眠れずにいるジョーを抱きしめ、彼女のために歌を歌ってやる。店に残っていたジャスミンはニコにせがまれて自作の詩を朗読する。朝をテーマにしたその詩を、ニコはいい詩だと言ってくれる。
夜が明けてエディとボビーは店を後にする。ボビーは女たちがカラオケに行くと言っているが一緒に行かないか、とエディを誘うが、彼は寝ている時間だといって誘いを断る。そんな彼が今しがた買った新聞には、LAに住むロシア人が殺された、という記事が載っていた。
以上、映画「ブルー・イグアナの夜」のあらすじと結末でした。
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