ジキル&ハイドの紹介:1996年アメリカ映画。メアリーは、父親から虐待を受けた経験から、優しいジキル博士のメイドとして、平和な生活が送れることに満足していた。しかし、ハイド氏に出会い、危険な雰囲気が漂う彼に警戒しつつも、惹かれる自分がいた。「ジキル博士とハイド氏」をベースとした、サイコロジカルサスペンス。
監督:スティーヴン・フリアーズ 出演:出演:ジョン・マルコビッチ(ヘンリー・ジキル博士、エドワード・ハイド)、ジュリア・ロバーツ(メアリー・ライリー)、グレン・クローズ(ファラデー夫人)、マイケル・シーン(ブラッドショー)、ジョージ・コール(プール)ほか
映画「ジキル&ハイド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジキル&ハイド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ジキル&ハイドの予告編 動画
映画「ジキル&ハイド」解説
この解説記事には映画「ジキル&ハイド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジキル&ハイドのネタバレあらすじ:ジキル博士のメイド
メアリー・ライリーはジキル博士の屋敷で住み込みのメイドとして働いている。執事のプールを始めとした他の使用人達と共に大忙しの日常ではあったが、その生活に大きな安心感を覚えていた。メアリーの腕や首筋には、たくさんのケロイドがあった。ジキル博士はそれに気付き、興味を示し始める。しかし、メアリーはその事に触れたくなく、博士も強要しなかった。ある朝、博士の部屋に朝食を運んだメアリーがそこに長居したとプールに詰問され、とっさについた嘘に、博士は口裏を合わせてくれた。メアリーは、そのことに感謝して、傷の理由を博士に打ち明けることにした。それは、酒に酔った父親から受けた虐待による傷であったのだった。その後も折々、博士とメアリーは心の内面について話し合ったり、交流を深めていく。
ジキル&ハイドのネタバレあらすじ:ハイド氏
ジキル博士は、助手を雇うことになったと、使用人達に話した。しかし、その助手を見かけることはほどんどなかった。ある日、メアリーは博士から手紙を届ける使いを頼まれる。宛先は、娼館の経営者ファラデー夫人、内容は、博士の助手のハイドを、娼館に住まわせて欲しいという内容であり、ファラデー夫人は承諾する。しかし、娼館などという場所へ使いに遣られたことと、今現在ハイドがどこに住んでいるのかという謎に、メアリーは戸惑う。夜中にハイドを見かけたメアリーは、好奇心から、びっこを引いたハイドの後を追って博士の研究室へ忍び込んだ。そこで見たものは、血まみれの少女と、その母親に賠償金を支払うハイドであった。メアリーは恐怖に駆られ、逃げようとするが、ドアには鍵がかかっていて逃げられない。ハイドに追いかけられて、物陰に隠れたが見つかり、万事休すと思ったが、ハイドは彼女に鍵を渡しただけで去った。翌朝、博士が研究室から、足を捻挫した状態で出てきた。ある早朝、メアリーは博士から、大急ぎでファラデー夫人の元へ使いに出された。娼館へ着いたメアリーは、ハイドが泊まっていた部屋を見せられる。そこは、ベッドから天井まで血で覆われていた。ファラデー夫人への手紙の内容とは、その事への口止めだった。そして、とうとうハイドと顔を合わせることになったメアリーは、直情的で乱暴な傾向のハイドに戸惑い、彼の攻撃的な発言に反発するのだった。
ジキル&ハイドのネタバレあらすじ:ジキル博士とハイド氏
ファラデー夫人が、口止料の値上げのために屋敷を訪れた。博士は渋々研究室で会ったが、物音に気付いたメアリーが様子を見に行った時には、博士の姿はなく、ただ、血溜まりが出来ていた。そして屋敷には、博士ではなくハイドがいた。ハイドの言葉からメアリーは、ハイドの正体に気付き始める。自分がハイドに惹かれているということにも。外出時、メアリーは警官に追われているハイドに会った。別れ際にハイドは、もう会うことはないだろうと言い、メアリーにキスをする。帰宅すると、警官が待っていた。ハイドは、博士の友人で政治家のカルー氏を殺害したのだった。ハイドを見かけたかと聞かれたメアリーは、会っていないと、嘘の証言をした。その後、いつものように博士の部屋へ朝食を運んだメアリーは、そこでハイドと再会することになった。一度はハイドをかばったメアリーだったが、今度は家人に知らせるために逃げようとした。しかし、ハイドに止められてしまう。そして、ハイドの正体が明かされるのだった。
ジキル&ハイドの結末
博士が自分の病気を治すために作った薬の副作用で変身した姿がハイドであり、解毒剤を注射することで、元の博士の姿へと戻る。しかし最近は、薬なしにハイドが現れることができるようになったと。博士は殺人を犯し続けるハイドに危機感を覚え、ハイドと自分が同一人物だと気付かれないようなんとかしなければと研究を続けるが、見通しは明るくなかった。メアリーは荷物をまとめ、博士の屋敷を出ることにした。途中、研究室へ立ち寄ると、ハイドがいた。ハイドは、いつかメアリーが自分達の死の原因になることが分かっていたと言った後、解毒剤を注射した。その解毒剤には、毒が混ぜられていたのだった。それが唯一、メアリーを解放する方法だとハイドが考えてのことだった。そして博士の姿へと戻り、彼らは死んだ。霧の朝、メアリーは屋敷を去った。博士の遺体はハイドの姿に変わり、表情は笑っていた。
以上、映画「ジキル&ハイド」のあらすじと結末でした。
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