映画「カトリックスクールの怪異」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
カトリックスクールの怪異の紹介：2018年シンガポール, フィリピン映画。カトリック系のサッタルシア女学園でカウセリングの教師をするパットは、かつてトイレで自殺したエリカの幽霊を見かけるようになり、夜になると話をしていました。やがて女学生が殺され、別の女学生は自殺未遂をおこしました。エリカの霊と関係があると思ったパットは原因の究明をはじめますが・・・という内容のフィリピン発のオカルトホラーです。
監督：ミカイル・レッド 出演者：べア・アロンソ（パット）、チャロ･サントス･コンシオ（アリス校長）、ジェイク・クエンカ、マクセン・マガロナ、メアリー・ジョイ・アポストル、ガビー・パディーラほか
この解説記事には映画「カトリックスクールの怪異」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カトリックスクールのサンタルシア女学園では怖い噂がありました。エリカという女子学生がトイレで首つり自殺して以来、深夜になるとトイレにエリカが現れるというのです。
この日はアナが深夜にトイレに行きたくなり、ジョイスに「一緒にいって？」と頼みますが無視されました。恐る恐るアナがトイレに入ると、そこにはエリカがいました。その場で倒れて、頭のおかしくなったアナは学校からいなくなりました。
サンタルシア女学園でカウンセリングを担当する教師のパットは、夜になるとエリカの霊が見えるようになりました。パットはエリカに親身になって話をしますが、エリカの霊は何も答えませんでした。
クララという女学生が殺され、用務員のフィデルが犯人として逮捕されました。担当刑事のフリアンと話をしたパットは、フィデルはすっと昔から勤めていて、クララを殺す動機がないと言いました。フィデルもはじめはそう思ったと言いました。
校長のアリスが、連続する事件について、教職員に対し午後６時までに帰ることを命じました。そして宿舎生活の女学生たちには、どこに行くときも二人ペアでの行動を命じました。規則を守らず、自分の部屋にいたパットは気配を感じ、校内を調べました。そこにはクララの霊がいました。
パットは「誰に殺されたの？」とクララに聞きますが、その時、見回りに来たアリス校長に見つかりました。アリスは規則を守らないと停職処分にすると脅しました。翌日、女学生のジョイスがトイレでリストカットしていました。幸い未遂に終わり、ベッドにいるジョイスは、アナと一緒にトイレに行かなかったことを悔やんでいました。するとパットは、自分の兄がリストカットして自殺した話をして、あなただけは絶対私が守ると言いました。
フリアンが、「クララの事件はフィデルが犯人と断定された」と言いました。死んだ女学生が学校に霊として居残るのは、学校に問題があると考えたパットは、アリス校長が、悪い事をした女学生に罰として手を叩く『お仕置き』を身を挺して止めさせました。するとアリスは、校長権限で停職にすると言いました。
シスターから「エリカの情報は全てアリス校長が持っている」と聞いたパットは、校長室に忍び込み、１本のカメラのフィルムを見つけました。暗室でネガをチェックすると、エリカの首つり死体が映っていました。パットはシスターを問い詰めるも、それ以上はしゃべりませんでした。
フリアンがやってきて、アナの死後、アナの父親が妻を殺した供述のテープを持って来ました。「何かに取りつかれて、殺さないといけないという衝動に駆られた」と話していました。この供述はフィデルの供述と同じでした。話を聞いたパットは、夜の学校のトイレに向かいました。
エリカの霊に会い、話を聞きました。エリカは生徒から毛嫌いされ、救いを求めたアリス校長にも嫌われ、お仕置きを受けました。日が経つうちに、学校全員に嫌われていました。そこでエリカが霊になって恨みを晴らすために自殺しました。そして嫌いな母を父に殺させました。クララは友達になりたくないと言われた為、フィデルに殺させました。そしてパットには色々話をしてくれたけど、今度はあなたの番だと言いました。
すると人格の変わったフリアンがやって来ました。逃げるパットでしたが、捕まって首を絞められました。意識が遠のいて行くとき、クララの霊がエリカの霊に飛びかかり、二人はいなくなりました。
その後、サンタルシア女学園は平穏になりました。突然ジョイスが泣いて屋上へ走って行きました。追っていったパットは飛び降り自殺をしようとするジョイスを抱きかかえて助けるのでした。
以上、映画「カトリックスクールの怪異」のあらすじと結末でした。
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