INFINI/インフィニの紹介:2014年オーストラリア映画。オーパスという岩石を採掘する惑星の基地『インフィニ』に取り残されたウィットを救出するために向かった8人の隊員は、インフィニで起こった事実を知り、驚愕してしまいます…という内容のSFスリラー映画です。地球外惑星を舞台にしながら、閉ざされた基地の中のみの展開で、『遊星からの物体X』を彷彿させる作品です。
監督:シェーン・アベス 出演者:ダニエル・マクファーソン(ウィット・カーマイケル)、グレース・ファン(クレア)、ルーク・ヘムズワース(チャーリー)、ブレン・フォスター(モーガン)、ルーク・フォード(チェスター)、ドゥエイン・スティーブンソン(レックス)ほか
映画「INFINI/インフィニ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「INFINI/インフィニ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
INFINI/インフィニの予告編 動画
映画「INFINI/インフィニ」解説
この解説記事には映画「INFINI/インフィニ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
INFINI/インフィニのネタバレあらすじ:起
23世紀、地球の人類は貧困に見舞われ、他の惑星へとモノを求めていました。スリップ・ストリーミングという人間の転送システムが構築され、瞬時に惑星移動が可能になっていました。しかしスリップ・ストリーミングは死の危険が伴い、志願者のみが特殊訓練を受けて任務に就けました。
ウィットは妻のリサと二人暮らしでしたが、生まれてくる子供のため、金を稼ごうと志願しました。やがて初任務の日がやってきました。転送室の横で待機していると、28部隊の隊員たちが惑星から帰ってきました。
検疫中、隊員たちは眼が赤くなり、体に異変が現れました。そして殺し合いが始まりました。待機室もオートロックされて出られなくなりました。
ウィットら3人は、このまま出られないと自分たちも殺されると覚悟し、同僚のデイブが持っていた転送装置で逃げ出すことにしました。転送先は28部隊が行っていた『インフィニ』という基地で、他の場所には変更出来ませんでした。そして3人は次々と転送されていきました。
INFINI/インフィニのネタバレあらすじ:承
転送室にヨハンソン大佐ら8人が呼ばれていました。『インフィニ』の状況が説明されました。オーパスという岩石を採掘していた基地で、モントーリという学者を救出に行った15人が、救出に失敗して帰ってくると感染していて、殺し合いによって全員死亡しました。
その後、インフィニの採掘作業員1,600人が死亡したものの、後の調べで、ウィット・カーマイケルという男が一人だけ生きていて、そのウィットの救出とインフィニで何があったのかを調べる任務でした。そして8人はインフィニに転送されました。
インフィニ基地内はマイナス70℃の極寒で、死体がそこらじゅうにありました。食堂には人肉を食べていた形跡もあり、凄惨な状態でした。動力を復帰させ、システムを回復させたとき、ウィットが現れました。
ウィットは、「作業員たちに感染が広がり、殺し合いを始めると感染は次々広がり、生きるために自分は通気口から制御室へ隠れ、通気口を破壊し、システムを停止させ、殺し合いが終わるのを待っていた」と言いました。
大佐は「インフィニの転送装置を停止できるか」とウィットに聞きました。ウィットはプログラミング技師だったため、メンジースらの協力を得て、停止させました。
INFINI/インフィニのネタバレあらすじ:転
帰還の準備をしていた時、感染しながら生きていたモントーリが大佐を襲いました。腹を刺された大佐は瀕死で、銃でいったん撃ったものの、モントーリは再び襲ってきました。すかさずメンジースがショットガンで頭を飛ばすと、モントーリの血が、クレアたち3人に降りかかりました。感染の恐怖に襲われたウィットは逃げ出しました。
やがて殺し合いが始まり、モーガンがチャーリーを殺し、銃を忘れて行きました。その銃を持ってウィットはモントーリの研究室に入りました。彼のノートを見て、オーパスの感染の経緯や時間がわかりました。そこへメンジースがやって来ました。ウィットはメンジースにオーパスは生きていて、人間に感染すると体を乗っ取ることを教えました。
そこへ感染したレックスが襲ってきました。メンジースは傷つけられ感染しました。ウィットが説得するとレックスは自殺しました。立ち上がったメンジースは早くも発症していたため、ウィットは射殺しました。そして管制室に行くとチェスターがいました。
チェスターが早期帰還の許可が取れると言い、頼むと8時間後だと言いました。感染しながら発症していないウィットは、そこまで待てないと言って、医務室へ向かいました。
INFINI/インフィニの結末
医務室には医療班のクレアがいました。発症していたクレアは自分で堕胎し、血液の入れ替えをしていました。ウィットは発症を遅らせる方法がないかと聞くと、死ねば止ると言いました。やがてウィットは発症し、チェスターと殺し合いになりました。
格闘の末チェスターを殺したウィットは、管制室で自分の言葉を録音してリピート再生させ自殺しました。この惑星とオーパスに対してでした。自分はこの惑星に憎しみも恨みもないというメッセージでした。
ウィットはテーブルに血を流して倒れていました。何度が再生された後、ウィットは呼び声で目覚めました。
大佐を始め全員が生き返っていました。自分の手や体を確認したウィットは、確かに自殺する前のままでした。やがて部屋に集まり、転送のカウントダウンを始めると、自分たちがオーパスによって再生されていることがわかりました。
やがて地球に帰り、検疫を済ませると、ウィットはリサの元へ帰って来ました。帰ってこないとあきらめていたリサは、泣いて喜ぶのでした。
以上、映画「INFINI/インフィニ」のあらすじと結末でした。
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