罠の女(別題:罠の女/殺意のプライベート・レッスン)の紹介:1993年アメリカ映画。重役昇進を狙う夫に身を犠牲にしてまで尽くした妻が、その座を奪われて自殺した夫の復讐のため、重役となった男の家庭に入りこんで破滅へと追い込んでいくサスペンス。
監督:アンドリュー・スティーヴンス 出演:シャノン・トゥイード(パティ)、アンドリュー・スティーヴンス(アレックス)、ダニエル・マクヴィカー(トルーマン)、キム・モーガン・グリーン(マリーナ)、マイケル・D・アレンツ(ロービー)、スティーヴン・ヤング、ほか
映画「罠の女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「罠の女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「罠の女」解説
この解説記事には映画「罠の女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
罠の女のネタバレあらすじ:起・復讐のはじまり
重役への昇進を狙って奔走する夫トルーマンの、行きすぎとも思える行動に困惑する妻パティ。取引先の相手を自宅に招いての接待に、妻の体までも与える夫だったが、パティは愛するがゆえに耐えていた。
しかしその重役の座には他社からヘッドハンティングされてきたアレックスが就くことになり、絶望からトルーマンは自殺する。
身を犠牲にしてまで夫に尽くしてきたパティは怒りに燃え、自分を道具にした取引先の相手を射殺し、夫を自殺へ追い込んだアレックスへの復讐を決意する。
罠の女のネタバレあらすじ:承・妖艶な家庭教師
夫婦ともに仕事に忙しいアレックスと妻マリーナは、高校生の息子ロービーの教育に厳しいものの、普段の世話はメイドのベル(パーラ・ウォルターズ)に任せきりで、ロービーはそんな両親に反抗的だった。
進学校への編入試験を翌週に控え、アレックスらはロービーに家庭教師をつけることにし、計画通りパティが家庭教師として一家に入り込むことに成功する。
屋敷の離れに住み込むことになったパティは、早速ロービーを誘惑。関係を持つとロービーはパティの体に溺れるようになる。マリーナには良き相談相手を装って近づくと、アレックスの浮気を疑わせる嘘を吹き込み、鎮痛剤を混入した飲み物を与え続ける。
そしてロービーを自分から遠ざけようとするベルを、階段に細工して事故に見せかけて転落死させる。
罠の女のネタバレあらすじ:転・家庭崩壊
ベルの死と夫の浮気疑惑、薬の影響でマリーナは精神的に不安定な状態が続き、アレックスは妻が薬物依存に陥っていると疑い夫婦の間に亀裂が生じる。
パティはそんなアレックスを誘惑し、ロービーが見ていることを知りながら関係を持つ。ロービーには無理やりだったとうそぶくことで、さらに親子間の確執を深める。
試験が終わり、ロービーは編入のため家を出て、パティも仕事が終わり屋敷を後にする。その後もパティはマリーナに無言電話をかけ続け、友人を装って訪れてお茶をすすめる。
ここに至って彼女の悪意に気づいたマリーナは、アレックスに訴えるが、彼は妻の妄想だと取り合わない。しかしオフィスに残されたトルーマンの私物の中の写真を見た彼は、パティがトルーマンの妻だったことを知る。
罠の女の結末:終わらない復讐
マリーナの前に現れたパティは彼女に薬を飲ませ、手首を切って自殺に見せかけて殺そうとする。
そこへアレックスがやってきてパティを殴りつけると、彼女は窓から転落するが、警察が到着したときには彼女の姿は消えていた。
その晩、ロービーから電話がかかってくるが、夫婦は事件のことは告げず伏せておくことにする。電話を切ったロービーの横にはパティの姿があった。
以上、映画「罠の女」のあらすじと結末でした。
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