ウルフ・オブ・リベンジ 復讐の狼の紹介:2019年イギリス映画。闇金とヤクの取引で金儲けをする兄のリンカーンらの策略により、刑務所に入った元ボクサーのカイルは毎日命を狙われていました。リンカーンが自分に懸賞金をかけていることを知ったカインは復讐の為に体を鍛え、ガンで闘病中の母の見舞いのタイミングで脱走し・・・という内容のバイレンスアクション映画です。怨みを晴らす相手達を監禁し、自分が何故こうなったかを話しながら回想するストーリーです。
監督:ジェシー・V・ジョンソン 出演者:スコット・アドキンス(カイン)、クレイグ・フェアブラス(リンカーン)、トーマス・ターグーズ(チューン)、ニック・モラン(ハイド)、カーストン・ウェアリング(ベス)ほか
映画「ウルフ・オブ・リベンジ 復讐の狼」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウルフ・オブ・リベンジ 復讐の狼」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ウルフ・オブ・リベンジ 復讐の狼の予告編 動画
映画「ウルフ・オブ・リベンジ 復讐の狼」解説
この解説記事には映画「ウルフ・オブ・リベンジ 復讐の狼」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウルフオブリベンジ復讐の狼のネタバレあらすじ:起
警官たちに護送される囚人のカインが病院に着くと「母親は亡くなった」と告げられました。カインが「最後に会わせてくれ」と頼むと「遺体でもよければ」と言って、安置所に通されます。母の顔を見たカインに怒りが込み上げていました。
エレベーターの中で物音がしてカインが出て来ると、中では警官ら3人が倒れています。脱走したカインは『ジョーカー』というバーに向かいます。会員制だと言う用心棒たちを殴り倒し、中に入ります。カウンターには店主のベスがいて、カインはビールを飲み始めます。後ろのボックスではヤクの売人らしき男たちが、ルークが殺された時の話をしていました。
チューンが「殺した奴を見た。追いかけたが逃げられた」と言うと、カインが笑い出します。「誰だお前は!」と言われたカイルは「リンカーンのダチだ」と答えます。それを聞いた連中が一瞬引きました。そして「ルークを殺したのはオレだ、お前は追いかけもせず真っ先に逃げた」とチューンに言うと、男たちが襲いかかろうとします。
すかさずショットガンをカイルが構えた時、トイレからボスのハイドが出てきます。ハイドはカイルの顔を見て「リンカーンの弟だ」と教えます。隙を見て一人がカイルを襲おうとした時、カイルが男の膝を撃ちぬきました。ルークの腕を見せた後、ハイドに「電話してリンカーンを呼べ」と命じます。
ウルフオブリベンジ復讐の狼のネタバレあらすじ:承
ボクサーだったカイルは、兄のリンカーンから「試合で負けろ」と言われましたが勝ってしまいます。このことで大きな損害を被ったリンカーンやハイドやルークでしたが、リンカーンは弟に免じて許していました。ボクサーをやめたカイルはジムを興そうと思い、リンカーンに金を都合してもらおうと話します。するとリンカーンに「その代わりにハイドのところへ行って仕事をして来い」と言われます。
言われるがままハイドに会うと「この袋を中年女に渡す。お前は後をつけて袋を奪ってここにもって来い」と言いました。言われた通りやったカインでしたが、女性は執拗に追いかけてきます。そして女性は車に撥ねられ死亡しました。逮捕されたカインはベルマール刑務所に送られます。
刑務所内では、誰もかれもがカイルを殺そうと襲ってきます。毎日喧嘩を繰り返すうち、アゴを砕き割られ、ナパーム液で顔を焼かれます。それでも襲ってくる囚人の一人に口を割らせると「お前に2万ポンドの懸賞金がかかっている、リンカーンからだ」と言われ真実を知りました。
やがて殺人まで犯したカイルの刑期が伸びた頃、母が面会に来て「ガンになった。後はリンカーンに助けてもらう」と言います。このことでカイルは、リンカーンへの復讐心を封印します。そして母親の余命が短くなったある日、5時間の許可をもらって面会を許されたのでした。
ウルフオブリベンジ復讐の狼のネタバレあらすじ:転
カイルは逮捕時、取り調べの刑事から「リンカーンは、貸した金を強盗に見せかけて奪い返し、相手の全財産を奪う方法で金を儲けている。お前はその片棒を担がされたんだ。ただお前が奪った女性は死んでしまった」と聞かされ「リンカーンのやっていることを全部話せば許してやる」と言われますが、カイルは言いませんでした。
その後エバンス刑事に暴行を受け、刑務所に送り込まれます。話していると、リンカーンが子分を連れて入って来ます。カイルはハイドの後頭部にショットガンを突きつけていました。リンカーンが説得しますが、カイルは動じませんでした。
そしてカイルが恨みを話すと、リンカーンが「お前がオレの事をタレこんだとエバンスが言った」と言います。カイルが「オレは兄貴の事を一言もしゃべっていない」と言うと、リンカーンは「エバンスを呼べ」と言います。しかしリンカーンとグルだったことを知ったカイルが、すでにエバンスを殺していました。
カイルがリンカーンに「金を貸した相手から強盗に扮して奪い返し、破たんした人間が147人いる」と話すと、リンカーンが言い訳を始めます。つられてハイドがカイルに「あの連中は人間のクズだからそうなって当然だ」と言うと、怒ったカイルはハイドの頭を吹き飛ばします。
ウルフオブリベンジ復讐の狼の結末
カイルはリンカーンに「お前だけは許さない」とスマホを見せます。カイルはリンカーンの金を管理していたストークスを銃で脅し、リンカンーの200万ポンドの資産を送金させていました。リンカーンの口座には1500ポンドしか残っていませんでした。
カイルは「147人の被害者の名前を憶え、お前への復讐の為に生きてきた。そして刑事からリンカーンの事を話す代わりに母に面会させろと言って会いに行ったが、すでに死んでいた。その場所にお前は居なかった。母親まで見捨てたのか!覚悟しろ」と銃を構えると、ベスが瓶でカイルの頭を殴ります。
リンカーンが「やれ!」と言うと、手下どもが襲いかかります。しかし刑務所で戦っていたカインは、全員を殺します。リンカーンはカインのショットガンを取って構えます。カインが「お前は一文無しだ」と言うと「オレはもう一回のし上がってやる」と言います。カイルが「最後に聞きたい、何故オレを殺そうとした?」と聞くと「お前のせいで子分たちがオレの事を見下し始めた」と言ってリンカーンは引き金を引きました。弾は空でした。
ベスがリンカーンにナイフを渡すと、カイルが取り上げリンカーンを刺殺します。そのままカイルは店を出ました。そのころ、147人の被害者の口座には、リンカーンの口座からそれぞれ金が振り込まれていました。
以上、映画「ウルフ・オブ・リベンジ 復讐の狼」のあらすじと結末でした。
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