ラストサマーの紹介:1997年アメリカ映画。仲良し四人組が人を轢き殺すという罪を犯しますが隠蔽、1年後幸せに過ごしていた所に事件の事を知る者と思われる何者かに追い込まれていくというサスペンスホラー作品です。誰が犯人なのか分からない者に追われる様が恐怖を誘います。
監督 ジム・ギレスピー 出演:ジェニファー・ラヴ・ヒューイット(ジュリー)、サラ・ミシェル・ゲラー(ヘレン)、ライアン・フィリップ(バリー)、フレディ・プリンゼ・Jr(レイ)、ミューズ・ワトソン(ベンジャミン)、ブリジット・ウィルソン(エルサ)、ジョニー・ガレッキ(マックス)、アン・ヘッシュ(メリッサ)、ほか
映画「ラストサマー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ラストサマー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ラストサマーの予告編 動画
映画「ラストサマー」解説
この解説記事には映画「ラストサマー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ラストサマーのネタバレあらすじ:起
独立記念日の日、クイーンコンテストに選ばれたヘレン(サラ・ミシェル・ゲラー)を祝うために、ヘレンのもとにジュリー(ジェニファー・ラブ・ヒューイット)が駆けつけます。ジュリーの彼氏レイ(フレディ・プレンゼjr. )と、ヘレンの彼氏バリー(ライアン・フィリップス)も一緒にやってきました。互いに将来の事を語り合い最高の気分で帰りますが、途中で人を轢いてしまいます。自分の将来に傷がつくのを恐れた4人は、まだ息のある状態で海に沈め、このことは誰にも話さないと固く誓い、帰って行きました。
それから1年後、ボストンで大学生になっていたジュリー。しかし事件の事が頭から離れず、大学生活を楽しめずやつれていたジュリーが実家に帰ると、「1年前にお前が何をしたか知っているぞ」と書かれた手紙が届いていました。恐ろしくなったジュリーは女優の夢を諦めた彼女同様、夢破れて実家にいるヘレンの元に行き、ヘレンと別れたバリーの元に向かいます。
ジュリーも彼氏レイとは別れていて、今や連絡手段もありません。話し合った結果、犯人は事故当日偶然通りかかった友人のマックスではないかと考え、漁師をするマックスの元に向かいます。すると同様に漁師になっていたレイと再会するのでした。
ラストサマーのネタバレあらすじ:承
レイも3人の話に同調し、マックスの仕業だと話します。その後、バリーらに責められるも何の事か分からず憤っていたマックスに男が迫ります。そして手にしたかぎ爪でマックスを殺害してしまいました。
やがてバリーの元にもあの手紙が届きます。そして車を盗まれたバリーはマックスの仕業だと思って怒りながら追いかけると、車に乗っているのは漁師の格好をしたかぎ爪の男でした。男はそのままバリーを轢き、バリーは重傷を負ってしまいます。
ジュリーは、1年前に轢いた男がデビット・イーガンだったという事を調べ上げました。溺死だったというデビット、ジュリーとヘレンは彼の遺族である姉のミッシーの所に行きます。デビットの死後、彼の母親も倒れてしまいミッシー自身も酷く心を痛めていた事を知り、ジュリー達は改めて事の重要さを知るのでした。
さらにデビットにはスージーという婚約者がいて、事故で亡くしている事を知ります。それを知り二人は、デビットの腕にスージーというタトゥーが彫ってあった事を思い出します。さらにデビットの死後、ビリー・ブルーという男がミッシーを訪ねていた事が分かります。
ラストサマーのネタバレあらすじ:転
デビットはスージーが死んだ事で思い悩み、わざと轢かれた可能性があるとヘレンは話しますが、ジュリーはどうにも理解できないでいました。そしてヘレンの元に「もうすぐだ」と書かれたメッセージが届きます。恐れおののくヘレンから連絡を受けたジュリーは、急いでヘレンの所に向かいますが、車のトランクの中から聞こえる異音に気づいたジュリーがトランクを見てみると、マックスの死体と魚や蟹が入っていたのです。
驚いたジュリーはバリー達を集めて再びトランクを開けてみると、不思議な事にそれは跡形もなく消えていたのです。そして再びミッシーのもとを訪れた時、デビットが思い悩み自殺しようとしていたこと、そしてタトゥーはしていない事を知るのでした。
その頃、ヘレンは独立記念日のコンテストに前年度クイーンとして参加していました。ヘレンにはおとりとなるという考えがあり、バリーがなんとしてでもヘレンを守ろうとしていました。しかし、それでもかぎ爪の男は現れ、ヘレンの目の前でバリーを殺してしまいます。通報したヘレンでしたが、またしても死体が消えてしまいます。ヘレンは警官の警護のもと家まで送ってもらいましたが、道中でかぎ爪の男に再び襲われ、警官もろとも殺されてしまいました。
ラストサマーの結末
一方、ジュリーはコンテスト会場からレイの所へ向かいます。自分達が轢いたのはスージーの父親のベンジャミンであり、デビットではなかったと、ようやく知ることのできたジュリー。レイの船の名前からビリー・ブルーがレイだと思いショックで逃げ出します。
ジュリーはベンジャミンという男に助けられます。しかし、船を出しジュリーを救った男、彼こそが一連の事件の犯人かぎ爪の男だったのです。ベンジャミンはデビットを自殺にみせかけて殺し、その後ジュリー達に轢かれてしまいます。どうにか生き残ったベンジャミンは彼らに復讐を誓ったのです。
船の上で追い詰められたジュリーには逃げ場がありません。やがて追ってきたレイが追い付き、ベンジャミンと揉み合いになります。激しい揉み合いの末、海に落ちたベンジャミン、そしてベンジャミンの遺体は見つからずかぎ爪だけが引き上げられます。
そしてさらに1年後、ジュリーとレイの関係はまだ続いています。そしてレイと電話をするジュリーの目の前に、あの忌まわしいメッセージがまたしても残されていました。「まだ知っているぞ」再びかぎ爪の男が現れ、ジュリーに襲いかかるのでした。
以上、映画「ラストサマー」のあらすじと結末でした。
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