ヒンディー・ミディアムの紹介:2017年インド映画。ヒンディー語によるコメディードラマ。娘を名門中学校に入学させようとする夫婦の葛藤を描く。世界中で500万ドルに近い興行成績を挙げ、インド映画史上で最も成功した作品の一つとして数えられるようになった。この映画の成功によって、2020年3月には続編の発表が決定されている。
監督:サケート・チョードリー 出演者:イルファーン・カーン(ラージ・バトラ)、サバー・カマル(ミータ・バトラ)、キラン・コージ(スーシラ)、ディシタ・セーガル(ピア)、アムリター・シン(グラマー校長)、ディーパク・ドブリヤル(シャーム・プラカーシュ)、ニール・コリ(ミータの母)、ラジーヴ・グプタ(ラージの父)、サミト・グラティ(チョトゥ)、マリカー・ドゥア(ドリー)ほか
映画「ヒンディー・ミディアム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヒンディー・ミディアム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヒンディー・ミディアムの予告編 動画
映画「ヒンディー・ミディアム」解説
この解説記事には映画「ヒンディー・ミディアム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヒンディー・ミディアムのネタバレあらすじ:起
デリーでブティックを経営しているラージ・パトラは、妻のミータ、娘のピアとともに暮らしていた。ラージは、ピアがこれからインド社会で生きていくためには、エリートの一員になる必要があると考えていた。そのためラージは、全授業を英語で行うデリーでも指折りの進学校に娘を入学させる決心をする。
ラージ達夫婦はシーカと呼ばれる進学コンサルタントに相談し、上級の学校への入学に必要な面接に備えて準備を始める。しかし、自身の学歴が高くなく、英語も満足に話せないラージとミータは、面接で適切な回答をすることができず、応募自体を拒否されてしまう。
ヒンディー・ミディアムのネタバレあらすじ:承
様々な不法な手段に訴えても効果を得られなかったラージ達一家は、ついにデリーからの引っ越しを決意する。それは、デリーグラマースクールに入学するためには、志願者が学校から3㎞以内に住んでいなければならないという規則があったからだ。
ラージは、貧困家庭の子女が名門学校に進学することを支援する制度が存在していることを、従業員から知らされる。一家はより貧しい地域に移り住み貧困家庭を装うことで、この制度を活用しようと試みる。
そこにはシャームとトゥルシー夫婦がいた。彼らもまた、息子のモーハンをグラマースクールに進学させるために貧困地区に移り住んでいたのだ。
ヒンディー・ミディアムのネタバレあらすじ:転
選考が行われた結果、ピアは無事合格することができたが、モンハンは落とされてしまった。
ラージ夫婦は貧困地区の自宅に戻る。そして二人はモーハンが学んでいる公立学校を訪れ、そこに新たな本を買い、学校を改新するための費用を寄付する。改善された学習環境によって息子が英語に堪能になっていくのを見て、シャーム夫婦は匿名の寄付者に感謝を捧げる。
シャームはなんとかして寄付者の住所を洗い出し、実際に訪ねてみることにした。そこでシャームは、入学資格のために貧困層のふりをしていたラージ夫婦の真実を知ってしまう。彼はデリーグラマースクールの校長に詐称を密告するためにその場を去る。
ヒンディー・ミディアムの結末
シャームが校長のところに行き着く前に、ラージ夫婦は彼女に会いに行く。夫婦は結局、ピアの入学を取り消すように申請した上で、シャームに真実を伝えた。しかし、学校の体面を失うことを恐れた校長は、その申請を却下する。
公立学校に忍び込んだラージは、そこで教育を受ける権利について演説を行い、同時に自らの罪を暴露する。そして後にラージ達夫婦は、ピアノ入学内定を辞退し、モーハンが通っているヒンディー語で授業を行う公立学校へ彼女を入学させることを決めたのだった。
以上、映画「ヒンディー・ミディアム」のあらすじと結末でした。
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