映画「復讐少女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
復讐少女の紹介：2012年イギリス映画。バルカン半島の内戦で、家族を殺され売春宿に売られた少女エンジェルでしたが、客としてやってきた軍人たちが自分の母を殺した男だったため、復讐しようとナイフを手に持ち、通気口からチャンスをうかがっていました…という内容のバイオレンス映画です。残虐シーンの特殊メイクの出来が良くてマニア必見の一本です。
監督：ポール・ハイエット 出演者：ロージー・デイ（エンジェル）、ショーン・パートウィー（ゴラン）、ケヴィン・ハワース（ビクトル）、アンナ・ウォルトン、ジェマ・パウエル、ダニエル・ヴィヴィアン、エイドリアン・ブーシェ、ショーン・クローニンほか
この解説記事には映画「復讐少女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
紛争中のバルカン半島の田舎の売春宿に、少女たちが連れてこられます。宿を仕切っているのはビクトルで、少女たちにここへ来た理由を説明します。そして見せしめに一人の少女の首を切り裂いて殺します。
恐怖に怯える少女たちの中に、顔にアザのある少女がいます。部下たちが「どうする？」と聞くと、ビクトルは置いておけと言います。エンジェルと名付けられたアザのある少女は口もきけませんでした。そこで売春宿のまかないや、少女たちの世話などをやるようになります。
少女たちはベッドに縛られ、客を取らされます。そしてエンジェルが巡回して麻薬を注射していました。そんな中、手話のできる少女アレクサと仲良くなります。エンジェルらは突然襲ってきた武装兵士らに、両親兄弟を皆殺しにされました。エンジェルの母も自分の目の前で射殺されました。そして兵士たちは少女だけ生かして、売春宿に売り渡していたのです。
売春宿では日々、少女が死んでいます。抵抗の出来ない少女に暴行を振るう客などがいて、生傷や怪我が絶えませんでした。ビクトルはエンジェルを可愛がり、名前も自分がつけ、売春をやらせないのもビクトルの指示でした。
そんなエンジェルは身軽で、通気口を通ってアレクサの部屋に行き、お菓子を渡して話をします。そしてエンジェルは少しの振動で人が来るのを感じとり、決してビクトルらには見つかりませんでした。
ある日、アレクサは、暴行好きの客に骨盤を折られます。医師のアンドレがビクトルに「もっと大事にしろ」と言いますが、ビクトルは「誰にモノを言っているんだ！」と逆上し、「逆らうと殺す」と言われます。そんなアレクサを介抱していると、軍人たちが売春宿にやって来ます。
軍人は、エンジェルの母を殺したゴラン達でした。顔を見たエンジェルは凍りつきます。更にゴランが「あの時の女だな！」と声をかけます。
部下のイワンがアレクサの部屋に行きます。通気口からナイフを持ったエンジェルが覗いていました。イワンはアレクサを激しく暴行してＳＥＸします。見かねたエンジェルは通気口から忍び込み、イワンを何度も刺します。アレクサは死んでいました。そして襲ってきたイワンにとどめを刺し、通気口に隠れます。
物音に気付いたゴランらが乗り込むと、壁の中で音が聞こえる事から、エンジェルの仕業だと言い、マルコに追わせます。そのマルコもエンジェルに殺されると、煙を通気口から送り込みます。
ビクトルはゴランに脅されていました。元々仲間だったビクトルは、兵士を辞め売春宿を経営し、当局と癒着して金もうけをしていたからでした。そこでビクトルはエンジェルの仕業に見せかけ、ゴランの部下を一人殺します。
森に逃げたエンジェルは、死体の沼にはまります。ビクトルが死んだ少女を投げ捨てている場所でした。追うビクトルに見つかり、ナイフを渡したものの殴り倒されます。そこへゴランとヨーゼフがやって来ます。ビクトルは金を半分渡す約束をして、2人は銃を降ろします。
その隙にエンジェルがナイフを抜き取りビクトルを刺すと、反動で銃が発射されヨーゼフを射殺し、これに怒ったゴランがビクトルを撃ち殺します。エンジェルは家に逃げ込みました。
家族写真を見るとそこはイワンの家でした。ゴランからの電話で夫がエンジェルに殺されたことを知った妻は、ナイフでエンジェルを襲いますが、エンジェルは妻を置物で殴り殺しました。
工場へ逃げ込んだエンジェルは焼却炉の煙突のパイプに潜り込みます。ゴランが追ってくるとパイプを伝って逃げます。追うゴランはパイプに詰まり、動けなくなります。そして煙突から逃げたエンジェルは、老夫婦の家に逃げ込みました。そこは医師のアンドレの家でした。
以上、映画「復讐少女」のあらすじと結末でした。
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