タイム・クライムの紹介:2013年韓国映画。タイムマシンを研究するウソクらの研究チームでしたが、研究に投資するロシアの会社から資金提供を打ち切られ、撤収期限が迫っていました。そこでウソクは結果を残そうと24時間後の研修施設にタイムスリップします。24時間後の研究室は荒れ果て、研究員の姿はありません。過去に戻ったウソクが未来の監視カメラ映像を見ると、自分たちが死んでいくのが映ります。そこでウソクらは未来を変えるべく行動をしますが…という内容のSFサスペンス映画です。
監督:キム・ヒョンシク 出演者:チョン・ジェヨン(チョン・ウソク)、チェ・ダニエル(ユ・ジワン)、キム・オクビン(ソ・ヨンウン)、イ・デヨン(チョ室長)、パク・チョルミン(パク・ヨンシク)、シン・ダウン(ナムグン・スク)、オ・グァンノク(ソ博士)ほか
映画「タイム・クライム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「タイム・クライム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
タイム・クライムの予告編 動画
映画「タイム・クライム」解説
この解説記事には映画「タイム・クライム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
タイム・クライムのネタバレあらすじ:起
ウソクはタイムマシンの研究をするリーダーで、ロシアの投資会社の会長と話しています。自分の考えを述べたウソクは、会長から死んだ妻の話をされ、「妻を取り戻すためにタイムマシンを開発するのか?」と言われます。するとウソクは「会長も歩けるようになります」と答えます。
3年後、ウソクらのチームは深海の施設の中にいました。チョ室長やパク博士、恩師ソ博士の娘のヨンウンや、その彼氏でウソクの後輩のジワンらがいます。研究が進まぬ中、ロシアの会社から資金の停止と、研究の中断を通告されます。
そこでウソクは、撤収の日までにタイムマシンに自ら乗り込み、成果を出して契約を更新させようと決めます。一緒に乗り込むのはヨンウンでした。移動先は24時間後のこの施設でした。
そして午前11時、タイムマシンに乗り込んだ二人は、24時間後へと旅立ちます。到着した二人が見たものは、破壊された施設内でした。ウソクは監視カメラの映像をデータでダウンロードし、施設内を調べます。すると何者かに襲われ、首を絞められます。近くにあったペンで相手の首を刺して逃げます。
タイム・クライムのネタバレあらすじ:承
ヨンウンを見つけ、必至に逃げる二人ですが、途中で床が割れてヨンウンが転落します。助けることが出来ないウソクはタイムマシンに乗り込みます。すると扉が閉まりはじめました。扉の向こうにはヨンウンが走って来ています。ヨンウンは結局乗り込めず、タイムマシンは過去へと戻りました。
施設内では無事帰ってきたことに喜びます。しかしヨンウンがいない事から、ジワンは落ち込みます。周りのメンバーは「連れ戻しに行こう」と言うものと、「24時間待てばヨンウンに会えるのでは」と言うものがいますが、ウソクは「24時間後のこの施設は破壊されていた」と言います。
パクがタイムマシンを検査していると、床の隙間にヨンウンがいました。ヨンウンは怪我をしていて意識がありません。ウソクは今後24時間の監視カメラの映像を見ることにし、映し出しますが、ウイルスに感染して再生不能でした。
しかし1本だけ再生可能な動画があり、再生すると、翌日のAM5時過ぎ、施設内が燃え、炎の中で焼け死んでいく研究員が映ります。そしてAM11時ごろに爆発する映像も見つかります。
タイム・クライムのネタバレあらすじ:転
ウソクはこのまま撤収するか、それともここに残って未来を変えるかの決断の為、採決を取ります。結果は居残る事に決まり、文句を言うチェ室長を軟禁します。
施設内で火災につながる個所を調査することになり、ムンスンとスクの夫婦は機械室を調べていました。すると、緩んだバルブがあり、ムンスンが外すと蒸気が噴き出し、はめられなくなります。やがてそこから引火し、火災が発生します。逃げ遅れたムンスンを助ける為スクが助けに行きますが、炎が大きくなり今度はスクが逃げられなくなります。
やがて炎に包まれスクは死んでしまいます。この光景こそ、あの監視カメラの映像でした。目覚めたヨンウンに「ウイルスのワクチンはないのか?」と聞きますが「初めからない」と言われます。それでも何とかウイルスを駆除し、すべての動画が映し出されます。
すると、仲間内で殺し合う動画が見つかります。それはスクが死んだのはチェ室長のせいだと思っていたソンムンによるもので、実際にそのようになります。そして自分たちが死ぬ映像が次々映し出されます。やがてヨンウンが、「タイムマシンがAM11時に到着したことで、圧がかかり爆発した」と言います。ウソクは圧を逃がす方法を考えて実行しようとします。
タイム・クライムの結末
動画を丹念に見ていたヨンウンは、ウソクが最後一人になっているのを見つけ、シワンに「ウソクを眠らせれば解決する」と伝えます。シワンが「鎮静剤だ」と言って薬を注射しますが、ウソクは眠りませんでした。
そして11時になり、施設が爆発し始めます。ジワンはウソクに隠していたことを話します。ウソクの妻は死ぬ前にジワンに電話して、ウソクに対する不満をぶつけていました。話を聞いたウソクは怒りからジワンを殴りますが、ジワンは「妻が自殺したのは全てお前のせいだ!」と言うと、ウソクは妻がマンションの窓から飛び降り自殺した日を思い出します。
しばらくするとタイムマシンで、ウソクとヨンウンがやって来ます。皆が敵に見えてきたウソクは、過去の自分に襲いかかり首を絞めます。しかし過去の自分に首を刺され、よろけながらジワンに会い、もうだめだと言い、座り込みます。
一方、床から落ちた過去のヨンウンは、同じようにに床から落ちたヨンウンに会います。ヨンウンは過去の自分に「監視カメラの映像が見れないようウイルスを仕込め」と教えます。そしてタイムマシンに過去の自分を乗り込ませ、後を追います。
過去のウソクが見たのは未来のヨンウンでした。タイムマシンが過去に向かって去ったあと、ヨンウンとジワンは潜水艇に乗り込み、爆発を利用して脱出しました。
1か月後、くつろぐヨンウンとジワンは、あの時脱出できたのは、ウソクがハッチを手動で開けてくれたからだと知りました。
以上、映画「タイム・クライム」のあらすじと結末でした。
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