ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方の紹介:2018年アメリカ映画。アメリカ有数の大都市のロサンゼルス、多くの娯楽がありますが、犯罪や環境汚染など多くの問題もあります。ジョンとモリーの夫婦は、犬の鳴き声がうるさいという近隣住民からの苦情をきっかけに郊外に理想の農園を作ることにします。しかし、荒れ果てたロス近郊の大地に農園を作るのには多くの問題があります。二人の挑戦はうまくいくのでしょうか?『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 』は、大都会から郊外での農園作りに挑戦する夫婦の悪戦苦闘ぶりが描かれるドキュメンタリー、田舎暮らしの素晴らしさを伝えてくれる映画です。
監督:ジョン・チェスター 出演:ジョン・チェスター、モリー・チェスター、アラン・ヨーク、ほか
映画「ビッグ・リトル・ファーム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ビッグ・リトル・ファーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方の予告編 動画
映画「ビッグ・リトル・ファーム」解説
この解説記事には映画「ビッグ・リトル・ファーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ビッグリトルファーム 理想の暮らしのつくり方のネタバレあらすじ:起・大都会を捨て、理想の農場の夢
ジョン・チェスターはカメラマン、料理が好きなモリーと結婚します。モリーは自然に囲まれた農園で採れる野菜や、家畜で料理を作るのが夢です。ある日、捨てられた動物施設で犬のトッドを二人は引き取ります。
大都市、ロサンゼルスに暮らす二人ですが、近隣住民からトッドの鳴き声がうるさいという苦情を受け、やがて大家からは立ち退き命令を受けます。モリーは夢の農園を実現するチャンスと考えますが、金がありません。
ジョンとモリーは支援者を集め、農場ビジネスを始めることにします。ロスから1時間ほど北に200エーカーの土地(東京ドーム7個分)を見つけた二人ですが、土地は荒れ果てています。二人は農場建設のコンサルタントのアラン・ヨークを雇います。
アランのアドバイスで二人は水源を確保し、荒れ果てた土地に植物を植えます。さらに二人の農場経験者を雇い、農作物を育て始めます。ジョンとモリーは、鶏、豚などの家畜を農園に持ち込み始めます。
ビッグリトルファーム 理想の暮らしのつくり方のネタバレあらすじ:承・拡大する農園と問題の発生
ジョンたちは、家畜の糞で肥料を作り作物を育てます。動物たちは元気に育ち、農園で遊びます。理想の農園作りの2年目に入りますが、3つの作物に特化したいと言うモリーに対し、アランは75もの多くの作物を育てることをアドバイスします。アランは、農園は多様な作物や家畜がいることが大事だと考えます。
家畜は子供を産み始め、鶏は卵を産みます。鶏の産んだ卵は農園の最初のヒット商品として売れます。アランは家畜の動物と、作物である植物との共存が大切と考えます。荒れた大地も水と緑に変わります。
ジョンたちはコヨーテ(北米に分布する食肉目イヌ科イヌ族に分類される食肉類。)の襲撃に悩まされます。ジョンは農園にフェンスを立てます。また、家畜の豚エマも病気になり、獣医の診察を受けます。エマを愛するジョンら農園の人々は看病をし、エマは元気になります。
ビッグリトルファーム 理想の暮らしのつくり方のネタバレあらすじ:転・理想の農園の現実
花も育ち、ミツバチも飛んできます。フルーツなどの作物も育ちます。ジョンたちはパラダイス(天国)のようだと喜びます。しかし、動物たちの喧嘩も起こります。ジョンたちは自然との共存が難しいことを感じます。
ジョンたちはアランの死の知らせを受けます。また、家畜の死も起こります。育ててきた家畜も屠殺のため連れて行かれます。水不足と干ばつも深刻です。家畜は糞をし、その糞は堆肥になります。また、堆肥にハエが飛んできてウジムシを産みます。そのウジムシは鶏の餌になるという自然の共存現象も見られます。4年の歳月で農園には無駄な木が育ち、切り倒します。
ジョンとモリーは農園の作物などを市場で売りますが、卵は相変わらず人気です。コヨーテの襲撃と思われる鶏の死も増えます。ジョンはコヨーテの襲撃を聞き、銃で撃ち殺します。
ビッグリトルファーム 理想の暮らしのつくり方の結末:理想の農園での幸福
農園に大干ばつが訪れます。5年目の農園にようやく雨が降り、作物が再び育ち始めます。しかし、コヨーテの襲撃は続き、鶏は被害を受けます。エマは子供を生み、農園関係者は大喜びです。夜のカメラに多くの動物とコヨーテが映されています。翌朝、ジョンはコヨーテが動けなくなっているのを見つけ、コヨーテを銃で殺害します。
7年が経ち、ジョンはアランが「7年もすれば、多くの動物、作物、人々であふれ、誰も一人でなくなる」と言っていたのを思い出します。農園には作物と家畜、そして多くの動物と植物があふれています。そして、農園には世界中から多くの観光客が集まります。しかし、犬のトッドは死んでしまいます。ジョンら農園関係者はトッドの死を悼み、小さな墓を作ります。
多くの生命体の溢れる農園の成功に、ジョンとモリーは夢の実現を喜ぶのでした。
以上、映画「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」のあらすじと結末でした。
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