バルフィ! 人生に唄えばの紹介:2011年インド映画。1970年代を舞台に、自閉症と聴覚障害というそれぞれに不自由さを抱えた二人の少年少女の関係を描くヒューマンドラマ。低予算ながらも2012年で最も売れたボリウッド映画となり、アカデミー外国語映画賞へのノミネートを始めとして、国内外の数々の映画祭で高い評価を受けた。。
監督:アヌラーグ・バス 出演者:ランビール・カプール(バルフィ)、 プリヤンカー・チョープラー(ジルミル)、イリヤーナー・デクルーズ(シュルティ)、サウラーブ・シュクラ(スダンシュ・ドゥッタ検査官)、アーカーシュ・クラーナ(バハドゥール)、ほか
映画「バルフィ! 人生に唄えば」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バルフィ! 人生に唄えば」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バルフィ! 人生に唄えばの予告編 動画
映画「バルフィ! 人生に唄えば」解説
この解説記事には映画「バルフィ! 人生に唄えば」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バルフィ!人生に唄えばのネタバレあらすじ:起
ネパールで生まれたバルフィは、聴覚障害を持ちながらも明るく聡明な少年だった。母親が早くに亡くなったため、父子家庭で育ったが、やんちゃながらも周囲の人々に愛されていた。
バルフィはある日、上流階級の娘シュルティと出会う。彼女は幼いながらも慣習に従い、まもなく結婚する予定であったが、バルフィはその美しさに夢中になり、恋に落ちてしまう。
シュルティもまたバルフィを好きになった。しかし、彼女の親は障害を理由にバルフィを遠ざけようとする。結局、シュルティは結婚してコルカタに移ってしまい、バルフィとの関係は完全に切れてしまった。
バルフィ!人生に唄えばのネタバレあらすじ:承
父が病気にかかってしまったため、バルフィは治療費を工面する必要にかられた。銀行強盗を企てたものの失敗した彼は、裕福な家庭の出で自閉症の友人、ジルミルの誘拐を試みる。しかし、家に行ってみると彼女はすでに別人によって誘拐されたあとだった。
彼はジルミルの乗った車に忍び込み、身代金とともに彼女を連れ去る。ジルミルをアパートに幽閉したパルフィだが、その時、父親が死亡したことを知らされる。
落胆したバルフィはジルミルを解放しようとする。しかし、彼女はバルフィのもとを離れようとしなかった。彼らはコルカタに移り、共同生活を始める。
バルフィ!人生に唄えばのネタバレあらすじ:転
それから6ヶ月後、バルフィは偶然シュルティと再会する。結婚生活に不満を抱いていた彼女は、バルフィと再び友人同士となった。
バルフィとジルミルの関係を知ったシュルティは、隠れてジルミルの失踪届を出す。そしてバルフィは捜索を始めた警察によって逮捕されてしまう。
尋問を受けている間、別の犯人からジルミルの身代金請求が届く。ジルミルの遺体は見つからなかったが、彼女は明らかに殺されているらしかった。
警察は事件を早期に解決させるため、バルフィを犯人に仕立て上げようとする。しかし、捜査の過程でバルフィの人となりを気に入ったスダンシュ・ドゥッタ検査官は、シュルティに彼を連れ帰らせることで、免罪の機会を与えた。ジルミルがいなくなったことでバルフィと共にいられるようになったことを、シュルティは喜ぶ。
バルフィ!人生に唄えばの結末
ジルミルを喪失したことでバルフィは失意に陥っていた。彼女を探すため、シュルティと共にバルフィはジルミルの生家を訪れる。そこで二人は、実はジルミルの死は両親が保険金を横領するために偽装したものであったという真実を知る。
バルフィはさらに、再びジルミルの死を偽装することで、両親を欺く。そして、彼女が悪徳な親から離れて、養護施設で生きられるように取り計らう。
そして後に、バルフィとジルミルは結婚する。シュルティは残りの日々を裕福に満たしたが、バルフィとともに生きる機会は永遠に失われてしまった。
数年後、バルフィは重い病気で入院する。そこにジルミルがやってきて、彼の隣に横たわる。年老いたシュルティは二人が平穏の内に亡くなったことを告げるのだった。
以上、映画「バルフィ! 人生に唄えば」のあらすじと結末でした。
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