悪いやつらの紹介:2012年韓国映画。韓国の1990年代の‘犯罪との戦争’の事件を描いている作品として、その時代の社会的な状況がわかる映画。頭を使う‘悪いやつ’と体を使う‘悪いやつ’の出会い、戦い、そして結末。
監督:ユン・ジョンビン 出演者: チェ・ミンシク(チェ・イクヒョン )、ハ・ジョンウ(チェ・ヒョンベ)、チョ・ジヌン(キム・パンホ)、マ・ドンソク(イクヒョンの義弟)、 キム・ソンギュン(パク・チャンウ)、ほか
映画「悪いやつら」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「悪いやつら」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「悪いやつら」解説
この解説記事には映画「悪いやつら」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
悪いやつらのネタバレあらすじ1
主人公のイクヒョンはプサンの税関で働いている公務員でした。しかし、ただの公務員と言うよりは税関でたまに不法で物を韓国に持って入る人たちに税金を払わせる代わりに、自分がある程度のお金をもらって目をつぶったりする悪い公務員でもありました。ある日、偶然不法で入ってきたものの中で麻薬10kg程度を発見します。その麻薬を盗んで、売るところを探していたところもう一人の主人公である暴力団のボス、ヒョンベに出会います。
悪いやつらのネタバレあらすじ2
しかし、麻薬の事件が警察にばれてしまい税関の誰か一人が全部責任をとって公務員を辞めなければならなくなります。その中で一番家族の人数が少ないイクヒョンが選ばれ、麻薬事件の全ての責任を取り、仕事をやめることになります。仕事がなくなったイクヒョンは麻薬を売るときに出会ったヒョンベに連絡し、また会うことになります。そこで話している途中、二人は遠い親戚の関係だったことに気がつきます。麻薬の件も一緒だったこともありヒョンベはイクヒョンが使える人物だと思い一緒に仕事をすることを提案します。イクヒョンは話すことが上手で、頭もよくて、人脈もあることを利用してヒョンベの暴力団が大きくすることに役に立ちます。そしてそれによってイクヒョンも得られるものがありました。
悪いやつらのネタバレあらすじ3
二人が一緒になった暴力団は強くなっていき、もっと大きくするためにできる事を探しているとき、イクヒョンが前から知り合いだったクラブの社長が最近不合理な待遇をされていることを聞いて、自分たちが手伝うことを提案します。クラブの社長は名前だけ社長で実際に全部管理しているのはヒョンベの若いときの友達であるパンホだったことがわかります。パンホもヒョンベと同じくプサンの暴力団のボスであり、何か理由無しでいきなり喧嘩をけしかけるのは無理があるとヒョンベにいいます。イクヒョンはそしたら自分が理由を作ってあげると言い、わざとクラブで悪いことをして何回か殴られてヒョンベのところにいきます。
悪いやつらのネタバレあらすじ4
理由ができたヒョンベの暴力団はそのままクラブに行き喧嘩をはじめ、結局ヒョンベの暴力団が勝ちます。それでクラブまで自分たちのものにできたヒョンベとイクヒョンは、それをきっかけでもっと暴力団の力を大きくしていきます。イクヒョンの人脈を利用してプサンの有名なホテルのカジノまで担当することになるヒョンベの暴力団。警察に捕まることになっても、イクヒョンの人脈のおかげでそのまま解放されたり、警察の顔を殴っても平気なほどの権力を手に入れます。そうやってどんどん強くなっていく中、ある日パンホのところから復讐のためにヒョンベのことを影で攻撃する事件が起きます。暴力団出身でもないイクヒョンが気に入らなかったヒョンベの部下たちはイクヒョンがパンホと会っているのを見たことがあるといい、パンホにヒョンベがいる場所を教えたのがイクヒョンかもしれないと裏切り者だと話します。その話でヒョンベに捨てられるイクヒョン。
悪いやつらのネタバレあらすじ5
裏切ったことがないイクヒョンは自分は違うと言うものの、信じてもらえずヒョンベとは別れることになります。そしてイクヒョンは敵であったパンホの仲間になります。
しかし、パンホとちゃんと仕事を始めようとするときにノ・テウ大統領が‘犯罪との戦争’を全国に発表します。全国の暴力団員は一人も残さず逮捕する。罪がないとしても暴力団であれば捕まえることができる。そして抵抗する場合には銃の発砲も許可するといった政策でした。それでヒョンベの暴力団員たちも捕まえることになり、プサンはもちろん全国の暴力団員が逮捕されました。イクヒョンも結局捕まえられたが、ある検事がヒョンベを逮捕することに協力してくれたらあなたは解放してあげると提案します。最初、イクヒョンは迷っていたが、そんなことも知らず、ある日ヒョンベがイクヒョンを呼んで、もし自分の居場所などをばらしたら殺すからと脅かし、今でもすぐ殺せるようなことを言っていたことで、イクヒョンはヒョンベを逮捕することに協力することにします。
悪いやつらの結末
そしてイクヒョンは検事と協力して、海外に逃げられる方法がわかったと嘘ついてヒョンベのことを呼び出し、検事がヒョンベを逮捕できるようにします。そのことでイクヒョンは今までの犯罪をなかったことにしてもらい自分だけが逮捕されずに普通の生活に戻ります。時間が経ち、イクヒョンは社会的に成功した父、そして息子は検事に育ちます。老人になったイクヒョンが写り、イクヒョンのことを呼ぶヒョンベの声でこの映画は終わります。
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