映画「ゲット・ラッキー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ゲット・ラッキーの紹介：2012年イギリス映画。街に戻ってきたラッキーは兄のラファエルや仲間のジョージ、カービーと再会。運転の上手いラッキーは早速強盗の運転手として仲間たちの仕事を手伝います。しかしラッキーらの奪った金は、街を仕切るマフィアのボスのジキッチの金でした。金を返せと命を狙われるラッキーは、ラファエルのカジノ強盗の仕事で大金を得ることにしますが、実はこのカジノもジキッチの店でした…という内容のサスペンスアクション映画です。
監督：サシャ・ベネット 出演者：ルーク・トレッダウェイ（ラッキー）、Ｔ・Ｊ・ラミニ（ラファエル）、クレイグ・フェアブラス（セバスチャン）、エミリー・アタック（ブリジット）、テリー・ストーン、ジェームズ・コスモ、ジェイソン・メイザ、ほか
この解説記事には映画「ゲット・ラッキー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
街に帰ってきたラッキーを待っていたのは兄のラファエルでした。両親を殺された二人は唯一の家族でした。その夜、ラファエルとクラブに行ったラッキーは、仲間のジョージやカービーと会って楽しみます。ラッキーは、カウンターで一人で飲む赤いドレスのブリジットという女性に一目ぼれします。
少ししてカービーが仕事を持って来ます。ラッキーは運転手の役目です。ラッキーはジョージの工場にあるいつもの古いベンツを出して、カービーを乗せて向かいます。カービーが金を盗んでいる間、車で待っていたラッキーは、近くで立っているブリジットを見つけて話しかけます。そして電話番号を書いたメモを渡し、戻ってきたカービーを乗せ走り出しました。
すぐさまセバスチャンとクレーマーの二人組が車で追ってきます。運転の上手なラッキーは華麗なテクニックで二人を引き離しますが、しばらくするとすぐ近づくため、相手に事故を起こさせる作戦に変更します。するとカービーは「降りる」と言って、奪った金を置いて飛び降ります。
自宅に戻ったラッキーは、カービーの金をベンツのトランク下に隠し、カービーに電話しますが、出ませんでした。そこへセバスチャンとクレーマーがやって来て、ラッキーは拉致されます。
倉庫に連れて行かれたラッキーが目にしたものは、拷問を受けてぐったりしているカービーでした。セバスチャンは「盗まれた20万ポンドを持ってこないとお前を殺す」と言います。そこへセバスチャンらと同じボスの下で働く、ニコとイーライがやって来て、カービーを射殺しました。
解放されたラッキーは兄のラファエルに相談します。ラファエルは「今度の仕事を手伝え」と言います。ラファエルはショバ代を払っているニコとイーライも呼び込みます。ジョージも加わり4人のメンバーに、ラファエルは仕事の内容を伝えます。
それは、ストックス兄弟の経営するカジノの金庫の金を奪う計画でした。ラファエルは「人殺しはするな、金を奪うだけだ」と言って役割分担をしました。運転手役のラッキーには修理工場を経営するジョージが車を構えます。
その夜、ラッキーはブリジットと待ち合わせて酒を飲みます。ブリジットは「私には男がいる、しかし嫉妬深い性格で別れたい」と話すと、ラッキーはブリジットに自分の部屋の鍵を渡します。ブリジットの男とはニコで、一緒に住んでいました。
ジョージの工場にセバスチャンとクレーマーがやって来ます。前回ラッキーを追いかけた車はジョージから買ったものでしたが、スピードが出なかったため文句を言いに来ていました。
ジョージが行方不明になったことで、ラファエルは強盗を「今夜やる」と言い、4人は向かいます。計画通り事が運びますが、途中、想定外の用心棒が銃を持って襲ってきたためにニコが数人を射殺します。倉庫で盗んだものを4人で分けると、金のほかに証券がありました。
ラッキーが自宅に帰るとブリジットがいました。ブリジットは部屋でカジノ強盗をするための見取り図を見ていました。そして二人は愛し合います。ニコとイーライがボスのジキッチのところへ行くと「オレのカジノが襲われた！そして金と証書が奪われた」と怒りまくっています。騙されたニコはイーライに「ラファエルとラッキーから金と証券を奪って殺し、オレ達の手柄にしよう」といいます。
ラファエルはラッキーに今回の強盗の話をします。「ショバ代を払わなかった両親の店を燃やして二人を殺したのは、ニコとイーライだ。二人に復讐するために、ボスのジキッチのカジノを狙う事を、1年前から計画していた。奪った金と証券は盗んだイーライの車に隠し、コンテナの中にいれてある」と話します。
部屋でニコとケンカをしたブリジットが、ニコを家具で殴リ倒すと動かなくなります。気になったブリジットがラッキーに電話すると「今から行く」と言って部屋を訪ねます。出てきたニコの顔を見てびっくりした二人は殺し合いになりますが、ラッキーはニコを階段から突き落としました。
イーライがラファエルのロッカーを調べると、自分たちが殺した夫婦の息子がラファエルとラッキーだとわかり、ジキッチに会いに行きます。ラファエルとラッキーが犯人だと言うつもりでしたが、キッチはカジノのマネージャーから犯人を聞きだしていて、イーライは連れていかれます。
コンテナの場所に行ったラファエルとラッキーとブリジットでしたが、ニコとセバスチャンらにつけられていました。鍵を開けるとニコがやって来て銃口を向けると、セバスチャンらが車でニコを撥ねます。銃撃戦になりラファエルがセバスチャンを、ラッキーがクレーマーをそれぞれ殺します。
するとニコがやって来ますが、二人の銃は弾切れでした。ニコが銃口を向けると背後からブリジットがニコを射殺します。助かったと思った二人でしたが、ブリジットは二人に銃口を向け、金と証券の乗った車に乗り、走り出します。
ブリジットの裏切りに落胆していると、セバスチャンらが乗ってきた車は、ラッキーの愛用の古いベンツでした。ラッキーはラファエルに「ここに金がある」と言って、カービーの奪った金をとりだします。そして二人は「ジキッチを殺しに行こう」と言って走り出しました。
以上、映画「ゲット・ラッキー」のあらすじと結末でした。
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