ロスト・アイズの紹介:2010年スペイン映画。病で徐々に視力を失いつつある女性が、同じ病で失明した双子の姉の自殺に不信感を抱き、調べを進めるうちに恐ろしい真実にたどり着く様を描いたサスペンス・ホラー。
監督:ギリェム・モラレス 出演:ベレン・ルエダ(フリア/サラ)、ルイス・オマール(イサク)、パブロ・デルキ(イバン)、フランセスク・オレーリャ、ジョアン・ダルマウ、ボリス・ルイス、ほか
映画「ロスト・アイズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ロスト・アイズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ロスト・アイズの予告編 動画
映画「ロスト・アイズ」解説
この解説記事には映画「ロスト・アイズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロスト・アイズのネタバレあらすじ:起・姉の死
進行性の視力低下を患うフリアは、ある晩、同じ病で1年前に完全失明した双子の姉サラの首吊り遺体を夫イサクと共に発見する。
自殺とは思えないフリアは、近所に住む全盲のソレダト夫人や、サラが出入りしていた盲人福祉センターに話を聞きに行き、サラに恋人がいたことを知ったフリアは、その所在を掴むため2人が行ったという旅行先のホテルに向かう。
ホテル近くのレストランのウェイターから、サラは目に包帯を巻いていたと聞いたフリアは、彼女が手術を受けていたことを知って、自殺するはずがないと訴えるが、イサクはサラの手術は失敗で、失明を苦にして自殺したのだと言い、徐々に視力を失いつつある妻を気遣ってこれ以上詮索することをやめるよう説得する。
ロスト・アイズのネタバレあらすじ:承・男の存在
フリアはホテルの雑用係クレスプロに声をかけられ、サラが泊まった部屋に残されていた鍵を渡される。恋人のことを聞くと、存在感のない男だったが眼に激しい怒りを湛えた危険人物だったと教えられる。
しかしその後、クレスプロは風呂で感電死し、男が映っている駐車場の監視ビデオを取りに行ったイサクが消え、彼はサラの家の地下室で彼女と同じように首を吊った姿で発見さる。
失意の中で完全に視力を失ったフリアは、警察から夫とサラが付き合っていたことが記された遺書があったことを知らされる。
ロスト・アイズのネタバレあらすじ:転・隣人の告白
ドナーが見つかり手術を受けたフリアは、包帯が取れるまで看護人イバンの助けを借りてサラの家で過ごすことにする。
包帯が取れるまであと4日となった頃、夜中に人の気配を感じ家を飛び出したフリアは、イバンに助けを求め彼の家で警察を待つことにする。しかし彼が離れた隙にサラの家の隣に住むリアが現れ、ずっとサラとフリアを監視していた彼女はサラとイサクを殺したのはイバンで、イサクの遺書は書かされたものだったのだと言って逃げるよう促す。
恐怖にかられたフリアは包帯を取ると、サラが残した鍵を使って部屋の1つを開け、そこでサラと自分の写真が壁一面に貼られているのを目にして、リアの言葉が真実だと知る。
ロスト・アイズの結末:男の正体
逃げようとしたフリアだったが、そこでリアが殺されているのを見ると、戻ってきたイバンには見えていないフリを装う。しかしその様子を不審に感じたイバンから、冷凍庫に入った“イバン”の名札のついた死体を見せられたフリアは、彼がサラの恋人と目された男で、看護人を装ったソレダト夫人の息子アンヘルだったことを知る。
サラの家に運び込まれたフリアは再び視力が失われつつもアンヘルと格闘するが、駆けつけた警察に囲まれると、アンヘルは自らの命を絶つのだった。
診察を受けたフリアは、間もなく完全に失明するだろうと告げられる。わずかな視力で安置してあったイサクの遺体に対面した彼女は、医師からイサクがフリアのドナーになっていたことを知らされる。
最後に彼女が目にしたのは、鏡に映った自分の中のイサクの瞳だった。
以上、映画「ロスト・アイズ」のあらすじと結末でした。
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