ザ・スカルズ/髑髏(ドクロ)の誓いの紹介:2000年アメリカ映画。大学でヨット部のルークは、将来有望な人材を集める秘密結社「スカル」に呼ばれ入会しました。部屋、金、車を与えられご満悦のルークでしたが、スカルの事を調べていた親友のウィルが変死したことから、スカルに対する疑いを持ち始め…という内容のサスペンス映画です。
監督:ロブ・コーエン 出演者:ジョシュア・ジャクソン(ルーク・マクナマラ)、ポール・ウォーカー(ケイラブ・マンドレク)、ヒル・ハーパー(ウィル・ベックフォード)、レスリー・ビブ(クロエ・ウィットフィールド)、クリストファー・マクドナルド(マーティン・ロンバード)、スティーヴ・ハリス(スパロー刑事)、ウィリアム・ピーターセン(エイムス・レブレット)、クレイグ・T・ネルソン(リットン・マンドレーク)、ノア・ダンビー(ヒュー・マウバーソン)、スコット・ギブソン(トラヴィス・ウィーラー)ほか
映画「ザ・スカルズ 髑髏の誓い」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・スカルズ 髑髏の誓い」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・スカルズ/髑髏(ドクロ)の誓いの予告編 動画
映画「ザ・スカルズ 髑髏の誓い」解説
この解説記事には映画「ザ・スカルズ 髑髏の誓い」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・スカルズ/髑髏の誓いのネタバレあらすじ:起
大学生のルーク・マクナマラはヨット部のホープで、対抗レースでは1名を欠きながらもルークの頑張りで見事優勝します。会場には秘密結社「スカル」のスカウトたちが見に来ていました。
祝杯の後、親友のウィルや女友達のクロエと喜びを分かち合いながら、スカルの話になっていました。スカルは将来有望な大学生をスカウトして、メンバーになると独自の信仰と教育、そしてスカルから偉人になった人たちの組織力で金と地位が得られるという、得体の知れない興味深い結社です。
スカルの会長はマンドレクで、息子のケイラブが同じ大学にいて、ケイラブはスカルへの入会が決まっていました。そんな話をしているとルークに電話がかかります。矢継ぎ早に指示が出され、ルークが次々こなすと最後に水を飲まされ、意識を失って倒れます。気が付くと棺に入れられていました。棺から出ると同様の学生が10数人いました。その中にはケイラブもいます。
赤い服を着た男たちが現れ、全員に指令を出します。一斉に走り出したものの、ケイラブが目的の場所に一番に着きます。しかし扉は鍵がかかっていたため、ルークがピッキングを使って扉を開け、二人で命令されたものを持ち帰ります。
部屋に戻ったルークにウィルが訪ねると、肝心な事をルークが言わない事から「あれだけスカルをバカにしていたのに入ったのか?」と聞かれますが、ルークは答えませんでした。二人は口げんかになり、ウィルは部屋を出て行きます。その時、ケイラブから電話が入り、二人はスカルに入会が認められます。
ザ・スカルズ/髑髏の誓いのネタバレあらすじ:承
集合場所に行くと、スカルの教えを唱え、髑髏(ドクロ)の焼印を腕に焼きつけ、その上に腕時計をはめます。翌日、クロエを食事に誘ったルークがATMで金を引き出していると残高が2万ドルになっていて、スカルの入会の恩恵を感じます。クロエは「スカルに入ったのね?」と言います。早速ルークは大きな部屋を与えられ、夜はパーティで盛り上がりました。
翌日は新メンバーにスポーツカーが与えられました。夜、ケイラブが車に戻ると窓ガラスが割られ、スカルの鍵と本が盗まれていました。スカルに向かったケイラブは忍び込んでいるウィルを見つけ「鍵と本を返せ!」と追いかけます。深夜、ルークがウィルの部屋に行くと、首を吊って死んでいました。
スパロー刑事に話を聞かれ、ウィルの部屋を片付けていたルークは、本棚の後ろからケイラブの本と、スカルに関する写真を見つけます。クロエに会ったルークはクロエから「隠していたけど、ウィルはスカルの事を色々調べて記事にしていた」と聞きます。その後スパロー刑事から「ウィルの頭部に殴られたような跡がある」と言われました。
スカルでの儀式の後、マンドレク会長に呼ばれたルークとケイラブは、その場でケイラブが「ウィルが盗んだ鍵と本を取り返そうとしてもみ合いになり、ウィルが上の段から転落して死んだ。怖くなって父に電話して警察に通報してくれと言ったが断られた」と言います。するとマンドレク会長は「将来のある人物ばかりがいるスカルにおいて、事故死や不祥事は困るから自殺に見せかけた」と説明します。
そしてマンドレク会長はルークに、大学院の入学証と授業料免除の書類を渡しました。その後、スカルの幹部のレブレット議員が「マンドレク判事は最高判事になる必要があるから仕方がない」と言います。
ザ・スカルズ/髑髏の誓いのネタバレあらすじ:転
スカルではマンドレク会長がルークの除名を提案していました。しかしレブレット議員が「自分の息子は大目に見て、ルークをだけ処罰するのはおかしい」と言います。マンドレク会長が「採決をとろう」と言うと、レブレット議員は「満場一致が条件だ」と言って反対票を投じます。
納得のいかないルークは「成功したらスポーツカーをやる」と言って、昔の遊び仲間たちにスカルの調査を頼みます。すると、儀式場には複数の監視カメラがあり、ある男が定期的にテープを交換して保管していることがわかりました。その男をつけると、図書館の秘密の扉から出入りしていました。隙を見て一緒に入り、殴りつけてテープを奪います。
そしてクロエも交えて仲間たちとテープを再生します。ウィルが転落してケイラブが逃げるまではケイラブの話と同じでした。その後、大学ロンバート学長ら数人が入って来ました。その時、ウイルが動きます。ウィルは生きていたのでした。ロンバート学長はウィルの首の骨を折って殺しました。
唖然としたルークはテープを持ってスパロー刑事に会います。取調室で再生すると何も映っていませんでした。警察もスカルに支配されていると感じたルークは「テープを代えたな!」とスパロー刑事を怒鳴り散らし、暴れ出します。そのまま逮捕され注射を打たれたルークは、精神病院に送り込まれます。
ザ・スカルズ/髑髏の誓いの結末
クロエはケイラブに「本当の事を話して。あなたが儀式場を出た時はウィルは生きていた」と話しますが、ケイラブは取り合いませんでした。クロエが帰っていると男に襲われます。クロエを救ったのはレブレット議員でした。二人は精神病院に向かい、ルークを連れだすと、レブレット議員はクロエに「掟によって生き、掟によって死ぬとルークに伝えろ」と言って車で去ります。
今度はRV車が追ってきます。クロエは行き止まりで追い詰められました。男が降りてきてルークを殺そうとした瞬間、スパロー刑事が男を射殺します。スパロー刑事は「レブレット議員に頼まれた」と言います。正気に戻ったルークにクロエがレブレット議員の言葉を伝えると「選択肢は一つだ、明日、島で行われるスカルの会合で挑戦状を出す」と言いました。
島の会合に現れたルークは本を持ち出し「119条にある、『問題が解決できない時は紳士的に挑戦できる』を使って、ケイラブに挑戦する」と言います。マンドレク会長が「息子の代わりに受ける」と言うと、ルークは「それは規約上出来ない」と言います。
やがて二人は銃を持ち、背中を合わせます。合図に会わせ10歩進み振り返るとルークは銃を落とし、ケイラブに向かって「本当の事を話せ!」と叫びます。銃を構えるケイラブは撃てず躊躇していると、マンドレク会長が銃を持ちルークを狙います。その時、ケイラブがマンドレク会長に銃弾を撃ち込みました。そしてケイラブが自殺しようとすると、ルークは「もう終わった」と言って止めました。
レブレット議員がスカルの会長になりました。そしてルークに「手伝ってくれ」と言いますが、ルークは断ります。レブレットもまたルークを利用して会長の座を得たのでした。
以上、映画「ザ・スカルズ/髑髏(ドクロ)の誓い」のあらすじと結末でした。
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