リベンジ・タイムの紹介:2018年アメリカ映画。監禁・凌辱・拷問・反撃…義父(ケダモノ)への復讐が炸裂する――。義父に凌辱され、精神的に支配されていた若い女性の復讐を描いたリベンジスリラーです。母を亡くし、毎晩のように義父にレイプされていた主人公は義父の性的犯罪に加担させられていましたが、意を決して遂に脱出を決意します。
監督:ジュリアン・リチャーズ 出演:ジェマ・ダーレンダー(ゾーイ)、コスタス・マンディロア(ジョン・ストーン)、ジェシー・モス(スコット・ウォレス)、ブリット・マッキリップ(ジェニファー)、ミカブリー・アマイア(アニー)、マーク・アーノルド(保安官)、ダイアナ・ケア(ダニー)、アニー・クイグリー(ステイシー・ジョーンズ)、チェリス・シルバストリ(校長先生)ほか
映画「リベンジ・タイム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リベンジ・タイム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
リベンジ・タイムの予告編 動画
映画「リベンジ・タイム」解説
この解説記事には映画「リベンジ・タイム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リベンジタイムのネタバレあらすじ:起
アメリカの田舎町ブルームフィールド。ゾーイは、義理の父(母の再婚相手)ジョン・ストーン(コスタス・マンディロア)と二人暮らしをしていました。ゾーイの母はジョンと再婚してから半年後に自殺してしまい、それからというものゾーイはジョンから毎晩のように犯されていました。
夜になると、ジョンはゾーイを連れて町のバーに繰り出しました。ジョンはこのバーで客の女に目を付け、ゾーイはジョンが気に入った女を連れてくる役どころでした。この夜、ゾーイはジョンが気に入ったステイシー・ジョーンズ(アニー・クイグリー)という女性を彼の元に引き合わせました。
ジョンはステイシーと酒を飲んで彼女の警戒心を解かせ、ステイシーは何の疑いも抱かずにジョンとゾーイの車に乗り込みました。ジョンの住処である自動車修理工場を訪れたステイシーは拷問部屋に連れ込まれ、顔をポラロイドカメラで撮られると手足をベッドで縛られました。
ジョンはこうして毎夜のように女性を連れ込んでは監禁・拷問するのが趣味であり、ジョンに精神的に支配されていたゾーイは彼の言いなりになっており、歯向かうことなくジョンの手伝いをさせられていました。
リベンジタイムのネタバレあらすじ:承
ステイシーは行方不明者として捜索が開始され、保安官代理のスコット・ウォレス(ジェシー・モス)は非番ながらも捜索のためのポスターを貼りに行くことになりました。その途中、スコットはジェニファー(ブリット・マッキリップ)という若い女性を車に乗せ、バーまで送り届けました。
その頃、ジョンの家では、ゾーイがステイシーに「選択肢をあげる」と迫っていました。しかし、もはや選択肢はステイシーが自ら命を絶つ以外にはなく、ステイシーはやむなく死を受け入れました。ジョンはステイシーの遺体の処理をゾーイに命じましたが、ゾーイはどうすることもできず、ジョンはチェーンソーで遺体を切り刻むと、土の中に埋めてしまいました。
その頃、スコットは同僚のダニー(ダイアナ・ケア)からの要請で近隣住民のトラブルを仲裁しに向かいましたが、その際に近所の子供にパトカーのタイヤをパンクさせられてしまいます。仕方なくスコットは近くにあるジョンの自動車修理工場にパトカーの修理を依頼、その際にジョンはかつて海兵隊員であり、イラク戦争に従軍していたことを知りました。自らもかつてはイラク戦争に派兵されていた過去を持つスコットはジョンとゾーイのことが気になり、彼の経歴を調べ始めました。
その夜。ジョンとゾーイはいつものようにバーに繰り出しました。そこではスコットに送ってもらったジェニファーが新入りのバーテンダーとして働いていました。ジョンはアニー(ミカブリー・アマイア)という女性に狙いを定めました。
リベンジタイムのネタバレあらすじ:転
ジョンの家に連れて行かれたアニーは凄惨な拷問を受け、首輪をつけられて監禁され、しばらく生かしておくとジョンに告げられました。一方、一人でバーを訪れたゾーイはジェニファーにこの町にずっといるつもりか尋ねると、そこにジョンが現れてゾーイが無断外出したことを責めました。
帰宅したゾーイは、ジョンがアニーに拷問を加え続けている最中、部屋に隠し持っていた拳銃を取り出し、何やら考え込むと自分とジョンが写っている写真を破り捨てました。拷問部屋に向かったゾーイは拳銃でジョンを脅すも、「選択肢をあげるわ。私には選択肢がないのよ」とアニーに告げると拳銃で自殺するようそそのかしました。
一方、ジョンの経歴を調べていたスコットは、彼の再婚相手が自殺していたこと、連れ子であるゾーイはジョンとは血の繋がりがないことを調べ上げていました。スコットはゾーイが何かに苦しめられているのではと考えました。
その頃、ジョンは自殺したアニーの遺体を処分した後、拳銃を湖に捨てました。この頃からゾーイは精神に異変をきたすようになり、食事も喉を通らずに心身ともに衰弱していきました。
ジョンはゾーイを連れて買い物に出かけた際、居合わせたスコットはゾーイに声をかけましたが、ゾーイはジョンに手を引かれてその場から離れ、スコットはイラク派兵時代にある女性の命を救えなかった自身の過去とゾーイの近況を照らし合わせて自らの無力さを痛感しました。そしてスコットはダニーに、次こそは救いの手を差し伸べたいと打ち明けました。
リベンジタイムの結末
ジョンが次に狙いを定めたのはジェニファーでした。ジョンはゾーイと共にいつもの手口でジェニファーを車に乗せて帰路に就き、スコットは密かに追跡しました。ジェニファーのバッグの中には拳銃が入っていました。
帰宅したジョンはいつものようにジェニファーを拷問部屋に連れて行き、スコットはジョンの家に近づこうとしましたが、仕掛けられていた罠にかかってしまいました。スコットの存在に気付いたゾーイは彼を助けようとしましたが、駆け寄ったジョンはスコットを殴って気絶させると家の中へと連れ込みました。
ジェニファーは隙を突いて拷問部屋から脱出しましたが、すぐさまジョンに追いつかれました。ジェニファーは持っていたドライバーをジョンの足に突き刺して抵抗、チェーンソーを持ってジョンと対峙しました。
そこに拳銃を持ったゾーイが現れ、一旦はジェニファーに銃口を向けましたが、ゾーイはジョンに数発撃ち込むと最後はナイフで首を掻き切って殺害しました。
ジョンの死後、スコットもダニーもゾーイの行方を知ることはありませんでした。その頃、部屋に戻ったゾーイは拳銃の銃口を口にくわえて自殺を試みましたが、拳銃にはもはや1発の銃弾すら残っていませんでした。
その後、ゾーイはジェニファーと手を組み、ジョンのようなクズ男を死に追いやる処刑人となりました。
以上、映画「リベンジ・タイム」のあらすじと結末でした。
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