ギャラクシー・スクワッドの紹介:2014年オーストラリア映画。なぜかオーストラリアばかりを総攻撃するエイリアン軍団の襲撃に、売れないバンドの女ボーカルが仲間たちと共に立ち向かう姿をドタバタギャグ満載で描いた奇想天外なオーストラリア発のSFアクションコメディです。
監督:ジョー・バウアー 出演者:リタ・アートマン(アンディ)、タマラ・マクラフリン(カム)、ローレンス・シルヴァー(キース)、ダグ・ハッチ(エリオット)、ジョー・バウアー(ジョン)、エマ・ランドール(エイリアン司令官)、ロブ・ジェンキンス(クロウ)、ポール・アダムズ(デニス)、カイル・マッカリオン(スティックス)ほか
映画「ギャラクシー・スクワッド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ギャラクシー・スクワッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ギャラクシー・スクワッドの予告編 動画
映画「ギャラクシー・スクワッド」解説
この解説記事には映画「ギャラクシー・スクワッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ギャラクシースクワッドのネタバレあらすじ:起
オーストラリア・ブリスベン。この街に住む少女アンディ(ナターシャ・ベイナム)は、UFOや宇宙人の存在を信じていましたが、弟のエリオット(キャメロン・コールフィールド)ら家族や近所に住む少年キース(ガレス・ワード)は全く信じないどころか、アンディをバカにしていました。
そんなある夜、アンディは家の外に眩い光を感じ、外に出てみるとそこには何と本物のUFOがありました。アンディは思わず手にしていた宇宙人の絵が描かれた風船を手放すと、UFOは風船を吸い込んで空の彼方へと飛び立っていきました…。
それから17年後の現在。成長したアンディ(リタ・アートマン)はボーカリストとして友人のスティックス(カイル・マッカリオン)たちとロックバンドを組んでいました。しかし、バンドは全く売れず、客席にはエリオット(ダグ・ハッチ)やスティックスの父親など親戚縁者しかいないという体たらくでした。
バンドの演奏を撮影していた女性カム(タマラ・マクラフリン)もまた本当はバンドに興味などなく、将来ドキュメンタリーを撮るための練習だと言い切るのみでした。
今やバンドの用心棒的な役割を担っているキース(ローレンス・シルヴァー)の前に、アンディのバンドメンバーでありながら酒に酔ってまともに活動しない悪友のジョン(ジョー・バウアー)が現れました。
その時、上空におびただしい数のUFOが飛来、街に攻撃を仕掛けて破壊し始めました。町中が大混乱に陥るなか、アンディは父から母がUFOにさらわれたとの連絡を受けました。
ギャラクシースクワッドのネタバレあらすじ:承
テレビニュースでは、なぜかオーストラリアだけがUFOからの攻撃を受けていると報じられていました。アンディは17年前にUFOに遭遇した際に超能力を授かったと頑なに信じており、今回のUFOの襲来はもしかして自分のせいだと感じました。
アンディは超能力を実証するため、仲間たちの前で怪しげな呪文のような言葉を唱えると、目の前に1機のUFOが墜落してきました。UFOには2体のエイリアンが乗っており、そのうち1体はUFOの中にあった光線銃を使って倒したのですが、もう1体はジョンを殴り倒すとジョンそっくりに化け始めました。偽ジョンの肌色は全身が緑なのですが、なぜかアンディたちは全く気づきませんでした。
アンディたちはラジオのニュースで、エイリアンは地球人そっくりに変装するとの情報を得ましたが、それでもジョンが偽者であることには気づきませんでした。
アンディたちはアンディ家に到着、アンディの父はエイリアンに噛まれたカムの傷を見るなり、本来パンに塗るはずのチョコレートバターを傷口に塗ってその上にココナッツパウダーを振りかけていきました。すると、なぜかカムの傷はみるみるうちに回復していきました。
驚くアンディたちに、アンディの父は真実を語り始めました。アンディの父は元々ASIO(オーストラリア保安情報機構)の捜査官であり、アンディが生まれる前の年にオーストラリアにUFOが墜落していた事件を担当していたのです。アンディの父はUFOの中からエイリアンの死体を回収したのですが、解剖する前に死体は忽然と姿を消していました。
この時からアンディの父は同僚だった捜査官クロウ(ロブ・ジェンキンス)に疑いをかけられて追われ続けており、家族の身を守るためにあえてUFOの存在を否定していたことを釈明しました。
ギャラクシースクワッドのネタバレあらすじ:転
その夜、アンディはカムから車の中で撮影していたビデオを見せられました。そこにはジョン(偽者)が長い舌を伸ばして虫を捕食している様が映し出されており、ようやくアンディたちはエイリアンがジョンに化けていることに気付きました。
更にはアンディたちは父のエイリアンに関する記録の中からエイリアンの弱点はナメクジと同じ“塩”であることも知りましたが、正体を現したエイリアンはキースを人質に取り、アンディとカムを返り討ちにしてしまいました。
そこにエリオットに助け出された本物のジョンが駆け付けてエイリアンを殴り倒しましたが、本物のジョンがエイリアンだと勘違いしたアンディの父は彼を銃撃してしまいました。アンディの父はジョンに応急処置を施し、エイリアンを捕らえて椅子に縛り付けるとアンディの母をさらった件について問い質し、エイリアンに塩をかけてアンディの母の居場所を吐かせました。
エイリアンが地球の拠点としているのはアンディたちの母校「聖シーラ学園」であり、アンディ、エリオット、キース、カムはエイリアンから奪った光線銃やとりあえず家にあるものなどで武装して学校に乗り込むことにしました。しかし、アンディの父はなぜか家に残ると言い出しました。
学校に潜入したアンディたちはエイリアンの巨大ロボットに襲われましたが、力を合わせて撃退しました。ところが、アンディたちはあっさりとエイリアンに捕まってしまい、先に捕まっていたアンディの母と共にエイリアンの女司令官(エマ・ランドール)の前に連行されました。
女司令官はアンディたちに、なぜ地球を(しかもオーストラリアだけを)襲ったのか理由を語り始めました。それは17年前、UFOに吸い込まれたアンディの風船にキースがこっそり“エイリアンのクソ野郎”とイタズラ書きしていたことでした。このUFOを操縦していた司令官はこれに激怒、地球人たちに復讐するために舞い戻って来たのでした。司令官はまずオーストラリアを壊滅させ、続いてアンディたちを処刑しようとしましたが、そこに家にいたはずのアンディの父が現れました。
アンディの父はエイリアンに体を乗っ取られていたのです。このエイリアンは司令官たちと同じ星の出身でしたが、故郷で犯罪を犯し、UFOで地球に逃れてきたのです。エイリアンは解剖される寸前にアンディの父の身体を乗っ取っており、アンディの母はそのことを知って父と交際していたのです。
ギャラクシースクワッドの結末
今度は学校にスティックスの父が息子を連れて現れました。スティックスの父こそが長年アンディの父を追い続けてきたクロウであり、司令官を捕まえて解剖しようとしました。クロウの狙いはエイリアンのテクノロジーを奪うことでオーストラリアを世界一の大国にすることでした。
そこに今度は一命を取り留めていたジョンが現れ、クロウに光線銃を向けました。しかし、銃は弾切れを起こしており、ジョンはクロウに撃ち倒されてしまいました。騒ぎを聞きつけて学校の警備員が駆け付け、クロウが警備員を撃ったことをきっかけにその場は大乱戦となりました。
アンディはスティックスを、クロウはエリオットを人質に取って対峙しました。クロウは非情にもスティックスの肩を撃ち、アンディを窮地に貶めましたが、アンディはここで自ら本当に秘めていた超能力を使ってテレパシーでエリオットに語りかけました。エリオットはキースの得意技である“背後へのタマ蹴り”をクロウにくらわし、アンディは光線銃をクロウに撃ち込んで倒しました。
アンディに命を救われる形となった司令官は彼女を命の恩人だと感謝しましたが、地球に来たからにはどこかを壊滅させなければ故郷に戻ることはできません。そこでアンディは、オーストラリア領でありながらなぜかエイリアンの攻撃を免れていたタスマニア島を攻撃すべきだと提案、タスマニア島を壊滅させたエイリアンたちは地球を去っていきました。
死んだかと思われたジョンはしぶとく生き残っており、アンディたちは地球をエイリアンから救った英雄として称えられました。そしてアンディのバンドも一連の事件を境に大ブレイクを果たしました。
以上、映画「ギャラクシー・スクワッド」のあらすじと結末でした。
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