アースレイジ 合衆国最期の日の紹介:2013年アメリカ映画。アメリカ政府のアポロ基地では、極秘にオゾン層から大量のエネルギーを採取する実験を行っていました。しかしオゾン層に穴が開き、風速220mのハリケーンが発生し、アメリカ台地を破壊し始めます。この実験に反対していたネイサンは、気球大会に出ていましたが、同僚のサイモンの要請により制御不能となったリアクターを止めるために呼び出されますが…という内容のCGを駆使したディザスタームービーです。
監督:ダニエル・T・ラスコ 出演者:キャスパー・ヴァン・ディーン(ネイサン)、マイケル・ビーチ(サイモン)、サラ・リーヴィング(モナ)、ブライアン・ヘッド(ジョニー)、キース・メリウェザー(大尉)、チャド・ブラメット(ゲイジ)ほか
映画「アースレイジ 合衆国最期の日」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アースレイジ 合衆国最期の日」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アースレイジ 合衆国最期の日の予告編 動画
映画「アースレイジ 合衆国最期の日」解説
この解説記事には映画「アースレイジ 合衆国最期の日」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アースレイジ 合衆国最期の日のネタバレあらすじ:起
政府のアポロ基地では、膨大な再生エネルギー開発の実験をサイモンらが行おうとしていました。それは核融合リアクターからビームを出し、オゾン層から巨大エネルギーを取り込もうというものです。
所長のゲイジの指令の元、サイモンが指揮を執り、オクセンバーグがスイッチを押します。するとモニターを見ていたオクセンバーグが「上空の風が秒速20m速くなった」と言います。サイモンは「一旦リアクターを止めようか?ネイサンが言っていたように時期尚早だったか?」と言います。するとゲイジは「実験は成功だ、このまま続けろ」と命令します。
そのころ、同じ研究員のネイサンは妻のモナ、息子のジョニーと気球の大会に参加していました。3人の乗った気球が上空に上がると、ネイサンは嵐が発生しているのを見つけ「危ない、降りるぞ」と言って気球を地上に降ろします。すると嵐は竜巻を起こしながら、巨大ハリケーンのごとく迫って来て、上空にいた気球を巻き込み大参事になりました。ネイサンはモナとジョニーを車に乗せ、自宅に向かって走り出します。
そのころアポロ基地では、オゾン層に大きな穴が開いていることがわかり、サイモンは「リアクターを止めろ」と命令ますが、すでに制御不可能な状態でした。
アースレイジ 合衆国最期の日のネタバレあらすじ:承
ネイサンらが自宅に着くと電気が止まっていました。上空を見ると、巨大な嵐が迫って来ています。ネイサンが「学校のシェルターに行こう」と車を走らせますが、竜巻は人や車、家屋を巻き上げ、さらにはビルまで倒しています。ネイサンは「気圧の低い高い場所へ行けば大丈夫だ」と進路を変えますが、気圧と強風にあおられ、津波が発生していました。
やがて山の上まで走り、ネイサンらは車の中で一夜を明かします。ネイサンにサイモンから電話があり「アポロ基地の実験が原因で今の状態になっている」と言ったあと、電波が途切れ電話は切れます。
再びサイモンから電話が入り「時期尚早だと言われた実験をやってしまった。リアクターを止めることが出来なくなったので、基地に来てほしい」と言います。さらに「リアクターが炉心融解を起こすと、藤原効果が起り、ハリケーンが合体して、風速220メートルのハイパーケーンが発生する」と言います。
ネイサンはモナとジョニーに「アポロ基地へ止めに行く」と言って、二人を山頂の公園の山小屋へ連れて行き、一人で向かいますが、嵐に巻き込まれ困っていると軍の兵士に助けられました。ネイサンは大尉に事情を話すと「一旦、衛星基地を行こう」と、大尉に連れられ向かいますが、途中で津波が襲い、大尉は見えなくなりました。
アースレイジ 合衆国最期の日のネタバレあらすじ:転
衛星基地に着くと、担当の兵士と一緒に電波塔から信号を出し、ビームの方向を変える操作をし始めます。しかし山火事が起り、モナとジョニーが危ない事から、兵士に操作方法を教え、救出に向かいます。二人を助けたものの車を盗まれ、3人は置き去りのヘリに乗り込み脱出しました。
電波の操作が終わった兵士は、サイモンに電話をし、ネイサンからの指示だと言って座標を教えます。オクセンバーグが座標に向かってビームの方向を変えると、一瞬で雲が消え、晴れ間が出ました。成功したと喜ぶ面々でしたが、オクセンバーグが、リアクターの炉心溶解が進み、別の場所にハイパーケーンが発生しているのを見つけます。サイモンが「基地を爆破して海底に沈める」と言って、機械室に向かい操作しますが、熱風が襲いサイモンは死んでしまいます。
そのころ衛星基地にハイパーケーンが襲い、電波塔が倒れます。森に不時着したネイサンは、ゲイジに連絡を取り「地下からハイパーケーンの目の中心に行って、基地にGPSから信号を送る。そのGPSめがけてビームの角度を変えて照射しろ」と命じます。そしてGPS信号を中継するためにモナとジョニーに機器を持たせ、地上で信号を拾わせるようにしました。
アースレイジ 合衆国最期の日の結末
地下通路に入ったネイサンは、ハイパーケンの目をめざし、進みます。一方、モナは地上の高い場所で、ジョニーは軍の施設の建物に入り込み、ネイサンからの信号を待ちます。アポロ基地では、ゲイジがオクセンバーグに「ネイサンからの信号を待て」と言うしかなく、オクセンバーグもモニターの前で信号を待つしかありませんでした。
やがてネイサンは「ここだ!」と見つけ、マンホールを開け地上に出ました。ハイパーケーンのど真ん中になるまで待っていると、次第に強風が吹きはじめます。風はさらに強くなりネイサンは風に飛ばされないようにマンホールの縁に捕まっていました。体が舞い上がるほどの強風になった時、ネイサンは信号を送ります。
信号はモナやジョニーを通じ、オクセンバーグの見つめるモニターに入りました。「来た!」と言ったオクセンバーグがスイッチを押します。するとビームは角度を曲げハイパーケーンの目に向かいます。ネイサンがGPSを手放すと宙に舞っていきました。このまま死ぬ覚悟をしたネイサンを救ったのは大尉でした。
マンホールからネイサンの腕をつかみ、引き込みます。「成功だ!」と喜んだのもつかの間、リアクターがメルトダウンを起こしました。これを知ったネイサンは、ケイジに「ビームを基地の下に照射して脱出しろ」と指示します。オクセンバーグが指示通りに照射すると、アポロ基地は海底へ沈んでいきました。
空には晴れ間が見え、嵐は収まりました。残ったのは荒れ果てた大地でした。
以上、映画「アースレイジ 合衆国最期の日」のあらすじと結末でした。
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