底抜けてんやわんやの紹介:1960年アメリカ映画。ディーン・マーティンとのコンビで大人気だったコメディアン、ジェリー・ルイスが、パラマウント社重役(演じるのは俳優のジャック・クルーシェン)が「ストーリーがありません、ばかげた場面の連続です」と紹介して笑い転げて始まる、数え上げるときりがない視覚ギャグに満ちたこの作品で脚本・製作、そして映画監督デビューを飾る。ジェリー・ルイス扮するスタンレーは、フロリダ・マイアミビーチの豪華リゾート・ホテルでお客様の困りごとは何でも引き受けるベルボーイの一人。しかし、口笛は吹いても絶対しゃべらないスタンレーの行くところに必ずトラブルが。ミルトン・バール他、フロリダにいた有名人・芸人が多数カメオ出演。ジェリー・ルイスの尊敬する大コメディアン、スタン・ローレルも??
監督:ジェリー・ルイス 出演者:ジェリー・ルイス(スタンレー/ジェリー・ルイス)、アレックス・ゲリー(ノヴァック支配人)、ボブ・クレイトン(ベルキャプテン)、ほか
映画「底抜けてんやわんや」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「底抜けてんやわんや」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
底抜けてんやわんやの予告編 動画
映画「底抜けてんやわんや」解説
この解説記事には映画「底抜けてんやわんや」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
底抜けてんやわんやのネタバレあらすじ:起
高級リゾート・ホテルのベルボーイであるスタンレー(ジェリー・ルイス)は、意欲はあるのだが、やることなすこととんでもない結果になる。ベルボーイを監督するベルキャプテン(ボブ・クレイトン)には叱られどおしである。
ある日、大スターのジェリー・ルイス氏が黒メガネをかけた多くのとりまきと共に一台の自動車でホテルにやってきて、ノヴァック支配人(アレックス・ゲリー)たちに迎えられる。スタンレーはこれまた大スターへのミルトン・バール氏への伝言を取り次ぐが、バール氏は直後にスタンレーと瓜二つのジェリー・ルイス氏に声をかけられ、びっくり。
ところが、ジェリー・ルイス氏もバール氏と瓜二つのベルボーイが伝言をもってきたのでびっくり。二人のベルボーイは妙な連中ばかりだとうなずき合う。
底抜けてんやわんやのネタバレあらすじ:承
モデル業界の会合が始まる。ベルボーイたちの、一目散にモデルたちに駆け寄り抱きつく無作法に、ベルキャプテンは怒る。自分だけモデルに抱きつけなくて不公平だ。
ベルボーイの交代時間が来てスタンレーたちは休憩に入る。スタンレーは人でごった返すカフェの一つのテーブルに、一つだけ空いている席を見つけるが、そのテーブルではスタンレーにかまわずマフィアが物騒な相談を続けて、最後にボスがスタンレーに意見を求めるのだった。
やっとソファでくつろげるかと思ったが、居眠りを始めた美女がスタンレーに肩を寄せてくる。スタンレーは何も悪くないのに、またも「スタンレー!」とベルキャプテンの叱る声が。
底抜けてんやわんやのネタバレあらすじ:転
スタンレーはお客様から至急ズボンにアイロンをかけるように頼まれるが、ホールでオーケストラの指揮者を気取って指揮棒を振って油を売っているうちに、クリーニング担当者がいなくなってしまった。
やむを得ずスタンレーが自分でプレス機械を使うと…ズボンは見事にプレスされてすっかり板になってしまった。
プロゴルフの大試合が行われていることを知ったスタンレーは観戦に出かける。ケーリー・ミドルコフが優勝への望みを託すパットに向かった時、スタンリーが決定的一瞬を撮影しようと写真機のフラッシュをたいた。その音に気持ちを乱されたミドルコフは怒ってスタンレーを追いかけまわす。
底抜けてんやわんやの結末
ところがまだこりないスタンレー。深夜、隠していた写真機を取り出し、外へ出て満月へ向かってフラッシュをたいて撮影したら、午前3時半に突然夜が明けて真昼になってしまった。
ベルキャプテンは厳しいし、私生活に口をはさまれてストリップも見に行けない。ベルボーイたちがストライキの相談をするが、そこにやってきたノヴァック支配人はスタンレーをストライキの首謀者とみなす。
首を横に振るスタンレーに支配人が「どうしたんだ、しゃべれないのか」と問い詰めると、スタンレーは初めて口を開いて「しゃべれます」と答える。これまで誰も「話せ」と彼に言わなかっただけだったのだ。
今日もスタンレーはひょうひょうとホテルの中を歩いてくのだった。
以上、映画「底抜けてんやわんや」のあらすじと結末でした。
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