ラ・ワンの紹介:2011年インド映画。30億円という多額の制作費をかけ、インド本国で大人気となったSF作品。暴走した人工知能の恐怖を描く。日本でも人気となったインド映画「ロボット」でチッティを演じたラジニカーントも、同役で友情出演している。
監督:アヌバウ・シンハー 出演者:シャー・ルク・カーン(シェカル)、カリーナー・カプール(ソニア)、アルジュン・ラームパール(ラ・ワン)、アルマーン・ヴァルマー(プラティク)、シャーハーナー・ゴースワーミー(ジェニー・ナーヤル)、ラジニカーント(チッティ)、ほか
映画「ラ・ワン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ラ・ワン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ラ・ワンの予告編 動画
映画「ラ・ワン」解説
この解説記事には映画「ラ・ワン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ラワンのネタバレあらすじ:起
多国籍企業バロンインダストリーで働くジェニー・ナーヤルは、デジタル世界の存在を現実に投影する新技術を生み出した。
同じ企業で働いているゲームデザイナーのシェカルは、今までに散々の失敗を重ねてきた。会社の上役は売れるゲームを開発するための最後のチャンスを彼に与える。息子のプラティクと妻のソニアに相談した所、主人公よりも敵が強くなければ面白くはならないという。
ジェニーはゲームの主人公であり、ヒンディー語で人生を意味するG・Oneをシェカルの顔を模して作る。一方、敵役でありヒンディー語で魔王を意味するRa・Oneは、特定の形状を持たず任意に姿を変えられるように設定した。動作はジェニーの恋人であるアーカーシを元にして作られた。
ラワンのネタバレあらすじ:承
そうして生み出されたRa・Oneというゲームには3つのレベルがあった。最も難しいレベルでは、主人公か敵のどちらかを殺すことができる。アーカーシは最終テストの段階でシステムの欠陥に気づくが、それを無視してしまう。
会場で初めてゲームが公開されると、そこに来ていたプラティクは自分が一番に遊ぶのだと名乗り出た。ルシファーというハンドルネームを使って、彼は第2レベルにまで進む。しかし危険を知るアーカーシはゲームを途中で止めさせてしまう。
Ra・Oneはゲームが最後まで遂行されなかったことに怒りだし、ルシファーを殺すと宣言する。Ra・Oneはプログラムを誤動作させ、現実世界にまで侵出してしまう。
ラワンのネタバレあらすじ:転
アーカーシはプラティクに迫った危険を知らせるためにシェカルの家に向かう。しかし、その途中でRa・Oneに見つかり殺害されてしまう。さらにRa・Oneに見つけられたシェカルは、息子を救うために自分がルシファーだと嘘を付くが、簡単に見抜かれてしまう。Ra・Oneはシェカルも殺し、事故のように偽装する。
Ra・Oneが現実世界に現れたことに気がついたプラティクは、ジェニーの研究室に赴きG・Oneを実体化させようとする。一方、アーカーシの母親をも殺害し、アーカーシの姿を模倣したRa・Oneは、ジェニーとプラティクを追って空港にまで来ていた。しかし、すでに実体化を済ませていたG・Oneはガス爆発によってRa・Oneを撃破し、その核であるH.A.R.T. を捕らえることに成功した。
ラワンの結末
つかの間の平穏の後、Ra・Oneは復活を果たしてしまう。G・Oneを追ってプラティクの誕生日パーティに侵入したRa・Oneは、ソニアの姿を模しプラティクを誘拐してしまう。
Ra・OneはG・OneにH.A.R.T. を返すように迫る。そしてゲーム会場で二人は激突することになる。
最終レベルに達した二人は死闘を繰り広げるが、G・Oneの奸計によってRa・Oneは無力化されてしまう。怒り狂ったRa・Oneは分身を十体作りだし、G・Oneを翻弄する。「悪の力には影が付き従う」というシェカルの言葉を思い出したプラティクは、そのことをRa・Oneに伝える。本体を特定することに成功したG・Oneは、無事Ra・Oneを倒すことに成功した。
G・OneはRa・Oneの残骸を吸収し仮想世界へと戻っていった。その半年後、ロンドンに向かったプラティクとジェニーはG・Oneを現実世界に呼び戻すのだった。
以上、映画「ラ・ワン」のあらすじと結末でした。
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