メッセージマンの紹介:2018年インドネシア,オーストラリア映画。リタイアした凄腕の殺し屋ライアンは、のんびり過ごすためジャカルタの小島にやって来ます。島でドーニという少年と仲良くなったライアンは、ドーニの家族とも気心がふれあうようになります。しかし、島に女や金を奪いに来る海賊の車にドーニが撥ねられ、そのはずみで海賊を殺してしまったライアンは、海賊たちに命を狙われるハメになってしまい…という内容のバイオレンス映画です。ホラー映画並みの残虐シーンも満載で、隠れた良作と言えます。
監督:コーリー・パーゾン 出演者:ポール・オブライエン(ライアン)、ヴェルディ・ソライマン(リー)、アジ・サントサ(ドーニ)、マイク・ルイス(スナイパー)ほか
映画「メッセージマン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「メッセージマン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
メッセージマンの予告編 動画
映画「メッセージマン」解説
この解説記事には映画「メッセージマン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
メッセージマンのネタバレあらすじ:起
インドネシアのジャカルタにある島にクルーザーで着いたライアンは、町でドーニという少年とぶつかります。少年は「何か仕事を手伝いたい」と言います。ライアンはクルーザーに荷物を積み込む仕事を手伝わせ、大金を渡しました。
町で母に呼ばれたドーニは、ライアンを紹介します。母のジーニティと妹のデビがいますが、ジーニティは警戒しているようでした。仕事が終わったドーニは「夕食を食べに来て」とライアンに言いますが、ライアンは一言「帰れ」と言います。
この島では、マフィア傘下の海賊が、村の女をさらって船に集めていました。
夜、一人でクルーザーにいたライアンは、魚を持ってドーニの家を訪ねます。喜んだドーニは友人達にライアンを自慢します。ライアンが帰ろうとすると、ドーニが「明日も仕事を手伝わせて?」と頼むと、ライアンは「9:00に桟橋へ来い」と言って家を出ます。翌日もドーニに仕事を手伝わせながら、漁具を作り、魚を獲って帰ります。するとジーニティが「今日も来ますか?」と聞き、ライアンは「行く」と言います。
翌朝、島に海賊たちが乗り込んできて、村の娘をさらい始めます。仕事が終わると、海賊4人はジープで走りだしました。
ドーニは「可愛がっていた鶏が犬に襲われていなくなった」と悲しんでいました。ライアンは「犬を殺さないのか?また襲ってくるぞ」と言うと、ドーニは「犬に壊されないような丈夫な小屋を作る」と言います。
メッセージマンのネタバレあらすじ:承
海賊が狭い町中を走っていた時、ドーニがリヤカーを引いて横断していました。ドーニはジープに撥ねられ、それを見たライアンが石を投げ、ジープのミラーを割ります。海賊3人がマチェーテとナタを持って降りてきました。ライアンは3人を裏道に誘い込みます。そしてマチェーテとナタを奪うと、3人をバラバラにメッタ切りして殺し、ドーニを連れ帰ります。車で待っていた海賊が3人を探しに行くと、バラバラに切断された3人を見つけます。
ライアンはクルーザーから薬品を持ってきてドーニを手当てします。ライアンはジーニティに、海賊の話を聞きます。「30人以上いて、村の娘と金をうばっている。言う事を聞かないと殺される」と言うジーニティの顔には、大きな傷跡がありました。話を聞いたライアンは「ドーニが回復したら島を出よう」と言います。
そのころ、殺されなかった海賊が、ボスにライアンの姿をスマホで送りました。ボスは「この男はリーが探している奴だ」と言って、ジャカルタにいるリーに写真を転送します。するとリーは「こいつを殺さず、ジャカルタに連れてこい」と命令します。
外に出たライアンは、早くもライフルのスコープで狙われていました。クルーザーの中にも殺し屋がいて、ライアンは先手を打って拉致し、リーからの依頼だと分かると殺し屋を射殺します。そして、スコープで狙っていた男の部屋に行き、銃を突きつけると、それは仲間だったトムでした。トムは「金が必要で受けた。なんならここから消える」と言うと、ライアンは何も言わず射殺しました。
メッセージマンのネタバレあらすじ:転
ジャカルタの豪邸では、リーが情婦にライアンの写真を見せ「こいつがオレの両親を殺した、メッセージマンと呼ばれる殺し屋だ」と教えます。海賊のボスは、ライアンを捕えるために「ドーニとデビをさらって来い」と部下に命じます。
ライアンは敵が多い事から、胸に埋め込んだ発信機を作動させ、殺し屋としての復活を、殺し屋ネットワークに通知します。ジーニティの家に向かうと、海賊たちが見張っていました。次々射殺し家に入ると、ジーニティが腹を刺されて倒れていました。そして「あの子たちがさらわれた」と告げます。
その時、リーから「2時間以内にジャカルタに来い。来なければ子供を殺す」と電話がかかります。ライアンは海賊船に乗り込み、見張りを殺しながら、さらわれた女達を解放し、拳銃を持たせます。女は海賊を撃ち殺し始めます。ライアンはボスの部屋に入り、とりまきを射殺するとボスの首を生きたままかき切ります。そして、クルーザーに乗り込むと、殺し屋ネットワークに繋ぎ、凄腕のスナイパーを100万ドルで雇います。
ジャカルタに着いたライアンは、タクシーに乗ります。運転席に妻と幼い子供の写真があったことから、運転手を廃墟のビルの前で待たせ「車から絶対に出るな!」と伝えビルに乗り込みます。スナイパーに連絡しながら見張りを射殺し、屋上に向かいました。運転手がマフィアたちに囲まれると、スナイパーが全員を射殺します。
屋上に上がると、デビが拉致されていました。ライアンはフェイントををかけ、一瞬でリーダー以外を射殺します。そしてWEBカメラに映ったリーに、「よく見ておけ」と言ってリーダーを惨殺します。更に「ドーニを傷つけたら、お前もお前の親戚も友人も全員殺す」と脅しました。
メッセージマンの結末
ライアンは運転手の家にデビを預けます。報酬をもらって仕事が済んだスナイパーは、「レッドカーペットに向え」と言ってタクシーに乗り込んだライアンの会話を無線で聞き、無報酬で向かいます。レッドカーペットはリーの経営する高級クラブでした。
運転手に札束を渡し「金持ちになってチップを従業員に全部配れ」と指示します。運転手は入り口のボディガードや、店内のいかつい男たちに紙幣を次々渡します。全ての紙幣を渡し終ると、ライアンの機器が鳴ります。ライアンは紙幣に爆薬を仕込んでいました。スイッチを押すと紙幣を持った男たちは全員吹き飛びました。
店内に乗り込み、スナイパーと共に、関係者を全員射殺します。そして上階のリーの部屋に入ります。しかしリーが待ち構えていて、不意打ちを食らわし、ライアンに暴行を加えます。傍らには包帯をしたドーニがいました。リーは「両親の血が付いた刀だ」と言って、刀でライアンの腹を刺します。
うずくまるライアンにとどめを刺そうと刀を振りかぶった時、ドーニが漁具の弓でリーの背中を射抜きました。リーが倒れ込むと、ドーニが駆け寄り「殺さないと、また襲ってくるから」と言います。するとライアンはドーニに「目をつぶっておけ」と言って、リーを刀で何度も叩き切ります。パトカーの音がし、ライアンと運転手は別々に逃げました。
翌日、タクシーの運転手が昼寝していると、窓に写真が貼りつけられていました。裏には数字が書かれています。後ろにはバッグがあり鍵がかかっています。書かれた番号に合わせるとバッグが開き、中には大金が入っていました。運転手が写真を見直すと、それはライアンと一緒に写ったジーニティの家族でした。
以上、映画「メッセージマン」のあらすじと結末でした。
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