ファナティック ハリウッドの狂愛者の紹介:2019年アメリカ映画。大道芸人のムースは観光客の集まるハリウッドでパフォーマンスをしますが、人気は上がりません。彼には憧れのスター、ハンター・ダンバーがいます。しかしムースはサイン会でハンターにバカにされます。怒ったムースはハンターに復讐を開始します。『ファナティック ハリウッドの狂愛者』はジョン・トラボルタがファナティックな(狂信的な)ストーカーを演じるスリラー映画です。
監督:フレッド・ダースト 出演:ジョン・トラヴォルタ(ムース)、デヴォン・サワ(ハンター・ダンバー)、アナ・ゴーリャ(リア)、ジェイコブ・グロドニック、ジェームズ・パクストン、ほか
映画「ファナティック ハリウッドの狂愛者」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ファナティック ハリウッドの狂愛者」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ファナティック ハリウッドの狂愛者の予告編 動画
映画「ファナティック ハリウッドの狂愛者」解説
この解説記事には映画「ファナティック ハリウッドの狂愛者」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ファナティック ハリウッドの狂愛者のネタバレあらすじ:起・憧れのスターに会うムース
カルフォルニア州ハリウッドに住むムース(ジョン・トラボルタ)は、ハンター・ダンバー(デヴォン・サワ)という憧れのハリウッドスターがいます。ムースはハンターのサイン会のイベントがあると聞き、興奮します。彼はハンターが映画で使用したベストを買い、サイン会に備えます。
ムースはハンターの映画のポスターだらけの自分の部屋に戻り、サイン会で会った時の挨拶の練習をします。彼はハンターが自分を好きになると信じて疑いません。ムースはバーでもハンターがいるのではないかと感じ、周囲に声をかけますが、バーの関係者から追い出されます。ムースは知り合いのパパラッチのリア(アナ・ゴーリャ)にサイン会のことを興奮して話します。大道芸人であるムースは自分のパフォーマンスを見せるものの、人気はいまいちです。
サイン会の会場で興奮して待つムースですが、自分の番が近づくとハンターは前妻が来たということで席を外します。ハンターは外で前妻に会うと不機嫌になります。そこへムースが駆けつけ興奮してハンターに話しかけるものの、不機嫌なハンターはムースをバカにします。
ファナティック ハリウッドの狂愛者のネタバレあらすじ:承・ストーカーになるムース
ムースはリアに会い、ハンターの家の住所を聞き出そうとします。リアはスターの住所がわかるアプリをムースに教えます。ムースはハンターへの思いを語った手紙を書きます。
ハンターの家を見つけたムースは、自宅周辺で息子とジョギング中の彼を見つけます。ハンターは明らかに驚きます。ムースは手紙を渡し、ベストへのサインを求めます。しかしハンターは怒り、汚い言葉でムースの手紙の受け取りを拒否します。ムースはしつこくベストにサインを求めますが、ハンターは怒りの表情でベストではなく彼のシャツにサインをして、ムースを追い返します。ムースはショックを受けてその場を立ち去ります。
その後もムースはハンターの家を訪れ、塀を乗り越えて手紙を置いて帰ろうとしますが、ハンターの家の使用人が彼を見て不審者として追い出します。ムースはリアに会い、ハンターの家に行ったことを話すと驚かれます。リアはムースがストーカーになったと怒りますが、彼は自分は熱狂的なファンなんだと言い返します。
ハンターが自宅に戻ると、使用人が恐怖に怯えています。ハンターは庭師に、不審者が来たら知らせるよう言います。
ファナティック ハリウッドの狂愛者のネタバレあらすじ:転・ハンターの家に忍び込むムース
ムースはハンターの家の塀を乗り越えます。そしてハンターの使用人が、手紙を見つけます。しかし、ムースは手紙はハンターへ書いたものだから「読むな」と怒鳴ります。使用人は驚き、ムースを追い出そうとします。しかし、ムースは使用人を突き飛ばし、彼女は鼻血を出して意識不明となります。
ムースはハンターの家に忍び込み、写真を取り始めます。彼はハンターの家を探索し、ピアノを弾き、ハンターのプライベートビデオを見ます。さらに、冷蔵庫を開けて食事をし、ハンターが不眠症の薬を飲んでいることを知り、同情したりもします。ハンターが自宅に帰ってくるものの、家は大きくムースの存在に気づきません。ハンターは息子と談笑しています。ムースは眠っているハンターに触れ、写真に納めます。ハンターが外に出ると、歩いているムースを見つけます。ハンターはムースに「二度と来るな!」と怒鳴ります。
ムースは大道芸の仕事に向かいますが、集中できません。ムースは家に戻り、鏡で自分の顔を見て怒鳴ります。そしてハンターの昔の映画を見ながら、彼の悪口を言い始めます。ムースは外に出て、ハンターのポスターなどを焼いてしまいます。リアがムースを訪ね、ムースがソーシャルメディアにハンターとの写真を載せたことに怒り狂います。ムースはリアを突き飛ばし家から出て行きます。
ファナティック ハリウッドの狂愛者の結末:ハンターとムースの対決
ハンターは家で寝ていましたが、起きると縄で縛られています。そこへムースが現れます。ムースはハンターにナイフをちらつかせて脅します。ムースは液体をハンターにかけます。ハンターをそれをガソリンだと思い怯えます。ムースは「ただの水」だと言い、ハンターをからかって喜びます。
ハンターは「ロープをほどけば、サインをする」と懇願します。さらに「ロープをほどけば、警察にも連絡しない、なんでも言うことは聞く」と言います。ハンターは「演技のテクニックを教える、アイスクリームを食べよう」と言い、ムースはロープをときます。
自由になったハンターはムースを殴り、銃を取り出し、彼の手を撃ちます。ハンターは倒れるムースの目をナイフで刺し、彼を追い払います。ムースは町に出て、リアに会い彼女に助けられます。ハンターの家に警察が訪れます。倒れている使用人を発見し、ハンターの仕業だと考え彼を逮捕するのでした。
以上、映画「ファナティック ハリウッドの狂愛者」のあらすじと結末でした。
ミザリーの男版になりかけてならなかった作品。
映画オタクが憧れのハリウッドスターに悪意なくズカズカ距離を詰めていく話だが、
偏愛するわりにスターに対して敬意もなければリスペクトもないのが気になる。
マナーを守れないおじさんに家の前をウロウロされた日には、恐怖を感じます。
小さな息子がいるのだから攻撃的に追い払うのは致し方ないと言えます。
さらに無断で家に侵入し、スターの寝顔を撮影しそれをSNSに流す。
主人公に悪意はないけれど、被害者からすれば恐怖の対象に映るのは仕方ない。
ラストは主人公は因果応報だと思うけれど、映画スターのほうは被害者なのにメイド殺しの罪を着せられてちょっと理不尽だなぁ…。
(メイドが殺害された時刻、彼は息子と出かけていたのでアリバイ成立しそうではありますが)