カリーヌの死の紹介:2005年フランス映画。市長の秘書を勤める友人が轢き逃げに遭ったことで、調査を始めた新聞記者が、捜査にあたる警察官とともに真相にたどり着くまでを描いた社会派サスペンス映画です。
監督:キャロリーヌ・ユペール 出演:ブリュノ・スラグミュルデール、サラー・グラパン、エリック・サヴァン、ニコラ・ブリアンソン、ほか
映画「カリーヌの死」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「カリーヌの死」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「カリーヌの死」解説
この解説記事には映画「カリーヌの死」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カリーヌの死のネタバレあらすじ:起
ある雨の晩、パトリック・ダルブレイ市長の秘書カリーヌがひき逃げに遭って死亡する。事故の直前に会っていたカリーヌの友人で新聞記者のエマは、別れ際のカリーヌの様子が気にかかり、事故の記事は政治担当記者に任されるが、独自に調べようと彼女の部屋からPCを持ち帰る。
パトリックの友人マティウ・ヴィリエ警部がひき逃げ犯の捜索に当たっていたが、分析結果から、ひき逃げに使われた車がパトリックの車と同じ車種で、しかも事故の晩、その車に乗ったパトリックの妻ソフィーが現場近くで飲酒運転とスピード違反で警官に止められていたことが分かる。
マティウはそのことを周りには伏せていたが、事情を知るパトリックがマティウを訪ねて事故のもみ消しを迫ると、彼をなじり、捜査は続けると言い放つ。
カリーヌの死のネタバレあらすじ:承
マティウから事情聴取を受けたエマは、偶然ソフィーに関する報告書を目にし、マティウが友人であるパトリックを庇っていると思い激怒。カリーヌがパトリックと愛人関係にあったことを告白し、ソフィーが愛人である彼女を殺したのだと言い放つ。
パトリックは愛人関係を否定したが、ソフィーがカリーヌの死に関係しているとするエマの記事が新聞に掲載され、マティウはソフィーを重要参考人として事情聴取する。
ソフィーはパトリックに愛人がいたことは知っていたが、押収した車はひき逃げに使われた車ではなかったため、釈放される。同時に分析結果から、ブレーキ痕がなく、カリーヌの死は殺人事件として捜査されることになる。
カリーヌの死のネタバレあらすじ:転
エマは部屋に隠していたカリーヌのPCをマティウに発見され、証拠隠滅の罪に問われそうになるが、捜査に協力することで免れる。
カリーヌの交友関係をあたって話を聞いて回っていたエマが部屋に戻ると、部屋中が荒らされ、潜んでいた謎の人物から事件に首を突っ込むなと脅される。恐怖にかられ助けを求めたエマは、駆けつけたマティウと一夜を共にする。
新聞各社に、パトリックが公費を使って愛人と旅行していたという告発文が写真とともに送られ、大々的に報じられる。パトリックはその告発文を送った人物を知っていた。
カリーヌの死の結末
カリーヌが死ぬ直前、彼女が公共事業の受託をもくろむ建設会社のウルバノーリから、大金をもらってパトリックを誘惑し愛人になったことを告白されていた。その話を聞いたマティウらは捜査妨害に遭いながらも、殺人と汚職の両面でウルバノーリを捜査し始める。
すると、エマがカリーヌの友人の一人がウルバノーリの資金を受け持つ銀行の職員だったことを突き止め、その友人の話から、カリーヌがPCから送ったメールの宛先がウルバノーリだったことが分かる。
エマはカリーヌがパトリックに真相を告白したことで殺され、汚職が明らかになったことを記事にしたが、カリーヌ殺害犯は未だ不明なままだった。
以上、映画「カリーヌの死」のあらすじと結末でした。
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