ホーンテッド・ハウス 不貞の館の紹介:2015年イギリス映画。幽霊屋敷と噂される家に、便利屋として入ってきたフランクが、美人妻のマリアンヌと不倫関係になると同時に家の中に幽霊が見え始め…という内容のオカルトホラー映画です。過去に使用人と不倫をした妻と使用人が殺され、死体が隠されていたことで、幽霊となって出てくるストーリーですが、ホラーというよりサスペンススリラー色の強い作品です。
監督:アンドリュー・ジョーンズ 出演:リー・ベイン(フランク)、スージー・フランシズ・ガートンマリアンヌ)、トム・ボニントン(ライオネル)、サラ・ルイーズ・タイラー(墓地の女)、ほか
映画「ホーンテッド・ハウス 不貞の館」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ホーンテッド・ハウス 不貞の館」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ホーンテッド・ハウス 不貞の館の予告編 動画
映画「ホーンテッド・ハウス 不貞の館」解説
この解説記事には映画「ホーンテッド・ハウス 不貞の館」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ホーンテッドハウス不貞の館のネタバレあらすじ:起
牧師のライオネルと妻のマリアンヌが暮らす大きな屋敷に、便利屋を名乗るフランクがやって来ます。フランクは、玄関で応対したブロンドのマリアンヌに魅せられます。ライオネルはフランクと話をして、庭の手入れをやってもらう事で合意し「明日から頼む」と採用を告げます。
その夜、マリアンヌは下着姿になり、ライオネルに愛を求めますが、ライオネルは関心を示さずそのまま眠りこみます。翌朝、ライオネルが仕事に行き一人になったマリアンヌ、そこへ休憩をとったフランクがやってきます。飲み物を出すマリアンヌは、フランクと楽しそうに話をします。そしてフランクの「瞳が綺麗だ」と言った言葉に心を動かされました。
夜になり、離れの納屋に電気がついているのを不審に思ったライオネルが乗りこむと、フランクが寝ていました。「金もなく宿もないのでここで寝ていた」と言うフランクに、「家の中のゲストルームで寝ればいい」とライオネルが言います。
翌朝、マリアンヌがバスルームに入るとフランクが湯ぶねに浸かっていました。驚いたマリアンヌはライオネルに詰め寄り「なんで家の中で泊めるの?、大丈夫だと思ってるの?」と言うと、ライオネルは「人助けだ」と主張します。ライオネルが仕事に出ると、フランクはマリアンヌに謝りました。怒っていると思われたマリアンヌはまんざらでもなく、フランクをあっさり許します。
ホーンテッドハウス不貞の館のネタバレあらすじ:承
夕食時、フランクが「庭に花を植えたらいいと思う」と提案します。するとマリアンヌが「オレンジのバラが言い」と言います。フランクは意味ありげに「花言葉は興奮だ」と言いました。翌朝、オレンジのドレスを着ていたマリアンヌを見たフランクは、誘惑の言葉を語りはじめます。しばらく聞いたマリアンヌは怒りだし、フランクに平手打ちを食らわします。
庭の手入れをフランクがしている時、マリアンヌは屋敷の中に人影を見ます。ゲストルームに入って行く姿を追い部屋に入ると、ローブを着た男が立っていました。マリアンヌが大声で叫ぶと、フランクが走って来ます。フランクは怖がるマリアンヌを介抱しながら話を聞き、やがて手をふれあい唇を奪うと、二人はそのまま愛し合いました。
その夜、何も知らないライオネルは「好きなだけここに居ればいい」とフランクに話します。深夜、ライオネルは屋敷の中の歩く女を見つけて後を追って部屋に入ると、ベッドに案山子が寝かされていました。フランクを呼びつけ「これはなんだ?」と言いますが、フランクも訳が分からないため「明日燃やすんだ」と言ってライオネルは寝室に戻ります。
フランクが庭で案山子を燃やしている時、墓地を歩いていたライオネルは若い女に会います。話しかけると、女は「ここに最愛の人がいるの、あなたの家には悪い霊がいる。成仏させてやって」と言います。
ホーンテッドハウス不貞の館のネタバレあらすじ:転
その夜、フランクは霊に就寝中にシーツで体を縛られ、背中を切り裂かれました。マリアンヌが手当てをしながらライオネルが事情を聞くと、突然ライオネルが「ここは幽霊屋敷だ。私は何度か見た」と言います。マリアンヌが「どうして黙っていたの、私もローブを着た男を見た」と言います。するとフランクが「あの男は違う、侵入者だろう」と言いました。
その会話を聞いたライオネルは「どうして黙っていた」と言って二人の関係を疑い始めます。そしてフランクの寝泊まりするゲストルームを調べると、扉の中の棚に人骨が2体分見つかりました。フランクがライオネルに「警察に言うのか?」と聞くと「言う」と言うライオネルに「言わないでくれ、実はこの家の前の住人に雇われたが、金を払ってくれない事から金を奪って逃げた」と言います。
ライオネルは「そのことがバレるのが嫌だったら、1週間猶予をやる、その間に出て行け、警察にはその後連絡する」と言います。その後、ライオネルは、マリアンヌが納屋に隠していたオレンジのドレスを見つけ、マリアンヌに見せつけるようにベッドに置きます。マリアンヌはフランクに「夫にバレた」と言います。フランクは「ライオネルと別れさせてやる、永遠に」と殺害をほのめかします。
ホーンテッドハウス不貞の館の結末
一方、ライオネルは墓地で女を探し、話を聞きます。「あの家にはフランスから来た修道女マリーが妻として住んでいた。しかし使用人のアントニーと不倫の仲になり、怒った夫が二人を殺して部屋の棚に死体を隠した。それ以来あの家には二人の霊が住みついている」と言います。
その夜、ライオネルはフランクを呼び、マリアンヌとの馴れ初めから結婚までの話をします。最後に「週末までにここを出て行け」と言うと、マリアンヌに「僕との結婚は、金に不自由しないからだろう、愛情なんて無いんだろう」と言います。するとマリアンヌは「愛情なんて一回もない」と吐き捨て、フランクとのセックスの様子を露骨に話し始めます。
怒ったフランクはマリアンヌを殴り飛ばします。マリアンヌはフランクの部屋に行き「夫を殺して」と頼みます。フランクはライオネルを呼び、「ゲストルームの奥の棚に何かがある、ちょっと見てくれ」と言って調べさせます。フランクの手には大きなカマがありました。
ゲストルームからレコードが流れ始めます。マリアンヌは殺しが終わったと思い、「フランク!」と呼びながら部屋に入ります。そこにはカマを持ったライオネルと、殺されてシーツでぐるぐる巻きにされたフランクがいました。そしてライオネルはカマを振りかざしてマリアンヌを殺すと、体をバラバラにしてゲストルームの奥の棚に隠します。暖炉ではフランクが燃やされていました。
以上、映画「ホーンテッド・ハウス 不貞の館」のあらすじと結末でした。
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