わが街の紹介:1991年アメリカ映画。ロサンゼルスに生きる様々な事情を抱えた人達の生き様を描いた作品。ダニー・グローバー、ケビン・クライン、スティーブ・マーティンら豪華なキャストが魅せる名演技も注目すべき所です。ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞。
監督:ローレンス・カスダン 出演:ダニー・グローバー(サイモン)、ケビン・クライン(マック)、スティーブ・マーティン(デイビス)、メアリー・マクドネル(クレア)、メアリー=ルイーズ・パーカー(ディー)、アルフレ・ウッダード(ジェーン)、ほか
映画「わが街」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「わが街」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
わが街の予告編 動画
映画「わが街」解説
この解説記事には映画「わが街」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
わが街のネタバレあらすじ:起
ロサンゼルスに住む弁護士のマック(ケビン・クライン)は、映画監督をしている友人のデイビス(スティーブ・マーティン)と会っていたその帰り、渋滞を避けるため選んだ裏道が治安の悪い地区にたどり着いてしまい、運の悪い事にそこで車がトラブルを起こしてしまいます。
危惧した通り、レッカーを呼んでる間に柄の悪い黒人少年達に絡まれてしまいますが、レッカーを運転していたサイモン(ダニー・グローバー)に助けられます。
サイモンは「今日起こったことは運の悪かったこと。忘れたほうがいい。良かったらグランドキャニオンに行ってみたらどうだ、あそこに行くと人の行いが小さなものに見える」と声をかけました。
一方、デイビスは白昼強盗に襲われて入院するはめになってしまいます。しかしその入院生活がデイビスの映画に対する考え方を思い直す時間になったのでした。
わが街のネタバレあらすじ:承
ジョギングを日課にしていたマックの妻クレア(メアリー・マクドネル)が、いつものようにジョギングに出かけると藪の中で泣いている女の子の赤ちゃんを見つけます。
赤ちゃんを家に連れ帰ったクレア、一通りの世話をしてマックの帰りを待ちました。当然の如く驚くマック、二人は警察に電話をし赤ちゃんは病院が引き取る事になりました。
その後、赤ちゃんを引き取りたいと言い出すクレアに、マックは反対し、二人は口論となってしまいます。
サイモンには別れた妻と聾唖の娘がいました。離れた娘との電話は彼にとって何よりの楽しみだったのです。またサイモンには二人の子供を育てるシングルマザーの妹デボラがいました。
わが街のネタバレあらすじ:転
デボラの息子オーティスが素行の悪い友人と付き合っていたので、サイモンが何度も抜けるように忠告してきましたが一向に聞き入れようとしませんでした。
そんなある日デボラの家を何者かがマシンガンで襲撃しデボラも娘も命の危険にさらされてしまったのです。
マックはあの日、助けてもらったお礼をとサイモンの職場を訪ねてサイモンを朝食に誘います。サイモンとマックは互いの過去や幸せだったこと、不幸だったことを話し合い、やがて意気投合します。
帰り際になってマックはデボラ達の住んでいる環境が危険すぎるため、マックの知り合いが所有するアパートを紹介すると提案しました。一度は断ったサイモンでしたが思い直し、マックの提案を受けることにします。
わが街の結末
また、マックは自分の秘書の友人である黒人の女性ジェーン(アルフレ・ウッダード)を紹介すると、思いの外上手くいきマックは喜びます。デイビスもまたバイオレンスアクションばかり作っていた自分を思い直し、あるべき人生を語るような新しい映画を作る決意をしました。
そしてある日、マックはクレアと息子を、サイモンはジェーンとオーティスを連れてグランドキャニオンにやって来たのです。
サイモンの言葉通り、グランドキャニオンはとても雄大な景色でした。彼らは日頃の辛い事を洗い流すかのように壮大な景色を眺めています。マックの背中には新しく養子としてやってきた小さな娘が背負われていました。
以上、映画「わが街」のあらすじと結末でした。
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