不都合な自由の紹介:2017年アメリカ映画。無実の罪で20年間刑務所にいたクリスは、刑務所にいる間支えてくれたキャロルに恋をします。しかし、キャロルには家族がおり、クリスは一定の距離を保たれてしまいます。それでも、仮釈放中のクリスは諦めることなく、苦しみながらも彼女を愛し続けようとします。日本劇場未公開ながらも、TOMATOMETERで95%をたたき出した隠れた名作です。
監督:リン・シェルトン 出演:ジェイ・デュプラス(クリス)、イーディ・ファルコ(キャロル)、ケイトリン・ディーヴァー(ヒルディ)、ベン・シュワルツ(テッド)、チャールズ・レジャット(トム)、アーロン・ブレイクリー(シェーン)、ほか
映画「不都合な自由」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「不都合な自由」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
不都合な自由の予告編 動画
映画「不都合な自由」解説
この解説記事には映画「不都合な自由」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
不都合な自由のネタバレあらすじ:起
クリスは現在38歳で刑務所に20年間いました。見た目ではクリスが悪いことをしてきた人には見えません。今日は仮釈放の日で、弟のテッドが迎えに来てくれています。しかしクリスの機嫌はあまりよくありません。
クリスのためにパーティーが開かれるとのことでしたが、あまり乗り気ではありません。そのパーティー会場にはクリスの高校時代の先生キャロルの姿もありました。クリスはキャロルに似顔絵を描いてプレゼントするほどに好意をもっています。キャロルは現在も教師を続けており、トムと結婚して高校生の娘ヒルディもいました。
不都合な自由のネタバレあらすじ:承
クリスは当時使っていた自転車を乗り回し自由を楽しみます。しかし仕事探しをしなくてはなりません。テッドが無神経にもクリスが捕まった原因でもある友人シェーンを家に招待します。それにクリスはイラつきます。
仕事探しもうまくいかず、クリスはキャロルの家を訪ねて彼女に強引にキスをします。キャロルは驚き拒絶をしますが、クリスはキャロルに、家族がいても愛すると伝えます。クリスが服役中にキャロルはこまめに連絡をとってクリスを励まし続けており、クリスにとってキャロルは唯一の話せる存在でした。いつしかクリスの生きる理由はキャロルになっていました。
一方、キャロルの夫婦関係は冷え切っています。その理由は、キャロルは家族を省みずにクリスのサポートに取り組んでいたからです。ヒルディはキャロルとあまり話したいと思っていません。
不都合な自由のネタバレあらすじ:転
クリスは殺人の容疑で捕まりましたが実際には殺してはいませんでした。テッドとシェーンとともにお酒を盗もうとしましたが見つかってしまい、焦ったシェーンは持っていた銃で店員を撃ち殺してしまいます。テッドとシェーンが逃げる中、クリスは店員を助けようとして捕まってしまい、彼は仲間たちの罪を全てかぶって20年間刑務所で生活をし続けました。
クリスの家族は一度も面会にきてくれません。キャロルだけがクリスを支えてきました。クリスはキャロル宅で食事をすることにします。しかし、クリスはもっとキャロルと過ごしたいという気持ちを抑えられずにいました。
仕事探し中にクリスとヒルディは偶然出会い、ヒルディから時々会おうと提案されます。ヒルディは自分の作品がある場所にクリスを招待します。この場所に誰かを連れてくるのは初めてのことでした。それほどに、ヒルディにとってクリスは大切な存在になっていました。
夜遅くまでクリスはヒルディを連れ歩くと、キャロルに怒られてしまいます。自覚が足りなかったと反省するクリスは、一日だけ一緒にいてくれたらキャロルから離れると約束します。そして2人は一緒に楽しい時間を過ごし、ホテルに泊まって一夜を共にします。
朝、ホテルから出てくるとトムとヒルディがいました。クリスとキャロルは一瞬にして夢のような時間から現実へと引き戻されてしまいます。
不都合な自由の結末
テッドは改めてクリスに謝罪をします。面会に行けば自分も捕まるのではないかとの理由で面会に行けなかったと正直に話します。そのとき、キャロルからヒルディが行方不明であるとの連絡を受けます。クリスはキャロルにヒルディの秘密の場所を教え、そこにいるかもしれないと告げます。
キャロルはそこへ向かい、ヒルディに今まで家庭を疎かにしていたことを謝罪し、そこにあった作品を見てヒルディの自己表現力を評価しました。
クリスはついに仕事を見つけ、そこにキャロルがやってきます。キャロルはトムが出ていったこと、囚人をサポートする仕事を本格的にするためにこの町を出ることを報告します。そして、キャロルは「時々ランチへ行こう」と提案し、クリスはそれに笑顔で答えるのでした。
以上、映画「不都合な自由」のあらすじと結末でした。
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