人肉レストランの紹介:2013年スペイン映画。料理評論家のベラは、とある出版社から秘密のレストランについて記事を書くように仕事を依頼される。普通のレストランで味わうことのない世界の珍味を食す秘密のパーティーへと参加していたベラは、人の肉を食べるレストランの話を耳にするのだった。
監督: オスカル・ロホ 出演者:マリオ・デ・ラ・ロサ(マルコス・ベラ)、フェルナンド・アルビス(パコ・マンザネド ディマス)、マルタ・フリッチ(エバ)、サラ・ゴメス(カルラ)、パコ・マンサネド、ほか
映画「人肉レストラン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「人肉レストラン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
人肉レストランの予告編 動画
映画「人肉レストラン」解説
この解説記事には映画「人肉レストラン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
人肉レストランのネタバレあらすじ:起
料理評論家であるマルコス・ベラは、旅行から帰ってきて一件の留守電を聞く。内容は、秘密のレストランについて本を出版してみないかという話だった。
記者のパオラから紹介された隠れ家レストランのパーティーへと向かったベラは、その日に、パーティーの参加者であるエバと関係を持つようになる。
エバの紹介で2件目の隠れ家レストランへと招待されたベラは、日本料理のフグを味わい、フグの毒に興味を持つ。そのパーティーには社会派の記者である元彼女のカルラも参加しており、二人は一夜を過ごす。
そこでカルラは、人を食べるレストランを追いかけていることをベラに話す。そしてその鍵を握る人物がエバだということを告げた。
人肉レストランのネタバレあらすじ:承
初めは半信半疑だったベラだったが、人を食っているレストランの本を出せばベストセラーになること間違いないと思い、好奇心からエバに人食いレストランの情報を聞き出す。
初めはシラを切っていたエバだったが、人食いレストランの招待状をベラへ渡すのだった。招待状をもらったベラは早速そのレストランに予約を取るのだった。
レストランに向かう途中、拘束されて目隠しをされたベラは、気づくと森林の中に立つ大きな屋敷の前に立っていた。
人食いパーティーを主催するディマスは、幼少期は貧乏だったため食べるものがなかった。狭い部屋の中で母は病死してしまい、空腹が頂点に達したディマスは母親の肉を食べ、飢えを凌いでいたのだった。
人肉レストランのネタバレあらすじ:転
そこから人肉に目覚めたディマスは、夜な夜な人を捕まえて肉を調達しては、こうして秘密のパーティーを主催し、人肉愛好家たちに肉を振舞っていた。エバはディマスの元で働き人肉愛好家の顧客を募っていたのだった。
肉を食べるということは、「殺人」の共犯になるということだとディマスに訴えるベラは、調理場へと連れていかれる。そこには、裸の男女が動物のように吊るされ、今から捌かれようとしていたのだった。
あまりの光景に言葉を失ったベラは、エバと話をした後に肉の競りへと連れて行かれる。そこには複数の人肉愛好家たちがいた。
もうベラに肉を食べないという選択肢はなかった。フォーマルな衣装に身を包んだベラは、そこで初めて人肉を口にするのだった。
人肉レストランの結末
それから月日は経ち、ベラは人肉レストランのお得意様となっていた。今日の肉を見たいと調理場へと足を運んだベラは、ディマスたちの隙を狙って食材となる女性の首元に注射針を刺し、液体を注入した。
パーティーが終わり帰宅したベラは、エバ宛にあるメッセージを送りシャワーを浴びる。メッセージを受け取ったエバは体の異変に気付き、その場に倒れ込んでいた。異変が起きたのはエバだけではなく、パーティーの参加者や、ディマスも同様に呼吸困難になり苦しんでいたのだった。
ベラが肉に刺した注射針の中は、少量の毒でも死に至ると言われるフグの毒だった。
月日は経ち、ベラの出した雑食レストランという本は一躍ベストセラーとなっていた。書店に並ぶ本を見て、ディマスの元で働いていた男は涙を流し、どこかへと歩いていくのだった。
以上、映画「人肉レストラン」のあらすじと結末でした。
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