CUBE IQ/ハザードの紹介:1999年アメリカ映画。休暇で西海岸へバカンスに行った友人4人がビーチでキャンプをしていると、イラクが核ミサイルで攻撃してきたというニュースがラジオから流れます。ちょうど居合わせた人物が近くにシェルターがあると言い出し、途中で知り合った女性と一緒に向かいます。すると軍人上がりのスタンがリーダー気取りで命令を始め、威圧度が日増しに強くなります。やがてシェルター内では疑心暗鬼が広がり、誰も信じられなくなっていき…という内容の密室スリラーです。迷路スリラーの『CUBE』シリーズとは全く関係ありません。原題は「OMEGA DIARY」
監督:ベンジャミン・クーパー 出演者:ウォーレン・G・ホール(ラスティ)、キャサリン・バーロウ(アンバー)、モンティ・ウォール(スタン)、S・ベントリー(サイ)、マーク・ブルナッソ(ポール)、ミッチ・アダムス(キンケイド)ほか
映画「CUBE IQ/ハザード」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「CUBE IQ/ハザード」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
CUBE IQ/ハザードの予告編 動画
映画「CUBE IQ/ハザード」解説
この解説記事には映画「CUBE IQ/ハザード」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
CUBE IQ/ハザードのネタバレあらすじ:起
ラスティ、スタン、サイ、ポールの4人は休暇を取り、西海岸をめざして車を走らせています。途中に立ち寄ったレストストップで、ラスティは一人の女性を魅かれたように見つめていました。買い物が終わり出発しようとすると、後ろから追突されます。運転手はアンバーという、ラスティが先ほど見とれていた女性でした。
幸い車にキズもなく笑って別れ、イラクで核兵器が発見されたというニュースを聞きながら4人は西海岸のビーチに到着します。彼らは童心に戻って遊びました。そして出発しようとした時、車がビーチの砂にスタックしてしまい、今日はあきらめてここでキャンプすることにします。
そこへ、キンケイドという若者がやってきて「手伝おうか?」と言います。キンケイドも交え、ビールで盛り上がっていたころ、ラスティは遠くでキャンプするアンバーを見つけていました。一人で近づき話しかけます。
アンバーは「離婚以来、男嫌いになった」と言います。それでも色々ラスティが話しかけていると、アンバーが「一緒に泳ごう」と言います。海へ走るアンバーを追いかけていたラスティに、仲間たちが「ラスティ!大変だ!」と大声で呼びかけます。
CUBE IQ/ハザードのネタバレあらすじ:承
ラスティがかけつけると、4人がラジオに聞き入っていました。「イラクがアメリカに向けて核ミサイルを発射し、サンフランシスコ、サクラメントが攻撃され、なおもミサイルは飛んできている。アメリカも攻撃を開始した。」とアナウンサーが必死に話しています。
スタンが「ここから50km地点だ、ここに居たら死ぬぞ」と言います。するとキンケイドが「ここから3kmの場所に祖父の作ったシェルターがある。一緒に行くか?」と言います。キンケイドの車と、スタンの車に分乗しアンバーも連れて6人は走り出します。
しばらく走ると、キンケイドの祖父の家に着き、6人はシェルターに入ります。少しして、シェルターに衝撃が走りました。落ち着いたころ、元軍人のスタンが、ポールに食料管理を、サイに配線修理を命じます。この命令する態度にポールが文句を言うと、スタンは「嫌なら出て行け」と怒鳴ります。
サイが空調の配電盤を修理し、空調が動き出しました。シェルターの奥に倉庫を見つけ、食料と飲料水を確保しました。ポールがチェックすると「9か月分しかない」と言います。スタンが「長く使えるようにしろ」と言うと、ポールが「誰かを殺すのか?」と再び言い争いになります。
CUBE IQ/ハザードのネタバレあらすじ:転
寝静まった深夜、キンケイドがポールに拳銃を渡し、「弾は4発ある。スタンにこのまま命令されていいのか?」とささやきます。ポールは銃を持って考えました。
2日目、ラスティは日記を書いていました。スタンが威圧的になり苦しめられているという内容でした。3日目、キンケイドがラスティに近づき「スタンをのさばらせていいのか?」と反抗させようと誘いますが、ラスティは挑発には乗りませんでした。その夜、キンケイドはサイにスタンの悪口を言って挑発しますが、サイも乗りませんでした。
翌日の深夜、スタンがポールの拳銃を見つけます。そしてポールを問い詰め、拳銃で顔を滅多打ちして片目がつぶれました。怖くなったラスティは倉庫に逃げ込みます。するとアンバーも入って来て、11歳の頃に引き取られた叔父にレイプされたことを告白し、自分の生い立ちを話します。
ラスティはアンバーを愛し始めたと日記に書いていました。キンケイドはスタンに「この中に裏切り者がいる」とささやきます。スタンはラスティを疑い、日記を奪い取ると、自分の態度のことやアンバーへの想いなどを読み上げます。
再び倉庫へ逃げ込んだラスティを追ってアンバーが入って来ました。そして二人は愛し合いました。その後ラスティは、軍人上がりのスタンが職場に馴染めない事で自分が助けたことや、普段は4人は仲がいいことなどをアンバーに話します。
CUBE IQ/ハザードの結末
深夜、空調の配線が誰かに引き抜かれ、怒ったスタンがキンケイドを疑います。その時ポールが拳銃をスタンから奪い、倉庫のバッテリーを破壊し、自殺しました。サイは「バッテリーが壊れたら、空調を直しても48時間しか持たない」と言います。
ラスティとアンバーはここを出ると言って荷物をまとめ始めます。キンケイドも同調します。スタンはサイを説得して留まらせました。そして出て行こうとした3人をスタンとサイが襲い、拘束します。そしてスタンはアンバーをレイプしました。ラスティはサイに話をして考え直させます。
納得したサイがラスティの拘束を解きます。するとラスティがスタンに襲いかかりました。しかし軍人上がりのスタンは強く、逆襲するとラスティに拳銃を向けます。サイが体をはってラスティをかばうと、銃弾はサイに命中して死にました。
弾が切れたことで、ラスティはスタンに飛び掛かり、漏電している配電盤に体を押し付け感電死させました。意識を取り戻したアンバーを抱え、キンケイドと共にラスティはシェルターを出ます。
途中で別れたキンケイドは、車に乗った男に話しかけます。「実験は成功した、女が加わったのは予想外だったが」と言うと、車の男は「オレのラジオ放送も良かっただろう」と言いました。キンケイドが車に乗ると、電話で「実験終了、あとの処理は頼む」と言って電話を切りました。
以上、映画「CUBE IQ/ハザード」のあらすじと結末でした。
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